3日目


日付が変わる前から寝入っていたにもかかわらず,最初に目が覚めた時点でたしか13時をゆうに回っていた。「これで朝から宝塚に行こうとしてたんだよね」とかなまるが言うので「だから迷っていたんじゃないか」と返す。外は雨でどんよりと気分も暗く,寒さと疲れとでしばらく起き上がれない。14時頃からようやく起動,おなかがすいてきたのでハイチュウを支給される。


出発の準備が整ったところで,下宿の大家さんを訪問。すごくおいしいお抹茶を二服も頂戴してしまった。小一時間ほどおしゃべり(話題は南禅寺近辺の旧細川邸の思い出,とか,いろいろ)。その後荷物を持って外に出て,農学部北門すぐのひらがな館でおそーーーーーい朝ご飯にありついたのが16時半。懐かしい雰囲気(ただし学生時代は今出川が棲息の北限だったので,行ってたとしてもたぶん2度か3度ぐらい)。メンチカツおいしかった。女性はごはんおかわり自由・男性のおかわりは有料という合理的なのかどうかよくわからないシステム(ただし,女性は初期設定が少量)に感心しつつ,メンチカツ+マヨネーズ+辛子醤油というコンボに初期設定のご飯では足りず,おかわりをする。あの界隈はごはんを食べるところがたくさんあって羨ましい。どうも今の生活圏は,職場の近所も家の近所もごはんに困る。定食屋さんってものがないものなあ。


冬の雨降りの日暮れは早く,ごはんを食べてもなかなか寂しい気持ちが晴れなかった。拾いたいと思っているときに限ってやってこないタクシーをどうにか捕まえて地下鉄今出川まで出て,地下鉄烏丸線で京都駅。3連休の最終日なのでもっと混雑しているかと思っていたけれど,地下鉄の駅はそれほどでもなかった(去年も一昨年も凄まじい人出だった記憶。みんな何時頃に帰ってるんだろう)。


それでもJRの烏丸中央口(?)方面に近づくにつれて人の量が増え,混雑極まりない伊勢丹の地下をかいくぐってお弁当とお土産を買って,18時43分ののぞみで帰京。あじゃりもちが売り切れだったのでお土産は蕎麦ぼうるでした。いつのまにあじゃりもちがあんなにメジャになっていたのか。