疲れた


二月ですね,いつの間にか。先だっての結婚記念日当日は特に何もなく。初手がこうだったのでこの先も特にないもしない習慣になりそう。その前の三連休にコンサートに行っただけでも充分有り難い話です。結婚記念日とは関係ないイベントだったにせよ。


今夜は寒い。あまりに寒いのでエアコンをつけたら乾燥した(埃いっぱいのフィルタを通過した)生暖かい風が部屋に充満して今度はちょっと気持ち悪い。


町田市立総合体育館まで行ってきたら,予想以上に疲れた。体力がなくなっている。今日は2試合ともストレートで,数年前なら「金返せ」と思うところを,やれ助かった,と思ったんだからどうにもこうにも。


町田。遠かった。気分的に。町田ってなんとなく東京南西部の最果てのイメージがある。小田急の急行で町田の次が神奈川県の相模大野だからかJRが横浜線(新横浜から新幹線を利用するときに使う)だからかわからんがともかく端っこまで来たぞ感がある。何年か前に相模原で試合があったときはその相模大野からさらにバスに揺られて行ったので町田ぐらいでぶつくさ言うのは横着なのだが,いずれにしてもなじみのない電車&駅や初めて下りる駅は緊張する。実際の所用時間で言えば都心方面に出かけるのとそれほどは違わない(うちから1時間強だったので神宮球場と同じかちょい遠い程度)けど,慣れない分ぐったり疲れた。


東京都の西側に住んでいて,横浜線にも何度も乗ったことがあるのに遠いと思うのだから,もっと東から行くとなるとこれは辛いだろうよ。小田急の下りって,行き先に箱根やら江ノ島やらって単語が聞こえてくるから,なんだかすっごく遠出をしている感じがするんよね。そこまで行くわけではなくても。


そんなこんなで,このままでは日曜日はパスしそうなほど気力が減ったので,帰りに翌日のチケットを買ってきた。無駄にしないためには出かけねばならぬ。明日は今日よりも試合開始が1時間早いので午前中に家を出ねばならず,起きられるか心配。億劫だ。それでも終わる時刻はひょっとして今日よりも遅いのではないかと予想。


日曜の帰りが遅いと休んだ感がしなくて,休みのないまますぐ月曜日が始まるような気がして寂しくなる。でも白熱した試合は観ている間は楽しいからだらだらと中途半端な試合をされるよりはいい。ぐだぐだ言ってもめちゃめちゃ遠いわけじゃないんで,8時の大河ドラマには間に合うでしょう。それぐらいならまずまず。


町田市立総合体育館の最寄り駅はJR横浜線の成瀬(町田から1つ横浜寄り)。駅に行くまでは等々力より遠いものの(1駅乗るだけの横浜線が本数少ないし町田の乗り換えもちょっと歩いた。関係ないけど町田と立川って雰囲気が似ていると思った。町田の方が大きいかな),駅に着いてからは徒歩約9分(行きは下り坂なので楽)。体育館と周辺に何にもなくて(1階に売店があったらしいのだが気づいていなかった)飲み物さえ買えなかったのには参りましたが。


試合の方はあまり思い出したく……というか記憶になく……第2試合の豊田合成大分三好は周りにも恵まれて楽しく観戦できた。三好さんは開幕直後(だっけ?)のGAORAの中継では「こらあかんかも」という印象を受けたけれど,今日は悪くはなかった。地力の差はあるんだろうけど(20点以降がね),ぱっと見はちっとも酷くない。マイヨもザルじゃなくなってた気がするし(テレビと実地の違いもあるかもしれず,明日はテレビ中継があるので後で見てみよう),小川さんのスパイクも良い。


明日は対戦相手の現状があまりにもあまりなのでひょっとするとひょっとするかもしれん,と思っている。GAORAで生中継ありますので気が向いた方は是非。ちゅうかね,まあね,ほんとにね……。第2試合の序盤,自分の後ろの席にNの関係者らしきおじさま達が座っていて「この前の等々力の試合で連敗してからおかしくなった」と言ってらした。等々力以後中継もなかったので結果さえろくに把握できていない状態だが,等々力もじゅうぶんおかしかったが今日も相変わらずというか寧ろ拍車がかかっていたかも。セット取れそうな気配さえなかったもの。ヒーローインタビューで栗原は今日はサーブもブロックも良かったと言ってはいたけれど,どうもそれ以上に独り相撲感が満載だった。


