第22回アジア太平洋カップ福岡国際男子バレーボール大会
もそもそ追記中(予定は未定)。
(追記)大会前には公式サイトに各チームの登録選手が載っていたように記憶しているのですが,今見に行ったらありません。試合結果も見つけられません。たしかサイトだとカタカナ表記も載っていた(と思っていた)のでそれを見て書こうと思っていたのですが,しかたないので会場でもらった名簿そのまま書きます。ただし,タイの選手は姓(大文字で書いてあるからたぶん姓)だけにさせてくださいすみません。長いの。
日本以外は若いのにって言ってたけど,改めて名簿を見たら,タイは over 20 の選手もたくさんいました。位置づけとしてはナショナルチームが来ているのですものね。
大会公式サイト:http://mitsports.p1.bindsite.jp/apc2010main-site.html
2日目(6/19) 中国3(25-23,33-31,25-23)0タイ
CHN:S14 XU Xiantao,WS2 SONG Jianwei,MB6 CHEN Longhai,OP4 DAI Qingyao,WS1 JI Daoshuai,MB5 GENG Xin,L17 ZHU Lingbo
⊿THA:S17 CHAROENSUK,WS14 SOMKANE,MB2 VAENPRADAB,OP1 RAKSAKAEW,WS9 SRIUTTHAWONG,MB11 HARNKHOMTUN,L10 TOONTUPTHAI
2日目(6/19) 日本3(16-25,25-20,26-24,25-16)1韓国
JPN:S8 深津,WS2 八子,MB7 筧本,OP11 古田,WS6 星野,MB5 安永,L9 坂梨
⊿KOR:WS7 LEE,Gwang-In (2S途中-9 SONG,Hui-Chae) ,MB8 WOO,Sang-Jo (4S途中-14 PARK,Won-Bin) ,OP10 SON,Hyun-Jong (3S 16 SIM,Kyong-Sub),WS12 JEON,Kwang-In,MB6 JIN,Seong-Tae,S1 LEE,Ming-Gyu,L5 JEONG,Seong-Hyeon
第1セットで,ちょっと珍しい選手交代が見られた。
1st JPN:8 (1:12-19, 16-21) , 2, 7, 11, 6, 5 (3:12-19, 16-21) , L9
⊿KOR:7, 8 (2:16-22) , 10 , 12, 6, 1, L5
2nd ⊿JPN:2, 7, 11, 6, 5 (10:22-19) , 8, L9
KOR:7 (9:20-17) , 8, 16, 12, 6, 1, L5
3rd JPN:8 (12:21-22,22-23) , 2, 7, 11, 6 (3:22-22,22-23) , 5 (10:24-24) , L9
⊿KOR:9*1 (14:16-19,17-19) , 8 (2:19-21,20-21) , 10, 12, 6 (7:23-24,24-24) , 1, L5
4th ⊿JPN:2, 7, 11 (1:24-16) , 6, 5, 8 (12:19-14,22-15) ,L9
KOR:9 , 8 (14:11-5) , 10, 12, 6, 1, L5
オーダーで書くと上記のようになる(得点は全てJPN-KOR)が,これでローテーションを脳内で再現するのは無理ぽ。
第1セットの選手交代については奇妙な2枚替えパンパシ編 - Stay Foolishに詳しい。
第3セットの交替は22-22で迎えた古田のサーブの場面,前衛レフトにいる深津に近を投入。古田がサービスエースを決め,韓国タイムアウト。タイムアウトあけ,前衛ライトの星野のところに橋本を入れた。
前衛のセッターを下げたのにまた前衛にセッターを入れた形。ただ,世の中にはブロックがやたら得意なセッターはごろごろいる。橋本がどうなのかは知らないけれど,186cmとセッターにしては長身(星野とも大差ない)。ブロックを強化しつつラリーが続いたときにトスをあげる人もきちんと確保しておくという意図だったのかもしれない。サイドアウトになって2人とももとに戻した。
3日目(6/20) 中国2(25-21,22-25,31-29,20-25,10-15)3韓国
CHN:S14 XU Xiantao,WS2 SONG Jianwei,MB6 CHEN Longhai,OP4 DAI Qingyao,WS1 JI Daoshuai,MB5 GENG Xin,L17 ZHU Lingbo
⊿KOR:WS7 LEE, Gwang-In,MB8 WOO, Sang-Jo,OP13 SONG, Jun-Ho,WS12 JEON, Kwang-In,MB6 JIN, Seong-Tae,S1 LEE, Ming-Gyu,L5 JEONG, Seong-Hyeon
高さの中国対機動力の韓国か。面白いゲームになった。
特に盛り上がったのがセットカウント1−1で迎えた第3セット。17-17から3点連取した中国が抜け出し,24-20と大量リードでセットポイントを迎えた。ここで中国4番がサーブミスをして韓国にサーブ権が渡る。韓国のサーバーは12番。
中国5番のクイックがアウトになり24-22,中国はこのセット2度目のタイムアウトを取るが,タイムアウト明けも中国のトスが乱れたのか韓国のブロックか,ともかくネット際でごちゃごちゃして韓国にポイント。24-23。そして,12番のサーブ一閃コートを直撃し,ついにデュース。場内一斉に拍手が起きた。続いて,先ほどと同じ左奥を狙い,今度はレシーバーの腕をはじく。韓国が逆転でセットポイント。格好いい!
