残っていた個人賞



最高殊勲選手:山本(ぱな)
敢闘賞:篠田(東レ
最優秀新人賞:白澤(ぱな)
ベスト6:山本、フェリペ、越川、山村、篠田、宇佐美
ベストリベロ賞:永野(ぱな)
レシーブ賞:越谷


MVPはフェリペと予想していたが山本。先週は精彩を欠いていたフェリペも今日はサーブ・アタック・レシーブいずれの面でも貢献していたし、なにより今季のパナの成績(レギュラーシーズン2位通過)はフェリペによるところ大と思うんだがなあ。しかし、今日を含め確かに山本もさすがと思わせる部分はあるし(彼にはつい高望みをしてしまうため点は辛くなるが)、日本人(それも日本代表になる可能性の高い)選手にMVPを与えたいという何かの意志が働いているようには思う。それなのに優勝の瞬間から一連の優勝イベントの間フェリペがいちばん喜んでいて、なんていい奴なんだと思った。フェリペにあげたかったよ。


敢闘賞も、今季の東レはしばしば東レアンドローズだったと聞いていたので、シルバを予想したが蓋を開けるとキャプテンの篠田。でもこちらは納得。今日の(も)篠田はなんだか頼もしかったし、なかなかどうしていいキャプテンになったじゃんと思ったのでシノおめでとうの気持ち。


最優秀新人賞は今年はいっそ該当なしでもと思いつつ、ある意味予想通り白澤。頭数だけはそこそこいるパナで1年目でレギュラーを取ってほぼシーズン通して出場したところは評価に値する。しかし存在がもう一つ地味。顔も浅利陽介に似ていて地味。


白澤が悪いというのではなく今年は新人賞資格のある選手が数多く活躍したため、逆に突出した選手がいなかった印象。なので白澤の受賞は優勝チームご祝儀も加わったか。東レの米山は1年通してじゃなかったし、富松は去年取った。金子とか古賀とか三上とかどうでしょうと言いたいんだけどチーム成績が悪いのが良くない。そしてパナの永野は最優秀新人賞ではなくベストリベロ賞。


ベスト6はベストでもなんでもなく4強チームからなのがお約束でそれも堺からは選出なし。後半岩田があげる場面を多くみていたのでセッター宇佐美なのはどうかと思ったが、ほかにいなかったのか何らかの磁場が(略)。ベストリベロ賞もパナが優勝チームでなければ永野にはならなかったような気もする(でも永野はたしかにイイ)。ただ、いつかの年みたいにサイドアタッカー5人でなかった点はまとも。


レシーブ賞の越谷は賞の選考基準は不明であるものの、受賞には納得するし喜ばしい気持ち。ここのポジションはかつては青山さんの定位置だった気がする。そして今季の越谷の復活はたいへん喜ばしいことであった。キョーヘーが抜けてレフトが2枚日本人になったというチーム事情も作用しているのだろうが、彼のプレーはみていて小気味いい。