いろいろありすぎるので箇条書き


友人に不義理をはたらきながら,隣県で行われた天皇杯関東ブロックラウンド(男子)に行ってきた。往復で軽く1万円と,過去に例を見ない大盤振る舞い。もっとも,行きに関してはあと30分早く家を出れば甲府駅からちょうど良いバスがあったので,自分の事前リサーチと当日朝の根性不足ではある。


  • 実に,春の大学リーグ戦最終週以来の観戦だった。
  • 今秋のリーグ戦はばたばたして情報さえも得られていなかったので,目当ての選手がぽこぽこいなくなっていた。
  • これが半年の歳月なのか。
  • プログラム(パンフレット?)に名前さえ載っていなかったのが,かなり気になる。怪我?
  • 日体大の1番とか中央大の1番とか。中大のきゃぷつんは試合後に見かけたが。
  • 名前があって姿が見えない学生諸氏は,代表にでも行ってるのかしら。東海の安永とか順大の伊藤とか。
  • B4(警視庁−日体大)目当てにサブアリーナを覗いてみたが,そんなわけなので1セットだけ見て,あとはメインアリーナ。
  • サブはコートが近いしフロアからも見られるので迫力があって良かった。狭いけど。
  • 警視庁の応援が熱かった。もしかして,昔のドラマとか漫画とか小説とかで,悪い人が警察のことを「マッポ」と呼んでいるのは,警視庁の略がMPOだから? ずっと「おまわりさん」の「ま」からだと思っていた。
  • 八子さんはどこにいてもすぐに目に入る。わたしが到着したまさにそのとき,体育館の外でにこやかにキャッチボール(?)に興じていた。まだ歩き方が不自然。
  • 東海はやっぱり強い。選手層が厚い。小澤も清野も深津次男も,出たら出た分だけ面白いようにがすがす打って決めていた。
  • 深津長男も矢鱈と打っていた。
  • 星野はあと3年待ってやるからもうちょいがんばれ。
  • 実は法政ってまともに見たのが初めてで,1年生がけっこう出ていた。とりわけ19番の子がなかなか。順大戦はなかなか厳しい戦いぶりのように見えた,かな。2-1だったっけ。
  • 順大は渡辺のトスが春に比べてだいぶ安定してた気がした。セッターでもいけるんじゃないかでもあのスパイクは惜しい。
  • コート内に渡辺・竹浪・高橋(慶)がごちゃごちゃっといるとどこからトスが上がるかわからない面白さは健在。
  • だけど途中で入る今村の功績も大きいと思う。順大の今の4年生たち,素敵すぎる。いやほんとに。前の試合が終わるのを待ちつつまったりしてるところに漂うほんわかムードは何だ。
  • フルセット×2試合になった中大はしんどいなあ。来週が。
  • しかし関東ブロック4代表全部が大学勢ってのも(元社会人畑として)なんとなく悔しいので,富士通が食い込んだことを喜ばしく思ったのも確か。中大−富士通は見応えのある試合だった。
  • 明石,跳ぶ。すげー跳ぶ。
  • 開場につく前に新日鐵君津が東京トヨペットに勝っていたようだが,中大−東洋高校も,第1セットの様子を見ると東洋高校が勝つかもしれないと思った。高いブロックに軟打して確実にリバウンド(?)を拾っていくスタイルがなかなか巧み。ちょうど第2セットの間サブアリーナを観に抜けたので第2セットの展開は不明だけど,戻ったら第2セットのデュースの真っ最中だった。マッチポイント,取ったんだけどね。第3セットは,さすがに地力の差が出て中盤からはあっさりだったけど。
  • ウワサの宇大の10番はもうちょいちゃんと観てみたかった。隣のコートが気になってね。
  • つくばユナイテッドサンガイアの棄権により,1試合目が不戦勝,いきなり決勝の1試合だけを戦うことになったCivaulaClubは相手が悪すぎた。第2セットは25-8という,滅多にお目にかかれないスコアになってしまった。
  • パンフレットの登録選手が勢いを増していて,キャプテン浦野剛を筆頭に自分が知ってる名前だけでどこのシルロケ状態*1だったので,人によってはもっとどこのほにゃららにしか見えないだろう。知ってる姿は見えなかったんで,個人的にはOB感は無かったけど。
  • 芝浦のそれはチームの存亡にかかわらないある種の既定路線だから別として,あの日からこっち,あらゆる情報をシャットしていて,当然現役選手の移籍情報からも逃げまくっている(今でも知らない。知らないことにしているだけの例もあるが,一応知らない)。
  • 天皇杯はそれほど危険がないだろうと思って出かけたわけで。
  • なので,何気なくオペラグラスでヴェルディの控え選手を覗いたとたんにどこかで見たことのある気がしないでもない顔があって度肝を抜かれた。
  • そうかヴェルディに入ったのか,でも控えなんだー,とコートに目をやると,スタメンは大怪我から無事復帰できたらしい奥田の姿。
  • 中西はそれでいいのか。いつから合流しているのかしらんけども。
  • 奥田・渡邊・飯塚・濱口(コーチ兼任)とか,それがガチメンで1日に2試合戦うような体制でいいのか。良くないだろう。