しかし次のサーブは切り替えされ,中国4番のライトからのバックアタックで中国の得点。その後激しい選手交代を織り交ぜながらサイドアウトを繰り返したが,28-29から韓国12番のレフトからのスパイクを中国4番がブロック,もう1本12番レフト→4番ブロックで再び中国がひっくり返し,3度目の正直もラインを超えて,31-29で中国がこのセットを取った。
第4セットは韓国が終盤にがつがつ得点を重ねて着実に取り返し,第5セットも韓国が徐々にリードを広げて,フルセットの末韓国が勝った。
韓国はキャプテンの12番が好守の要。サーブ,スパイク,レセプションと大車輪。
次に目立ってたのがレフト対角の9番。レフトは7番と併用気味だったけど,7番スタートで途中交代して9番が出,トータルでは9番が出ていることの方が多かった。
MB視点が抜けているが,韓国6番はクイックの打数も多かった。
個人的にはオポジットの10番の子が気になった。あんまり目立ってはいなかったけど,時たま良いライト打ちをしてた。
試合終了後には,エスコートキッズの男の子etcからサイン攻めにあっていた韓国メンバー。一番人気は2本のサービスエースで場内を持っていった12番。
みんなまだ子どもっぽい顔つきだけど,この先数年ごとに相まみえる相手となるだろうか。楽しみ。
3日目(6/20) タイ3(25-23,25-23,25-16)0日本
⊿THA:S17 CHAROENSUK,WS14 SOMKANE,MB2 VAENPRADAB(1S途中-6 TIVSUWAN),OP1 RAKSAKAEW,WS9 SRIUTTHAWONG,MB11 HARNKHOMTUN,L10 TOONTUPTHAI
JPN:S8 深津(2S-3S途中3 橋本),WS2 八子,MB7 筧本(3S途中-12 近),OP11 古田(2S途中-1 牟田),WS6 星野(2S途中-10 高松),MB5 安永,L9 坂梨
なにがどうでこうなのかわからないんだが。あくまで印象だが,日本のスパイクをタイはよく拾っていた。クイックさえもしばしば拾われていた。逆にタイの攻撃に対して日本のブロック(+レシーブ)がほとんど対応出来ていなかった。1枚しかつけていないとか,2枚の間を抜かれるとか。ラリー中はほぼフリー。タイのセッター,小柄だがなかなか曲者。最後まで対応できなかった(前日の韓国戦は第3セットぐらいから対応できていたのに,だ)。
逆に日本は,八子と古田の2枚あるはずなのに,ラリー中のここぞという場面のオープンでがっつりブロックされたり(スパイクアウトになったり)。
そんなこんなで,第2セットスタートから橋本。左利き(?)ということもあり,要所でツーアタックが効いた。そのまま3セットも橋本スタートだったが,そうとうタイに走られたところで,再び深津に戻した。
第2セット途中から星野にかえて高松。と同時に古田にかえて牟田。それまで日本はサーブレシーブがあまり綺麗にかえっているとはいいがたい状態ではあったが,とはいえタイのサーブはそれほど強力ではなかった(気がする)。星野というのは(以下贔屓の引き倒しというか贔屓のこき下ろし)むにゃむにゃなので,高松を入れて,レセプションの不安に目をつぶって思い切って攻撃型布陣にシフトしたものと思われる。ぶっちゃけ,こっちの方が良かったと思う。結果としては第3セットが最も点差がついてしまったわけだけど,それでも。
星野は明らかに守備要員で,それがばればれ。後衛にいるときはまずトスが上がらない。前衛ライトからもまず打たない。第2セットの中盤にタイ9番のサーブで4連続得点(サイドアウトも含めると5連続得点)をかまされたときだって,星野後衛ライト・古田後衛センター,八子前衛レフトのサイドアタッカー布陣に対してひたすらサーブを八子に集めた。最初のラリーで安永の無理気味ブロード風がブロックされたあとは,レセプションアタックがことごとく八子のレフト。そのスパイクをことごとく,そして切り返したあとのラリー中の古田のライトのバックアタックもことごとく,タイブロック陣&レシーブ陣がひっかけまくった。
そのかわり,といっていいのか,ローテーションごとに,高松がレセプションに入るときと,高松が外れて牟田が入るときとがあった。その基準はよく分からなかったのだけれど,少なくともタイ17番サーブのときは,高松が後衛で牟田が前衛であるにもかかわらず,牟田がレセプションに入り,高松は外れていた。高松のバックレフトからの打数も何度か見られ,これがなかなか面白かった。
最終的には日本はメンバー全員が出場。第3セット終盤の安永のピンサで4千々木は,出てないのが千々木だけだから出しとこう感もありつつ,全員出た。春季リーグ戦での足の負傷が気になっていたが,助走から全力で踏み切るのを躊躇っている様子が感じられはしたものの,他のメンバーと同じプロトコルメニューをこなしている姿にほっとした。
1st ⊿THA:17, 14, 2 (6:7-10) , 1, 9, 11, L10
JPN:8, 2, 7, 11, 6, 5 (10: 19-20) , L9
ちなみに20-23まで日本が常にリード。そこからタイが5点連取してこのセットを逆転で取った。筧本が2回拾われて古田が2回拾われた。タイのディグアタックは14番ソムカネー*2のレフトが多め。
2nd THA:17 (13:24-22,24-23) , 14, 6, 1, 9, 11, L10
⊿JPN:2, 7 (8:21-19) , 11 (1:20-17) , 6 (10:20-17) , 5, 3, L9
3rd ⊿THA:17, 14, 6, 1, 9, 11, L10
JPN:3 (8:13-7) , 2, 7 (12:12-7) , 1, 10, 5 (4:21-13) , L9
最終結果
参照:http://www.plus-blog.sportsnavi.com/volley20090401/article/774
1:日本 2勝1敗 得点率1.050
2:韓国 2勝1敗 得点率1.003
3:タイ 1勝2敗 得点率1.024
4:中国 1勝2敗 得点率0.932