書き漏らしていることをいくつか


2次会の開始直前に「誰か白のポケットチーフを持っていないか」と新郎に尋ねられ,我が夫がお貸し申し上げたのはただの白いハンカチーフ。それも化繊だったね,あれは。ごめんなさい。あの場は急場凌ぎの代用品ということで何卒ご容赦いただきたく。他に正しくポケットチーフを所持なさっている殿方もいらしたかもしれませぬのに。情けなや。


披露宴(午餐会)のBGMは生の弦楽四重奏。「FLY ME TO THE MOON」が流れた瞬間に,テーブルの3分の1ぐらいが反応(どんなヲタク席)。そういえば選曲の基準って何だろうという話になったけれど,それ以外の曲は別段どうってことなかったようで。BGMだけに食事中意識が向かないというのはあるにせよ。


昨日の婚約式イベントの記述で,「ヨックナムチャー」を修正してます。ナムチャーがお茶。「お茶」という単語を忘れていた所為。ナム(ナーム)が水でチャーが茶。そのまんま。目上の人たちというのは,新婦ご両親,新郎ご両親,新婦祖母,新郎叔母,あと新婦方のおじさまおばさま??? といった13組。新郎新婦からの返礼品(日本で言うところの内祝的な)バスタオルには,暖かい家庭云々といった意味合いがあるそうです。以上,司会(日本語側)の方の説明。バスタオルは遠目にセントラルチットロムの包装紙だったような。


婚約式における門だとか階段下だとかで繰り広げられていた押し問答は,そういう寸劇というか出来レースというかヤラセだそうで,というのは新郎ご友人のどなたが解説してくださいました。なんとなくだけど,「お嬢さんをください(悪い意味じゃなく)。そのためにこんなにたくさんの貢ぎ物を用意してきました」「どれどれ,なによこんな少ないんじゃここのお嬢さんはわたせないわ」「そう仰らないでくださいな,是非是非,実はそのほかにもこんなものも用意してまして」とか,そういうやりとりに見えた(列の後ろの方だったしタイ語はわからんので超適当です)。バーツ紙幣と円紙幣は本物で,万札と千円札を組み合わせて束にしてたそうですが,ぴっかぴかの千円札(紙でとめてある)なんて,却って見る機会ないと思います。万札ならともかく(?)。金の延べ棒もほんとに金の延べ棒でした。3本ぐらいかな。ちっちゃいけど,金ですからね。あれ,いくらぐらいなんだろ(下世話)。


人伝にきくところによると,所謂プランナーやプロデュース会社に相当するものがなくて,準備が大変だったそうで。テンプレ状のものがあったとしても,異文化コミュニケーションカスタマイズがさぞかし大変でしょう。特に司会進行においては,あれだけ即時通訳ができる語学力って,そうとうだと思う(これはかなまるの感想)。下手に市井の司会者を探すよりも友人知人に頼む方が確実という彼らの交友関係は凄まじい。二次会にいたタイメンバーってきっとみんな英語ぐらいはできるんだろうなあ。ほええ。


語学(外国語の習得)に関しては,自分のプライオリティの問題であり慣れの問題であり,現状あまり気にしていない。「そりゃ,できた方がいいには決まっているよね」ではあるけれど。久しぶりに「英語ぐらいはできてトーゼン」な環境に身を置いて思うところもあったし,帰りの出国時の手荷物検査場で何故か鞄を開けられて今回もまた係官の言っていることが分からず進歩がないと思いもしたけれど。自分用に購入した陶器の刺身醤油用小皿の包み(新聞紙とエアクッションでパッキングされていて外からは品物が分からない)を「これ何?」ってたずねられたのは理解できて,ただし返答は「せらみっく」。そんな返事で包みを開封されなかったのはたぶんタイだから。トロントでの出来事から何も学習していない。でも無事通過したのはたぶんタイだから。ゆるゆる。安全カミソリや眉毛切りばさみの類を預け荷物にしておいてよかった。


余談はさておき。披露宴(午餐会)の式次第。


受付:受付は新郎新婦友人が各1名で担当。名前を告げて名簿のチェック。出席御礼のギフト券と引菓子(プチギフトサイズのタイの伝統的なお菓子)を拝受(お祝いもってってないのに受け取ってしまいましたので,またの機会に)。座るテーブルの番号確認。スケッチブックにお祝いのメッセージ記入。日本で言うところの「記帳」はなし。ウェルカムベア代わりにウェルカム豚の人形がいました。あと,新郎新婦のデート写真をムービーにして流していた。おおむね親向け仕様の写真(というのは2次会に行ってわかった)。


着席:テキトーに飲み物が配られるのでテキトーに飲む。ウェイティングルームがあるわけではないんだけど,ウェルカムドリンク風の位置づけ。


司会が開始宣言。司会はお噂はかねがねの新郎新婦友人カップル(直接面識はない)。日本側の客向けに式次第とタイ披露宴の風習を説明し,そのうち料理が配られて,テキトーに食べ始める。初っぱなが海老の天麩羅とフレッシュフルーツのマヨネーズソース和えという奇想天外な一品だったので,テーブルは一気にうち解けた雰囲気に(個人的にはアリの味)。


テキトーに新郎新婦入場。高砂席ないので新郎新婦前方ステージに起立。90人程度だったので会場もこぢんまりしていて,前方ステージも床位置はフラット。新郎新婦挨拶。新婦祖母祝辞と乾杯,新郎来賓祝辞と乾杯,司会による新郎新婦の略歴披露。


で,あとは順番覚えてないんですが,しばし歓談ののち,司会による新郎新婦吊し上げ(質疑応答),新郎新婦が各テーブル回ってテーブルフォト,新婦友人スピーチ,新郎友人(T氏)スピーチ,新婦弟祝辞(チャイ語),司会がマイク持って向かうテーブルスピーチが新婦父と新郎父。デザートの前ぐらいに,新郎新婦による両親への花贈呈と新郎新婦謝辞。このへんは日本様式を取り入れた模様。そのあとは新郎新婦退場,適当にお開き。


2次会式次第。ペニンシュラから二次会会場へ向かうミニバスが行き先を間違える。まいぺんらいかー。会場到着受付。受付は新郎新婦ご友人各1名。会費制,なんだけど,現金むき出しはおよろしくないということだとかで,赤い(おめでたい)封筒に入れて名前も書いて渡す。ウェルカム豚とメッセージ台帳も引っ越しされていた。会場外のテラス(プールサイド)で,お酒を飲んだりスナックをつまんだりしつつ開始まで歓談,司会からお呼びの声がかかり,司会の挨拶で開始。新郎新婦入場,新郎父の挨拶と乾杯,新婦上司の祝辞,新婦弟の祝辞,新郎友人(K氏)による和楽器演奏,ビンゴゲーム(景品もいんたなしょなる),食べる飲む食べる飲む食べる飲む。店のスタッフにコーヒー頂戴と言ったらコーヒー出てきました。適当。タイ国内,illy率が高い?(前日にサイアムディスカバリーセンター内のハーゲンダッツでコーヒー飲んだときもillyだった)。なんかどっかのタイミングで締めてお開きになったのか,よくわからん。ホテルへ帰るバスのお迎えが来るからってことで,その場を抜けたんで,そのへんも適当。誰もプールには飛び込みませんでした(さすがにね)。風が気持ちよかった。