  • 1試合目は,ベテランの巧さが1枚上かな,とか思ってたんだけども,
  • 2試合目になって,あのおじさんたちに1日2試合はスタミナがもたないだろうと思ったら案の定だった。ゆうじが明らかに動かなくなってた。
  • そしてヴェルディが2試合目に青いユニフォームで出てきたときにはそこはかとない違和感で唖然とした。
  • 新ユニフォームが発表されていたことをその時は知らなかったし,背後の事情には結びつけて考えられなかったので,違和感の正体は,単にとかとかが正しく読みづらいアレだと思う。
  • 逆に言うとそれ以上のことではないと思うんだ。気にしなければ。
  • 他に理由を挙げるとすれば,飯塚も濱口ももともと緑だったから……関係ないか。
  • 後になって事情を知ってみると,近鉄オリックス的な気持ち悪さをそこはかとなく感じちゃうのは否定しないが。会社カラーが青なわけでもないし意味不明だよね。
  • 東京緑
  • あのころの諸々の発表で,ヴェルディがある程度受け皿になるかもしれない可能性は考えていたので,中西の他にも誰かNっぽい名前があるかしらとおそるおそるパンフレットを覗いてみたが,今回の出場選手で登録されているのは菊地だけだった。彼の名前を見つけて胸がときめいたが姿はなく。
  • ただし,芝浦の方々も年の若い(と言っていいのか)OBは名簿に名前があるだけで誰一人いなかったっぽいので,なんか理由があったのか。じゃあなんで中西はいるんだっていう。
  • 色々謎だ。深く追究しない。
  • いずれにせよ,好きなことを,それだけやっててお給金がもらえてご飯が食べられるというのは,そうなかなかあることじゃないから,それだけでおまんまを食べることはできなくなても,手弁当でも,好きなことを続けていられるなら,それはそれでいいのかな,って思った。
  • 一介の観客の立場としては,興行要素の少ない場に行かれると寂しく思ってしまうのはどうしようもないことだが。
  • バレーが仕事みたいなものの専従大学生は別として,みんな,日曜日に,せっかくの休みに,下手したら1試合だけのために,朝早くからはるばるあんな遠くまで集まって,試合して,また帰って翌日からは仕事。特にクラブチームのみなさま。
  • 好きだからできるんだろうな,と,
  • ちょっと初心に返ってみようと思って無理して行った旅だった。
  • その効果はあったと思う。
  • でも,自分が観たいのはこれなのか,という自問自答。果たして。
  • やっぱり,速くて強くて高いのがいい。どうせなら。
  • で,関東ブロック代表は,東海大学順天堂大学富士通,国際武道大(日体大−武大で,どうやら武大が勝ったっぽい)の4チーム。
  • 3セットマッチを1日で26試合(うち1試合は棄権)。ダブルヘッダの大変な目をしてブロックラウンド代表になって,まだこの先セミファイナルがあると考えると,プレミアはいきなりファイナルからって狡い。
  • とかなんとか。大学リーグをちょっと囓ってみると東海とかめちゃめちゃ強いから,黒鷲にしろ天皇杯(ファイナル)にしろ,よほどの上位チーム以外になら勝てるんじゃない? なんて思って臨むのだが,結果的には赤子の手を捻るようにやられちゃうので,贔屓目良くない。やっぱりレベル違う。(ガタイが違う)。
  • でもオープンの大会は楽しい。いろいろ,ここじゃないと観られない(見づらい)カード目白押し。とくに関東ブロックはチーム数も多く枠に対して強豪がひしめいていることもあって,天皇杯分離独立以前の黒鷲旗の良さがあった。しかもこの1日だけに凝縮。めちゃめちゃおいしい。
  • もうちょっと盛り上げ方考えたら絶対盛り上がると思う。3年目の今年も変わらず,「観るだけ」人間にとってはなんとも歯がゆい素っ気なさ。見せるものとして盛り上げる段階ではないのかもしれんが,もう少しでいいからなんとかならんか公式サイト。
  • 入場料無料の上にトーナメント表のチラシぐらい置いてあるかもと期待した自分は意地汚い。中途半端な入場料を取るぐらいなら,チケットを売る仕組みに必要なコストの方が高いんだろうとは思うのだが……しかし。
  • 県代表とかブロック代表って賞金出るんだっけ?
  • 優勝賞金で1000万円(Vリーグ優勝賞金と同額なんだこれがまた)もの大金をちらつかせるのもいいけど,Vプレミアの上位チーム以外は実質可能性ゼロに近いんだから,小さなご褒美が細かく設定されてる方が絶対やる気出ると思うけどなあ。
  • だって,みんなそれぞれのカテゴリの既存の大事な大会の合間をぬって参加してるわけで。
  • 帰りの甲府駅ホームで,関東代表になった某チャレンジチームの選手たちと接近遭遇。同じあずさに乗ったっぽい。今春の入れ替え戦もといチャレンジマッチでレフトハンドのセッターにめろめろになったので心が躍る。笑顔がキュート。

*1:9番脇戸10番青木11番浦野16番鎌田