李下に冠を正さず


昨日以上に疲れた。なんかもうなんかもうなんかもう。第3セットの展開でこれは勝てるかもしれないと期待しただけに落ち込みも激しい。先週の日曜日に豊田合成が勝った相手メンバーからさらに山本を抜いてもそれでも勝てないか。こっちはガチメンでっせ。それだけ上位チームとのレベル差があるってことなんだろうなあ。


フルセットの白熱した試合でしたね,を2つ続けて2つとも負け。意味なし。今日勝てばセット率の差で6位に上がれたんですがね,という邪心もあったために余計に落胆。いちおう,現時点で1勝差のJTとまだ直接対決が残っているとはいえ,状況はかなり厳しい。開幕直後から7位定位置で何を今更ではあるが。


今日は神宮球場で改修工事後のこけら落としオープン戦があった。東京体育館と同じ13時試合開始。新政高田スワローズの誘惑を瞬時に振り切って東京体育館に籠もったというのにこの結果。この為体。天気も良いし神宮のほうが気持ち良かったかもね,とやさぐれながら帰ったけれど,どうやらヤクルトも負けたらしい。はぁ。


自分が好んで見るようになると人気がなくなっていく現象については論理的な説明もつくが,自分が応援するようになって暫く経つと弱くなる現象はどうして起こるんだろう。


そして先週の怒りのクリーニング行き3点セットの回収も失敗。日曜日は6時までなのを失念していた。


ということで,試合終了後ルミネエストをざっと流してスプリングコートを購入。その後夕食を食べながら店内にあったnon・no(をこの年齢で見ても参考にはならないだろうがそれはそれとして)の記事を読んで,やはり自分の身長やらを体形やらを考慮するとあのラインは失敗だったと気づく。買ったばかりなんだけど。試着したときにどうももったりしてるとは思ったんだ。ボリュームが下向きに広がるのは良くない。でもいいんだ。ベージュやカーキのトレンチを(無難すぎるので)候補から外したら選択肢は少なくて,それ以上探し回るのは面倒だったし。ちょい予算越えで2万円近いのを買ってしまったので3シーズンは着たい。


ルミネを巡回しているときに見た別のお店の真っ黄色のトレンチ風のが良かったんだけど,店員さんの接客態度が杜撰だったので買わなかった。買うのは財なのでいっときの接客態度で決断するのはナンセンスなんだが,やはり買う気にならない接客というのはある。買ったときのことなんてすぐに忘れるんだけどね。


そんなにひどい扱いを受けたわけではないけれど,こんな暖かい日に真冬物のコートを着た1人客が鏡の前で商品をあててそれなりに長い時間見ているのに一切声を掛けない時点で売る気はなかったんだろう(誰1人手が離せない状態ではなかった)。さらに,こちらから店員に声を掛けて「羽織ってみていいですか?」と言ったとき,着ていたコートこそ預かってくれたが(試着する商品がかかっていたハンガーにかけて他の商品が並ぶポールにそのハンガーをかけた),肩から掛けたままのショルダーバッグの存在を完全に無視して袖を通させようとしたところも気に入らない(もちろん,自分の鞄は自分で床に置くなり預かってもらうよう依頼すべきであり,店員の気のきかなさを咎めるのは筋違いではある)。


それやこれを考え合わせた結果,店としてはわたしに買ってもらいたくないんだろうと判断したので買いませんでした。店も客を選ぶ権利はあるし店員はその権利を行使しただけで何の問題もない。購入を検討した客としては勿論いい気はしません。しませんが,お客様は神様ではないので仕方ない。服装なり年齢なり持ち物なり,あの店の洋服を着るのには相応しくないと判断されたんだろう。


僻みっぽいな,自分。単にたまたまぼーっとした店員がたまたまぼーっと接客しただけなんだろうからあまり嫌味ったらしく書くのもみっともない。そういえば,その前に一度立ち寄ったときには別の店員さんが試着を勧めてくれたような記憶が蘇ってきた。B1フロア中2週ぐらいしたので記憶違いかもしれないけど。すっかり忘れてましたごめんなさい。


