全カレの真っ最中ですが『V.LEAGUE 2009/10 [チームの顔]』を買いました


12月ですね。1年あっという間。


ということで,今年もうっかり買ってしまった「チー顔」。今年の巻頭インタビューは人数も多く,文字量も多く,選手によって語っているポイントもさまざまで,読み応えがありました。金子のインタビューには軽くみぞおちを鷲づかみされました。泣けた。


毎年きっと凄まじいスケジュールで編集しているであろうチー顔だけにびっくりするようなミスが多いのも最早お約束ですが,わたしはそういうのを見つける能力はあまり高くないので,巻頭インタビューの福澤の写真にスペックが載っていなかったのと,JTの予想スタメンで名前が宮下なのに写真は町野になってることにしか今のところ気づいていません。


今日のお昼にサイゼリアのキッズメニューの間違い探し(見開きの左右で同じイラストが描いてあり,10箇所が異なるというもの。答えは載っていない)を4人でしていたときも,ほかの3人がどんどん間違いを見つけていく中で,自力では1個しか見つけられず,たいへん辛い気持ち。もう何年も何年も前のことになるけど,会社の飲み会かお食事会か何かの折にたまたま校正の能力の話題になり,そのときある人が言った「校正は(ある程度は練習や努力で鍛えられるけれど),センスもあるから」というセリフが忘れられません。ふぅ。


閑話休題


人選やらトピックやら,具体的な細かい部分については不満もある。


たとえば,巻頭インタビューでFC東京が前田だけなのが物足りない。前田は前田で載せて欲しいけど,せっかくVリーグ史上でも珍しい自力昇格だったんだから阿部とか伊東とか山内とかの入れ替え戦を勝ち上がったFC東京を代表する選手のコメントが欲しかった。


あと,チームの戦略や戦術,個々人の技能方面への言及が(相変わらず)少ない。各チームは手の内を見せたくないだろうし始まってみないと分からないのが実際だけど,結果がちがってもいいからそれっぽいコンテンツがほしいところ。カラーページをぱっと見たときに,チームの特徴が見えるともっといいと思うの(前年度の技術点チャートは前年度記録のページの中なので)。選手が選ぶ○○のうまい選手ネタ好きだったんだけど。


今回面白かったのは移籍マップ。とくに昨季→今季は男女ともに移籍が多かった。プレミアだけでなくチャレンジも込みで載ってて有り難い。


そして,毎年恒例の(名鑑部分を除けばほぼメインコンテンツかもしれない)プライベートや為人を取り上げる内容も,そればっかりだとどうかとは思うけれど,なんだかんだでチー顔ぐらいでしか見られないので楽しい。山本と宇佐美のしらじらしい標準語対談とか。このへんは,ちかごろはブログやってる選手も増えたし公式サイトが充実しているチームもあるので,以前より商業出版物依存度が下がってきたし身近に感じられる機会も増えたとはいえ,まだ編集が入ってる方が面白いと思う(気がする)。


名鑑はVリーグオフィシャルからも出るけど,オフィシャルの名鑑はたいていスーツ写真でチー顔はユニフォーム姿なので,初心者(?)には名鑑としてもチー顔のほうがチームカラーを覚えやすいかなという感じもある。が,オフィシャルはオフィシャルで男女別で薄くてコンパクトで左綴じで見やすく持ち運びに便利なので,両方買ってしまう年もしばしば。


ということで,日本文化出版さんから880円で出ています。テレビ観戦や会場観戦のお供に是非一冊。



まだ半分も読んでないので,これから続きを読みます。が,ここまでで一番の衝撃は,パナの渉外担当さんです。なぜか気になって目を離せない(元)選手っていますよね,というか。いったい何がどーなってるの?