豚丼とめんつゆ
肉と言えば牛。なので豚で丼ってあまり馴染みがないんだけど,豚丼をつくってみた。
先週の月曜日突然そうめんを食べたくなって,買ったはいいがその後いささかもてあましていたストレートタイプのめんつゆ。
開栓後2・3日で使い切ってくださいと書いてあるので猛烈な勢いで消費にいそしんだ。そうめん(茗荷,青じそ,おろし生姜,刻み海苔,すりごま)→サンラータン風かけうどん(なめこ,長葱,オクラ)→そうめん(薬味前回と同。つゆにこーれーぐーすをぶちこむ)→ぶっかけ風うどん(温泉卵,海苔,胡麻,わかめ,青じそ,あと忘れた)。4日連続麺類を食べ続けてもまだなくならない300mlぐらいの小瓶。
ここまで書いていて,今日の豚丼に温泉卵を入れるつもりだったのにうっかり忘れていたことに気づきました。まあいいや。
さすがにもう麺はお腹いっぱい。仮に捨ててしまってもすでに職務は全うしているとは思うが,食料品を捨てるのは心が痛む。しかし思いつく料理は手間がかかったり消費量が少なかったり,それだけでは一食にならなかったり。
で,ぶつくさ言ってたら,某所で丼簡単だよと教えていただいた。肉(豚コマにした)と葱(白いの)買ってきて食べやすい大きさに切って,鍋にめんつゆ入れて煮立ったところに具を放り込んで煮る。パック詰めごはんを電子レンジで温める(一食分だけで売っていたのがたまたま十五穀米だったのでそれで)。以上。どんだけとろくても10分かからない。
めんつゆが少なかったので酒と水足したり(結果的にしゃばしゃばになった),器に盛ったあとで七味唐辛子とラー油とおろし生姜を投下したりと色々怪しい方向に走りかけたけれど,ベースがめんつゆだから,そこまで悲惨なことにはならなかった。ちなみに合間にざくぎりトマトとわかめを酢醤油で和えたものを作ったところ,自前の味付けのそっちはたいへんよくわからないことになった(食べられるけど人には食べさせられない系の)。
その丼を作って食べたのがつい先ほどなので,開栓後3日どころか6日目なんだけど,匂いを嗅いだところ腐ったり黴びたりはしてなさそうだったし,火もがんがん通す料理なので,特に問題はなかった。
1本冷蔵庫に入っていると便利ではある。しかしこの1週間のプレッシャーたるや相当なものだった。毎日家でごはんを食べなければならないというのが相当のプレッシャーで,金曜日はとうとう逃げ出してラーメンを食べて帰ったぐらい。
売り場で確認したところ濃縮タイプのめんつゆにはそこまで恐い脅し文句は書いてないんだけど,その代わり,売っていた中で最も小さいボトルで500ml。平然と一升瓶もとい一升ペットが並んでいる世界。でかい。開栓して時間が経つと風味は落ちるし,冷蔵庫のスペースもかつかつ。無理。
濃縮タイプめんつゆを300mlとか180mlとかで出してくれんかのう。めんつゆ活用料理ってものぐさな一人暮らし向けだと思うので,小瓶の需要もあると思うんだけどなあ。
今行ってるスーパーマーケットは,一人暮らしでも困らない少量サイズの生鮮食品が豊富で助かるだけど(ほんとは二人分ベストだけど作って食べちゃう),調味料や保存食品や半調理済み食材はネックになる。食費も,そんな感じで揃えていったら下手な外食よりかかった一週間だった。でもこの夏にあと1回か2回ぐらいはそうめんブームがきて,同じ事を繰り返すような気もする。