それでちょっとばかり気持ちがささくれだったまま件の(似合わないコートを購入した)店に行き,その店は最初に覗いたときにも2度目に行ったときにも鏡の前でうろうろしていたりそれなりにまじまじと見ていたら声を掛けてきたし,荷物置き場もつくってくれたりサイズ違い色違いをすぐに取ってきてくれたりとスマートな対応だったので,ルミネぐるっと2週で疲れていたのもあって買ってしまったと。


店に足を踏み入れてちらとでも洋服を取ろうものならすぐさまざざざーーーっと店員さんに寄ってこられるのはかえって購買意欲が失せるものだし,ルミネ地下のような駅の改札と外との通路に面した冷やかしが多いであろう場所であれば,しばらく様子をみて声を掛けるほうがいいのかもしれない。他のお客さんだってたくさんいるわけで,だから,ちょっと気づかれないぐらいはよくあることで気にしないんだけど,でもねえ。生地が重くて買わなかったけど別の某店舗でも,中に入ってちらちらコート見てたら声かけてくれたよ。ふつうかけるって。補充を優先はしないって。


今日一日がついていない日だったとは思わないが(第1セットを取る場面も見られたし第3セットを逆転で取ったのは盛り上がった)ちょっと続きがある。新宿からの帰りに準特急に乗って明大前で都営線直通の快速に乗り換えた。快速電車の乗り込んだ車両は7人がけのシートが埋まっていて,乗ったドアのすぐ隣の優先座席には空席があった。わたしは乗り換え待ちの間にPHSで某掲示板の記事を読んでいて,そのまま乗ってそのまま優先席に座ってそのまま読み続けていたわけ。


ものの30秒と経たずに1人分の空席をあけて隣に座っていた年輩の男性に注意された。ちょっとそこな女性,だったか,お嬢さん,だったか,言い回しは覚えちゃいないが,要は,目の前のつり革に書かれている注意書きが読めないのかここは優先席だから携帯電話の電源は切れという話。わたしは,これはPHSであって携帯電話ではないと断ったが,その男性は何をふざけた言い逃れをしているんだと居丈高。PHSは構わないと言ってみたが全く聞き入れられず,PHSも携帯電話だ電波が出ているどうしても続けたければあっちへ行ってやれと言われた。


受け答えをするわたくしの物言いもちょっと宜しくなかったですよ。宜しくなかったですが,不毛な押し問答が続いて馬鹿馬鹿しかったので最後は折れた。電源も切った。腹の中で不穏当な発言をぐるぐるさせながら,寝たふりを続けました。俺涙目(本当に)。鞄の中にもう1コ電話入ってるんだけど,もしそっちの電源入ってたらどーすんのとか腹ん中で毒づいてましたが,そりゃおっさんも見えないところまでわざわざどうこう言うことはしないわな。もちろんそちらは電車に乗る前に電源を切ってある。


桜上水を過ぎたあたりで「優先席付近のお客様は携帯電話の電源をお切りいただきますよう」云々の車内放送が入って,隣の男性が勝ち誇った気持ちでいるであろうことを想像すると余計に腹が立った。JRおよび私鉄連合軍に抗議の申し入れをしようかとさえ思った。その男性が先に降りるなら目の前を通ったときに「お調べになってはいかが」と嫌味の一つも言ってやりたかったが(実際には涙目の人間にそんな啖呵が切れるわけがない),自分が先に下車したので,悔しくも逆転(つーか後足の砂掛け)は叶わなかった。


そりゃね,優先席に座って(どこからどう見ても健康そうな若いモンが優先席に座った時点でお気に召さなかったんだろう)それっぽいものを操作しているほうが悪いんだ。急ぎの用があったわけでもない(どうせ2chで実況板のスレ読んでただけですよ,と)。もの申してくる人に対しては釈明ができるからいいけれど,端末の外見では判断できないから,たいていの場合は,周囲の人を不快にさせたり不安にさせたりしているんだろう。


PHSの意味ないじゃんと思っても,そこまで拘るほどのことでもないし。涙目になりながらも反省はしました。釈然としないながらも今後は気をつけようと思います。


李下に冠を正さず,李下に冠を正さず。