手元にあるあまり便利でないもの


月バレ1月号臨時増刊「V.LEAGUE 2003 チームの顔」第9回Vリーグ16チーム・第5回V1リーグ16チーム全選手名鑑。


この年から昨季までは揃っている。逆にこれより前はチー顔を買っていない。あまり狭い家に書籍を増やしたくないので買わない主義だった。チームと選手の情報は都度買って保存しておかないと後から過去を振り返るには困難を極めるということに気づくまでに3年ほどかかったと。今となっては悔やまれる。今年買っていないのは,なんとなく買いそびれていたのと最近読むところがないともっぱらの評判であるのと開幕戦で会場で公式プログラムを買ったから。でもここまで揃えたからには買わないと後悔するだろうなと思っているうちに近所の書店では見かけなくなった。さてどうしたものか。


毎号巻末に前回大会の結果が掲載されている。2002年の3月に行われた第9回Vリーグ出場決定入替戦が,かの伝説の(嘘)変則入替戦。
Vリーグ10位日立国分×V1リーグ3位東京ガス(国分2勝でV残留)
・V1リーグ1位豊田合成×V1リーグ2位TOYO TIRE(合成の2勝で合成がV昇格)
成績上位チームが2試合ともストレート勝ちしているという点では「入れ替わりま戦」ですけれども。この時点で第8回Vリーグ9位だったNTT西日本(を含む全NTT)の休部は既に決まっていて,1チーム減るからV1の1位×2位の勝者のV昇格としたんだった。そしてこの入替戦があったということは翌シーズンも10チームで行くつもりだったはずだから,国分と富士の休部が決定したのは入替戦の後だったことになる。もう忘れてしまったけれど,黒鷲前後の時期の新聞に移籍選手の情報が載った記憶が微かにある。


それから4年ぶりにVリーグチームがなくなったのが第12回の後,というか,その年の黒鷲旗のあとだったがために,三好EKG大分Vリーグ参加に至ると。


Vリーグ(男子)は第1回〜第4回が8チーム,第5回〜第8回が10チーム,第9回以降再び8チームで現在に至っている。ちなみに第4回の成績が上から新日鐵NEC・松下・サントリー富士フイルム住友金属東レJTで,第5回がNEC東レ・サン・松下・富士・日鉄・JT・NTT東海・合成・化成の順。住金が廃部になって,NTT東海と合成と化成が上がっているが,そのときの入替戦の有無は浅学にして知らず。


ついでにV1リーグになってから第5回までのV1年次成績。[]は対応するVリーグ(左から1位・2位の順)


#1[5](98ー99)日立国分・NTT東北
#2[6](99ー00)NCI・日立国分 →入替戦で国分age/合成sage
#3[7](00-01)豊田合成NTT東日本宮城
#4[8](01ー02)豊田合成・TOYO TIRE
#5[9](02-03)東京ガス東京ヴェルディ


豊田合成がVに上がった2度は2度とも半自動昇格状態だったんですな。そういう意味では,入れ替えで上がったチームはあっても,入替戦で上がってから入替戦で落ちたチームはないってことにはなるのかな。


入替戦なんて遠い世界のことだと思っていた頃もありました。自分の記憶ではV1無敗優勝チームという印象が強い豊田合成Vリーグの決勝トーナメントに進んだ事実に今ひとつ現実感が伴わないのと同様に。