天皇杯ファイナルラウンド1日目


各セットの得点までは公式(pdf)に上がっている。


「突然バレーボールサイト化」でも自分は一向に構わないのだが,ここに書いてもあまり必要とされる向き(があると仮定して)に読んでもらえないのが,無駄なことしてるかも,とは思う。日々のよしなしごとの中にはテキストエディタに書いてローカルに保存しておくだけのものもあるんだけど,後々の検索などを考えるとここに書いておくのが便利という,個人的な事情。言い訳は以上。


以下,目視確認のみなので,スタメンの並びは適当,メンバーチェンジも,たまに気づいたレベル。内容も適当。

A3パナソニック3-0東海大学(26-24,25-21,25-18)

パナソニック:16大竹,3フェリペ,13枩田,5山本,8川村,6白澤,L17永野<リザーブ:2宇佐美,4今井,11久保,12森田,18谷村>(途中出場:2S途中:13→12森田,8→18谷村,16→2宇佐美,3S途中5→4今井。ピンサでいろいろ11久保)
東海大学:15深津旭弘,33塩田,3福田,1清水,32安永,22八子,L38大矢<リザーブ:25清野,28片桐,26深津,13近,2塚崎>(途中出場:2S途中#26深津貴之)


パナはベンチ入り全員出場。


東海は福田のスパイクを頻繁に見かけた。かなり良い感じだった。その代わり対角の八子はやや空気気味。


1・2セットはなかなか競った展開。特に東海にブロックが良く出ていて,塩田やら福田やらが山本を止めると場内が盛り上がる。しかし,東海もセットを取るには至らず。3セット目はスコア以上にパナペースで進み,あっさり風味。2セット目は11-11からフェリペのサービスエース&清水のスパイクアウトで差が付いた印象。

B3サントリー3-0日本体育大学(25ー17,25ー19,25ー16)

サントリー:6栗原,18杉山,1山村,8レオナルド,9桑田,2鈴木,L11津曲<リザーブ:3坂本,4吉田,5上田,12木原,13村上>(2S途中8→5上田,3S途中1→3坂本,6→4吉田,9→13村上。木原も出たかも)
日体大:24梅野,20安野,8末松,17袴谷,9三田,1米山,L19名内<リザーブ:2斎藤,16坂本,22井口,25小林,あとわからん>(所々1→22井口)


日体大が,先の全日本インカレとはがらっと変えて,ほぼ新チーム体制。日高ベンチアウト(峯村もかな,未確認),米山も井口と半々ぐらいの出場だった。かわりに出ていた20安野と22井口が……ちっちゃい,細い,子どもみたい(未成年だから間違ってない)。梅野はちっちゃいけど不貞不貞しいから(違)。


「最後の戦い」ではなく「最初の戦い」にしたんだな,と,思った。これからチームを作っていくのに,最初がサントリー相手というのも悪くないだろうし。そのサントリーは,この手のトーナメント大会ではよく力を抜いてくるチームだけれど,今回は1.2軍ぐらいの編成でスタート。ただ日体大がそんな布陣だったせいか,試合前の妄想以上に一方的な試合運びとなり,3セット目にはほぼ控えメンバー仕様に。


日体大は動きもあまり良くなくて,3打目をスパイクにもっていくことに苦労していた様子。体格差(高さの差)も大きく,互角の戦いとかそんなもんあるはずもなく,きゅきゅっと捻るような。個人的には,高松の姿が全く見えなかったのがものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーく残念だったが,全日本インカレの決勝戦で足首をねんざしていたことを思い出して,そのへんの事情だろうかと思ったり。


日体大に限らず,大学生は(例外はあるものの)1年と4年の体格差が目立つ。体幹が弱そうというか厚みがないというかなんというか。男子競技者にとっては,ちょうど大学時代にあたる年頃はまだ成長期のただ中なのかもしれず,この期間のフィジカル強化(をどのように行うか)の重要性を考えさせられるものであった。

C3ジェイテクト1-3東レ(25-23,19-25,17-25,23-25)

ジェイテクト:4野沢,7小松,2金丸,9石田,19黒木,10松原,L12興梠
東レ:9阿部,3柴田,17篠田,12ボヨビッチ,16角田,1富松,L15勝野(2S途中3→5米山)


小松ってヴェルディにいた小松?


