冬の足音


先週末から急に寒くなった。日中摂氏22度ぐらいまで上がっていたのがほんの数日で15度ぐらいにまで下がったので,着る物の準備も体の準備も追いつかない。


先週あたりから,職場の最寄り駅前にウィンターイルミネーションが登場している。気づいた当初は,まだ11月も初旬(当時)というのにクリスマス気分にはいくら何でも早すぎる,電飾のきらきらを楽しむにはしびれるような寒さ(と吐息の白さ)が足りないと違和感を覚えたものだが,これぐらい寒くなってくると,クリスマスツリーやらトナカイ(を模した電球のオブジェ)やらこそさすがに季節感とミスマッチではあるが,きらきらは悪くないと思える。職場近くの公孫樹もハナミズキも,週末の休みをはさんで急に紅葉が進んでいた。


日暮れも早くなった。オフィスの西に大きなマンションが建った上に北向きの窓の前に棚を据え付けてしまったので,例年になく早い時間から薄暗くなる。体感としては5時過ぎには暗い。これからちょっぴり憂鬱な季節がやってくる。冬は嫌いじゃないけれど,早い時間から外が暗くなると,いつまでも残業してる気分になるというかなんというか。しかも帰り道は駅前で家族連れやらアベックやらがきゃっきゃうふふとカメラを片手にはしゃいでいるのだ。