浦島太郎


チケット発券。端末で席番号見た瞬間はけっこう落ち込んだものだけれど,家に帰って座席表を調べたらいくらか持ち直した。けして良くもないけどそこまで悪くもない。どっちもいちばん上の階なんだが庶民なのでこんなもんでしょう。


仙台のサンプラザのオフィシャルのWEBをみるとかなりきれいな建物&ホールのようなので(写真に騙されていなければ)楽しみになってきた。円形になっていて,1階(フロア)が広く,2階3階の張り出しが少ない。掲載されている写真では遠そうに見えるけど,全部入れても2千人ぐらいなので,めちゃくちゃ広くはない……かも。列がいまいちわからん(問い合わせようと思いつつなかなか電話できず)し前の人の身長にもよるけど,わりと全体見やすそうなあたり。


一方の武道館は或る意味希望通り上手側なんだけどいささか上手過ぎるような……見切れそうで心配です。これが1階だったら,花道が近いんだろうけどなー。まあいい。贅沢は言わぬ。勾配が急なので身長低くても大丈夫そうだし(知らんけど)。スタンドにいるとどうしても一歩も二歩も引いて遠くから眺める感はあるんだけど,地べたやアリーナの後ろの方よりはいい。多分ね。


あとは無事参戦できるように,間違っても風邪など引かぬように万難を排すのみ。


もう何年もその手の催しに出かけておらずその間に世間では「セットリスト」なる便利な用語が流通したようす。この種の,既存の言葉ではカバーしていない概念を表す言葉って,一度定着すると,それまでどう表現していたのかがわからなくなるね。<演奏曲>や<曲目>で充分なような,でもちょっとニュアンス違う。


仙台の夜はきっとかなり暇なので(かなまるに電話しようにもあまりできそうにないから)おそらくぐだぐだとなんらかし書き殴ることになると思うんだけど,そこでセットリストを書くことの是非をかなまるに相談していたところで,例の「コール表」なるものの話題になった。


なんでも,その手の女声声優さんコンサートに集うオーディエンス諸氏には,セットリストに沿ってあらかじめつくられた「コール表」なるじゃすらっくには内緒なプリント(なり冊子なり)が配られ,それをもとに振り付けやら合いの手やらをみっちりたたき込んでから臨むのが流儀なんだそうです。寸分の狂いもなくまるでマスゲームのように揃うんだそうですよ(伝聞系)。どことなく80年代アイドルファンの姿を彷彿とさせるものでもあります。「セトリネタバレつまんね」という文化はそこにはないようです。「歌詞カード」とか「振り付けカード」とか「手拍子カード」とかではなく「コール表」という名前が,名は体を表しているというかなんというか。雰囲気としては外野応援席で応援団がヒッティングマーチの歌詞カード配っているみたいなもん(現物を見たことはありませんが)?


曲目がわからないことを楽しみとするのは,これまたちょっと特殊な事情によるのかもしれんけど,その辺の好みは人それぞれなのかもなあ。個人的には,きっと相当数自分が知らない曲をやることになると思うので,事前に分かっていれば予習できるのにという気持ちは強いけれど,それでも当日の楽しみに取っておきたい気持ちも理解できる(今からわかっていたら予定調和で興ざめかもしれん)。そのかわり終わった後は速やかに曲名を知りたい(が今のところ闇雲にネットに頼るぐらいしか手だてがない)。


知らない曲は知らないで済むけど,聴いたことはあるけど曲名を思い出せないパターンがいちばん気になると思うので。どう数えても185曲(だっけ?)あるんだったら,直前にあがいても無駄。記憶力にも限りはある。ていうかいろいろ無理(主に経済的な事情)。


ところでファミリーマートの店内でKANの「愛は勝つ」が流れていて,すぐに店を出たのでどうしてかかっていたのかはわからないんだけど,あれもかれこれ15年ぐらい? もうちょっとか。懐かしかったけど,そんなに経つのね。


幼い頃の1年に比べて1年経つのが早い。自分の結婚式からもそろそろ1年になろうとしていますが……。