目の前のコートだったもののほとんど見ていない。第1セットをジェイテクトが取ったところから始まり,第2・第3セットも途中はわりとシーソーゲーム。第4セット,ジェイテクトが20ー24の土壇場で23-24まで追いついてあと少しでデュースにもつれ込むところだったんだけど,最後は東レが振り切った。ぞくぞく。周辺の反応によると,どうやら富松のサーブが良かったっぽい。しかしながら東レファン的にはすっきりしない試合運びだったようで,周辺の東レファンの方々は応援に熱が入っていた。


同時間帯に米山兄弟が隣り合ったコートで試合している様子を見ていると兄の方がだいぶん小柄に映ったが,今大会公式プログラムの名簿によれば,身長は兄が1cm高い。周囲との兼ね合いによる相対的なものなのだろうか。というか米山達也って183cmしかないのか。もっと大きいと思っていた。日高もセンターにしてはちっさいし。それがチームの中ではそうも見えないことからも,最近の若い世代が平均的に小さくなってる気はする。サントリーのガタイの良い人たちの中に混じるとどうなるんだろう。はらはら。

A4近畿大学2-3大分三好(19ー25,25ー13,16-25,25ー22,9-15)

近畿大学:19筆脇,22楊,8松田,18本多,17小山,11毛利,L21迫谷
大分三好:22増成,3森岡,4神田,10オンソム,2徳丸,1小川(途中出場1→11舩越),L12興梠


団体競技に於いては,チームに1人だけ上手い選手がいてもそれだけで試合に勝てるということはまずない。しかし,競った展開になりそうなときに,チームに1人ずば抜けた破壊力を持った選手がいると,その試合を制することができる。


元祖腕まくりの神田聖馬のパワープレーにただただ圧倒されるしかなかった終盤の三好さんでした。つぅか。第5セット三好リードの11-9から神田にサーブが回り,そこからサービスエースを含む4点連取であっさり幕。


得点経過だけ見ると,1ー3セットは,いずれも序盤にリードしたチームが取っている(2セット目の最初近大が5ー0で走ってたり)。第4セットはずっと三好がリードしていて,近大は17-19で2度目のチャージドタイムアウトを取ったあとから一気に追い上げ。21-20のところで逆転して25ー22で第4セットを取った。


この第4セット終盤の追い上げにより,かなり第5セットへの機運が高まったものだけれど,第5セットは初っぱなの神田のサーブで三好が5-1とちゃっちゃとリードを広げて一気に流れをつくる。それでも近大はコートチェンジまでに6-8まで追い上げたものの,最後は前述の通りで,終わってみれば神田劇場。


近大さんは背番号を遠くから見ただけなので,センターの2人以外は誰がどのポジションなのかもわかりませんですが,たぶん近くで見ていたら面白かったと思います。

B4順天堂大学1-3JT(25ー21,27ー29,23ー25,19ー25)

順大:15今村,14間瀬,16土屋,1小野澤,25渡辺,28伊藤,L24樋渡<リザーブ:4馬,5馬場,7黒田,23山田,29高橋>(途中1→29高橋)
JT:11前田,13國近,7尾上,10直弘,9加藤,14田村,L12後藤<リザーブ:6徳元,8中山,17内冨,18石橋,19井上>(1S途中13→6徳元,10→17内冨)


各セットとも競った展開で面白い試合になった。序盤のJTは矢鱈とばたばたしていた。それもあって序盤は順大のブロックが良く出ていたかな。最初のTTOは8ー4で順大。全体的にはJTがちょっぴりリードしている時間が多い雰囲気で試合が進みつつも,追いついたり追いつかれたり逆転したり再逆転したり。第3セットは順大が22-21までリードしていたけれど最後は逆転でJT


しかし第4セット1stTTO後あたりから順大がだんだん1本で決まらなくなってきて,JTがサーブで崩しつつじわじわっと突き放した。最後は順大渡辺のサーブミス。


國近とか田村とかが出ていてちょっぴり不思議な気持ちがするJT。順大は渡辺俊介(ちびっこ)の露出が高かったもとい打数が多かった気がする(良い意味で)。


ちびっこといえば,土屋がセッターの今村より小柄なのが微妙にツボ。この2人は並び順が隣同士だし番号も近いので何かと紛らわしく,今年の黒鷲ではしばしば2人のポジションを取り違えて頭の中をはてなマークが飛び交っていた。


あと,ちびっこくない伊藤は今日もサービスエースを何本か取っていた。彼には今後つつがなくすくすくと育っていただき,是非タフな大型サイドアタッカーになってもらいたい(という期待を抱かせる選手なんだよなあ)。


個人的には間瀬の佇まいも好きだったりします。先に試合が終わったNECの青木コーチ(順大OB)が,隣のコートの行方を少し気にかけているように見えましたが果たして真相や。間瀬ってちょっとだけ,若かりし頃の青木っぽいところがある。


