買って読んだ本


書影は語る。


つくもがみ貸します (角川文庫)

つくもがみ貸します (角川文庫)


こういうキャラの立ってる作品こそイラストがあると楽しいだろうに,挿画が全くなくて残念,と読み終わって思った。が,カバーのイラストは,よくよく見ると作中登場キャラたちじゃないか。


読まなきゃわからないもの。


月夜見さんは女性だと思ってました。


この作品に限らず,畠中さんの作品は漫画っぽいと思うことがしばしばある。シーンが目に浮かぶ,それが実写じゃなくて,漫画っぽい絵で。イラストレーションのタッチや色遣いに引きずられている部分もあるのだろうけれども,つくもがみたちがわいきゃいやっているところなんかはまさしく1コマ漫画そのもので,頭の中に描かれたのを読んでいるような気がすることもある。


でも,古道具のつくもがみなんて,どんなビジュアルかわからない。なのでイラストがあるといいなあと思った,というそういう流れ。で,最初に戻る。


書影と言えば。


犬と小説家と妄想癖 (ガッシュ文庫)

犬と小説家と妄想癖 (ガッシュ文庫)


うお,書影がキツイ。買うときは表4とあとがきを見てそのままレジだし,そのあとも読み終えるまでカバーかけっぱなしだから,amazonで書影を見ても自分が買った本と同じものだと思えないなあ,と,言い訳。


イラスト自体はそれほど好みではなかったけれどもそこは本質ではあるまいと気にしないで買った。逆にジャケ買いすることもあるし,いろいろ。


レーベルも作家さんも初めてだけど,よく名前は見る。(だから買った)


ある種テンプレ作品(悪い意味ではなく)。BL小説のテンプレートに関してはかなり調査研究と考察の余地があるのだけれど,書店で本を手にとってもついあらすじを読んで,自分が好きなタイプのテンプレートの作品だけよって買ってしまうので,なかなか広がらない。


そのこと自体がこのジャンルの最大の特徴の一つだとも思っているのだけれども。


今回はちょっとがんばった。