体が二つあったなら
今年のレギュラーシーズン最終戦(ポストシーズンがあるからわざわざ「レギュラーシーズン」と書いてみるこの面はゆさ),城石と花田の引退試合。
ここ数年,シーズン最終戦は毎年のように神宮球場に足を運んでいた。平日でも,昨年や一昨年のように公式戦1〜2試合しか観に行かなかったシーズンでも。
雨天中止が多いのが幸いして,公式戦最後はまず本拠地でできる。その年の成績が良くても悪くても,最後の日はスタッフと選手が一列にずらっと並んで挨拶があって,1年間お疲れ様&ありがとうをして,長くて退屈なシーズンオフを迎える。そして,毎年惜しまれながら引退していく選手達のセレモニー。
最終戦は特別だ。
体が二つあったなら。
今年は行けなかった。この三連休あたりが最終戦になる可能性が高いと分かってはいたけれど,日程が確定していなかったのだから仕方ない。今日はFISH TANKER'S ONLY。ファンクラブ限定ライブは横浜も大阪も行けないから,こちらも外したくなかった。
引退試合はふつう一生に一度だし,ライブはこの先もきっとある。悩んだけれど,さすがにチケット代がもったいなすぎる。それに奇跡の300番台(のおしまいのほう)。
Zepp Tokyo は,うまく言えないけど,楽しかったのは間違いないんだけど,それだけじゃなくて,あまりにかっこいいしとにかくかっこよすぎるし,ほんの数メートル向こうのステージの上に生身のメンバーが生で演奏しててそれを場内を埋め尽くしたファンが楽しんでいて,同じ場と時間を共有してつくりだしていることに感動して,口をぽかーんと開けたまま棒立ちになっていた。最後の方は涙腺がおかしくなりそうだった。
別段,何か特別な出来事があったわけじゃないごくふつうのライブで,わたしもごくごく平和で平凡な日々を送っているのだけれど。
体が二つ欲しかったなんて贅沢な悩みだ。いろいろ幸せだし楽しい。
明日から頑張ろう(早めに起きなきゃ)。