どんだけ順大好きなんだ,みたいな感じになってしまった。ともあれ,ちゃんとは見てない(3コート同時進行だとどうしても落ち着いて見られない)こともあって具体的にどこがどうとは言えないんだけど,今日見た中では一番面白い試合だったような気がする。

C4NEC3-0星城高等学校(25ー16,25ー21,25ー18)

NEC:6高橋,9三上,5鈴木,14柴小屋,12奥谷,7菊地,L8濱島<リザーブ:1金子,3前田,10大角,17石倉,18中西>(2S最初から7→10大角,3S最初から6→18中西,12→17石倉)
星城高:1深津,6渡邉,3藤野,4越智,7田中,2杉浦,L12鈴木康平<リザーブ:5石川,8内藤,9中野,16濱田,17三浦>


新体制のNECを初めて見ましたが。ベテラン一気に抜けて松本も抜けて,その上で今のレギュラーと控えとの差はかなり大きいと感じざるを得ない。選手層薄いなあ。今日の三上は(主にレシーブ面で)いまいちの三上。


NECに限った話ではないけれど,男子バレーボール業界に於ける78年組と84年組は出色。とはいえ,金子・三上・古賀にさくっと追い越されたその辺の世代の連中はやはりそれなりなのかそれでいいのかもごもご。

C4続き。25点までの長い道のり


NECは柴小屋が良かったのと,終盤は(柴小屋がへたってくるのと入れ違いに)三上が(主に攻撃面で)浮上したのと,あとは鈴木健太が意外と(失礼な)がんばった。しかしながら鈴木健太が(!)前衛に上がり際に声かけてる姿をみて,コート内に声を出していくタイプの選手が1人もいない顔ぶれだと技術云々以外の部分で雰囲気がくらーい感じになってじり貧の展開になるんだなあと感じたものです。


第1セットは星城高の動きが悪く,完全にNECペース。星城のスパイクの威力が弱いためか,ブロックのワンタッチが効果的に勢いを殺し,確実に切り替えして取っていた。しかし,第2セットから星城の足が動き始め,一方のNECは一向に安定しないレセプションやらしょーもないスパイクミスやらなかなか合わないコンビやらで自滅傾向。星城がリードする展開に。どうも,社会人チームのセオリーとは異なる高校生のサーブを受けるのが難しかったようで(やや皮肉)。星城は,そりゃあ体格も違うから力強さでは劣っているんだけど,動いてカバーして,Nの決まらないスパイクをちゃんと自分たちの攻撃に持って行けてた。特に第3セットは2ndTTOまでずっと星城リードだったうえにNEC側に凡ミスが目立ったので,もしこれで1セットでも落としたら幾らNECが控え主体で相手はインハイ優勝校だからって洒落になるまいとどっと疲れが出たぐらい。


それぐらい,ぱっと見は良い勝負だったようにも見えるんだけど,だけど,3セット目の2ndTTOを過ぎて,それまでレセプションのへぼさでしか目立ってなかった三上がようやく仕事をし始め,一気に形勢をひっくり返してセットを奪い,結果的には3−0でNECのストレート勝ち。各セットの点差もそれほど開いていないけど,でも,たぶん,点差がどうであれ,星城がセットを取るってのは,ほんとに難しいんだろうと思った。常々リーグ中に上位のチーム相手にたとえ良い試合をしてて勝てそうに見えるときでも20点目付近からすぱっとやられてオシマイを経験しているので,そういうものなんだと思う。星城に点差をつけられていてもNECにそれほど切羽詰まった感とか気合い入れよう感とかがなかったのは,試合は落とさないだろうという余裕なのかしらねとか(単に呆然としていただけとかやる気がなかったとかは思いたくないので)。もっとも,翌日に向けてあまり気持ちの良い勝ち方とは思えないんだけれども。


出番の無かった金子と前田がモップをかけていました。


あと,ほんとにしょうもないことですが,2セット目のどこかで,ラリー中の2段トスが,高橋慎治しか打てる人がいない中途半端なコートのど真ん中に上がり(あげたの奥谷だったかな),なので高橋が思いっきりその場ジャンプしてスパイクしたのですが。状況的には比較的チャンスボールだった(ブロック1枚はついてたかな)にもかかわらずコース狙いを打ち損じたのかどうしようもなくとっても明後日の方向に飛んでいってしまい,本人頭を抱えて小さくなってました。申し訳ないんだけどかわいかった。


得点経過(NEC−星城高)
1S;1stTTO8ー4,2ndTTO16-12,CTO19-13
2S;1stTTO4ー8,CTO11-12,2ndTTO16-14,CTO20-17
3S;N_CTO1-5,1stTTO7ー8,2ndTTO14-16,星城CTO17ー17,星城CTO19-17