買って読んだ本
久しぶりに。書くのを放置していたうえに,ここ1か月ぐらいは読む方も留守にしていた。先日久しぶりに新刊を買ったらなかなかヒットだったので,まとめて。
リーグ期間中は自粛していた部分も無きにしもあらず。しかしまったく意味なし。
- 作者: いとう由貴,木下けい子
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2010/07/09
- メディア: 文庫
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既に遠い記憶なんだけど,たしか勇気を振り絞ってプラチナ文庫を手にしたような気がする。いつまでも(アレ的な意味で)ぬるいレーベルにばかり浸かっていてはいかん,と自分にカツを入れ一念発起して。
分厚い。今ぱらぱらめくりなおしてみたところ,トラウマしんどいな話だった。わたしのトラウマじゃなく登場人物の。しんどい過去があって性格歪んでて精神的に引きこもってて,健康で健全な心の交流までの距離は遠く,ただでさえ時間がかかりそうなところにさらに心が折れるようなできごとが起こって,このままじゃ誰もしあわせになれないんじゃないのという展開。
周りの人を巻き込んで苦しんだり苦しませたりしながら,でもどーしよーもないんだものだって,というぎりぎり感は,昔は大好物だったなあ。今は好きじゃないということではなくて,人生掛けた恋愛の大一番(大騒動)をもう通り過ぎてしまって,登場人物に仮託して仮想現実体験をするようなのめり込んだ読み方にはならないということ。
鬱展開な部分はあれ,イラストの柔らかい雰囲気で随分緩和されている。
- 作者: ごとう しのぶ,おおや和美
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/08/31
- メディア: 文庫
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説明無用。毎年12月に出る本が9月に出たせいで,つい「もう今年も終わりかあ」と思ったとか思わないとか。
自分でも律儀だと思う。
久しぶりにしっかり話が進んだが,それでももうちょっとスピードアップしてくんないと,夏休みだけで4冊(以上?)続いたのがもうリアル世界では数年前のことだというのに,いったいいつになったら文化祭が終わるのだろうという懸念がですね。
カバー見返しによると25冊目だそうですよ,奥さん!
- 作者: 海野幸,小山田あみ
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2010/09/22
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で,これがこないだ買った本。katsuura行きのおともにしようと思って買ったところ本題のkatsuura行きがなくなって,仕方なく家で読んでいたという。
どうでもいいけど,電車の中で読むときは周りが気になるし気も遣う。いつどこでどんな挿絵が出てくるかわからんのだもん。なので基本的には電車の中では読まないようにしていて,たいていカフェで酒飲みながら読んでる。長旅のおともは見られても差し支えがないようなものが理想なんだけど,このときは時間もなかったし他に適当な本も見あたらなかったのよねと言い訳がましく。
衝撃のカバーイラストに加えて金色の帯の煽り文句がかなりキャッチーだったので,半笑いしながら手にとって,1枚めくって口絵のイラストが,こちらはよくあるシーンでよくある構図ではあったものの,反射的に表紙閉じさせるには充分すぎる破壊力。
こうやって書いてみると,つまり,編集さんすげえ,なのかも。
結婚式当日に新婦に逃げられた新郎がウェディングプランナーとごにょごにょ,という,本人は真面目なんだろうけど設定がコメディ。曲者の,今時のカテゴライズは何になるんでしょうね,ともかく,曲者で素直じゃないプランナーさんが美人。いまだに客としてのウェディング業界大好きで某板のROMが止められないので,その点でも楽しかった。
再読したところ,事象の実現可能性や人物造詣についてツッコミどころが満載で,いくらフィクション通し越してファンタジーでもこれは成立せんだろうと思ったんだけども,最初に読んだときにはその辺は力業で押し通されてしまった。
先日会った友人が「今時のBLは山場は1度って決まってるの?」と言っておりまして,山場ってなんやねんってのはおいといて,ソウデモナイデスヨーと言っておく。