読んでいるのはこちら


林檎の木の道 (創元推理文庫)

林檎の木の道 (創元推理文庫)


なんせ頭がぼーっとした状態での衝動買いだったので,もう一冊,鹿男の近くに平積みされていた文庫本も買ってしまったのです。タイトルも本文の出だし数行も解説も読んでから買いました。タイトルが微かに記憶領域に呼びかけてきたので,もしかしたら読んだことがあるかもしれないとは思ったのですが,いかんせん頭が(以下略)なので,買ってしまいました。そして今朝電車で本格的に読み始めて,やはり過去に一度読んだ本であることがほぼ確実となりました。うーん。777円とな。最近の文庫本って高いよね。


一度読んだことにかんしては自信があるけれど,内容にかんしては全く思い出せないのが不幸中の幸い。「創元推理文庫」というレーベルに見合うジャンルの小説だろうけど,大丈夫。とは言っても,図書館で借りて読んだ本を,そうとは知らず買ってしまったのはちょっと悔しい。


思い出せないながらもおぼろげには記憶を刺激してくるので,常に既視感を伴いながら読み進めつつも先の展開は思い出せないというなんだか奇妙な感覚。読み進むにつれて次第に思い出せる速度と量がましているので,この先うっかり抽斗全開(記憶が呼び覚まされてネタバレ)になるんじゃないかと冷や冷やしている。それならそれでもいいけど,いちおう創元推理文庫だからね。