5末は袷です


なもので,もう最初に打診された瞬間に洋服と決めていた。訪問着一式借りて着付けしてもらうよりも投資した上さらにいろんな人にいろいろ借りて(ありがとうございます),しかし蓋を開けてみれば着物人口の多いこと多いこと。ご親戚のご婦人方はほぼ黒留袖,お嬢様方は振袖。主賓夫人は紋付き色無地,新婦友人にも振袖複数名。加えて新婦は豪華打掛。それだけぴしっとした席だったという話で,まあなんというか洋装は今ひとつぱっとしないというか格好がつかないというか難しい。誰もわたしを見に来ているわけじゃないんで失礼な格好でさえなければ良いんだが,周りの着物姿の女性達を見てしみじみ,着物いいなー,みんな似合うよなー,と思った。まして敵(?)は生粋の洋服文化育ちとなれば,受けて立つには着物最強。


その話をあとでかなまるにしたら「洋服で正解だったと思うよ」とは言われたけど。そりゃ,着なかったから言えることだってのはわかってますとも。どこでどうやって手配してどうやって返すのか考えただけでも今回は無理だと思ったし。加えて遠方,加えて気温の読めない微妙な時季(1年のうちでもっとも過ごしやすい時季ではあるんだが)。日に日におちてゆく体力(笑)。1枚しか着ていなくて肩胛骨から上むき出しでもちょうどいいぐらいの天候・気温(7月上旬並て)だったから,着物の人たちは暑かったと思う。からっとしていて湿度は低く,風は涼しかったけど,でもね。でも見ている分には目の保養なので,しっかり目の保養をしてきた。むふふ。いいなあ。