素人なので何がどうおかしいのかわからんが,その「何がどうおかしいのかよくわかんない」部分含めて「どうしちゃったの?」としか言いようがない。どうしたら立ち直るのかも(素人だから当然だけど)わからないし,立て直された状態(=あるべき姿)も具体的に思い描けない。何が凄いって,観ていてさっぱり面白くない。どうして自分は天気の良い土曜日に家で優雅にのんびりしていたのをやめてまで,混雑した電車に揺られて1時間以上かけて移動して3500円も払ってここにいるんだろうと自分に対して不愉快になってしまったぐらいに。同じストレートの試合でも完敗でも,三好さんの方が断然面白かった。第2試合でようやく「観に来て良かった」って思ったものさ。おかげで「もうやめる」気分から「応援するチーム変えようかな」気分に変わるぐらいには立ち直れた。


それは,第2試合で後方に現れた親子連れやら同じ列に現れたカップルやらが,とても気持ちの良い観戦ぶりだったからということもあるんだけど。第1試合は周りは静かなものでわたしは独り沈んでいたものだけれど,第2試合で近くに現れた彼らは皆純粋に試合に食いついていて,興味深く楽しんでいる様子に心が洗われた。前回はネガティブな観客に「ああはなるまい」と人の振り見て我が振り直せで,今回はポジティブな観客に「かくやあらん」と初心忘るべからず。


ま,こんなこともあるさ。まだリーグは半分も終わっていない。後半で上向くかもしれないし,他のチームが調子を崩すかもしれないし。シーズン最後までダメならそれはそれで仕方ない。そんな年もあるだろう。本気で入れ替え戦もありそうな雰囲気だけど,いっそ入れ替え戦に行って頭冷やしてきてもいいんじゃないか。


そもそも期待しなければ裏切られないし,期待しようがすまいが結果に影響することもない。勝手に期待して勝手に失望して勝手に恨み言を言うなんて,期待される方にとってはいい迷惑だろう。誰も頼んでないってね。


♪もうどうでもいいらんらんら〜ん。(1995年の曲。こないだたまたま聞いたらそれ以来頭の中で回る回る)


というわけで。客席に数年前に引退した某チームのOB(もりーですが)を見かけてかっこええなあとちら見していたら試合間に外出して駅まで歩く途中に気づけばすぐ目の前を歩いていて,間近で見ると背が高くてうひゃひゃひゃひゃしながら追い越してみたりだとか(帰ったわけではなかったようで第2試合が始まってしばらくしたらまた会場で見かけて二度びっくり),帰りの町田駅で某チーム(とりさん)の監督とあわや接触の接近遭遇をしたのでしばらく行方を目で追ってみたりだとか(スーツ&コートにマフラー姿が超素敵だった),そういうちっちゃい幸せを拾って集めてかえりました。むー。


OBといえば,三好さんの途中交代で出ていた舩越選手が旭化成の舩越元選手とたいへんよく似た顔立ちで,あのふにゃがピンチブロッカーで出るはずはないので本人ではないのは明らかなれどなんだか舩越選手がブロッカーという不思議な絵面を見た気分になった。ふにゃ兄ってちょうどリベロプロパー第一期生みたいなイメージがある。うまく言えないけれど。内定のときから廃部までずーっと1人でやってたし。


旭化成といえば久保前監督もいらしてて,慎治君とちょっと話してた。その1m先ぐらいには高橋弟がいたが,もっとも片方は試合中なので。高橋兄弟の兄弟対決はみられそうでなかなかみられない。


今年の合成はいいなあ。入れ替え戦で上がってきたばかりのころの地味〜な感じとかさあ。三好さんを見ていると,昔の合成を思い出す。良い試合をしながらも勝負所で弱かった合成も今年は7位定位置チームの雰囲気はない。すぐに結果は出なくても投げないで続けていればいつか結実するんだと思う。体も一回りしっかりしている気がするのは見ている方の気分によっていそうだけど。一方で旭化成とか日立国分とかNTT西日本とか……わたしが出戻ってからのほんの数年でもそれぐらいの1部・2部ボーダーのチームが結果を出す前になくなってしまって(富士フイルムはボーダーではないと思うので)いて,とにかくそんなこんなな状況で新加入した三好さんがいかな昨季V1首位とはいえ今回0勝28敗でもまったく不思議はない。V1チームは毎年黒鷲でしか見ないけれど黒鷲の感じやここ数年の入れ替え戦の結果を考えてもそれぐらいの差はあるんじゃないかと思っている(でも最近はぷリーグのレベルもどうよって感じよね……といい出すと懐古婆。単純に考えると昔よりもろもろの技術が上がっているからレベルも上がっているだろう)。でもね。でもね。一試合一試合の結果は,やってみないと分からないからね。


というわけで,明日は三好さんを応援……はできないだろうな。こればかりはそう簡単には変わらない。