天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド1日目@代々木体育館


ファイナルラウンド初日の今日は,昨年までのセミファイナルに相当する各地域ブロックを勝ち上がってきた16チームによるトーナメント1回戦。勝者はそれぞれ明日の2日目,Vプレミアチームと対戦する。


見る側にとっては,Vプレミア登場1回戦(今年の2回戦)が木曜日で決勝戦が日曜だった昨年よりも,準々決勝・準決勝・決勝がすべて土日祝になり,旧蝉*1までついてきた今年の日程のほうが断然有り難い。とはいえ,年末の木曜に東京まで出てきて試合をしなくちゃならない1回戦参加チームや運営の方々にとっては大変だったかもしれない。


それに,わたし自身今年は休みにはできなくて,せっかくの今日の1回戦も第4試合のみ。おそらく明日も。


きょうとあしたがこじんてきにはいちばんのめだまなのにー。


平日開催の今日と明日は第1試合が12時開始で,第4試合は最速でも18時開始。学校や仕事が終わった後で見に行くこともできる。スタンド一般2000円。第4試合だけ観る人向けに割引チケットつくってくれてもいいのに,とちらっと思ったけれど,観に行く人は割り引かれなくても観に行くし,観に行かない人は割り引かれても観に行かないんだろうなあ。うふふ。


本日は手元に名簿もオペラグラスもメモ帳もない厳しい環境だったので,出てる選手はてきとうです。求訂正情報

[A4]東亜大学0-3ジェイテクトSTINGS


東亜大:MB3高橋貴,OH4石垣,S11橋本大智,OP12阿部,OH24吉岡,MB26橋本大樹,L23井手 ※ローテーションめもれなかったので背番号順。


ジェイテクト:10松原,8松崎,6高橋,9石田,2金丸,3小野*2,L12興梠


東亜は牟田さんベンチ。第3セットの途中で後衛3ローテ阿部にかわって出ていた。あと,第2セットの最後は25久保山がトス上げてた。


ジェイテクトは,第3セットの終盤に5豊田・14原で二枚換え。


これを観たくて5時ダッシュ


先の全日本インカレでは見そびれた中国地方の雄東亜大学。先週木曜から行われていた東アジア選手権済州島遠征から帰国したばかり*3ジェイテクト。ボールはモルテン。全く読めないこのカード。


着いたときには第1セットの中盤,セカンドテクニカルタイムアウトの寸前で,東亜大学が何点かリードしていた。試合も始まっていたのでパンフレットを買う余裕がなかったが,去年のインカレも観てるし何とかなるだろうと油断していた。したら,S橋本とMB高橋(パンパシにいた2人)しかわからなかったという。


第1セット2ndTTOはたしか東亜が取ったが,わたしがそわそわしている間に終盤でいつのまにかジェイテクトがひっくり返して第1セットを取っていた。第2セット以降はジェイテクトが微リードを保ちつつ広げつつで,わたしが落ち着くよりも早くストレートで決着。


ジェイテクトは全体的にサーブミスが多かったし,トスも相変わらずぶんぶん行ってたけど,かなりブロックで東亜をしとめていた。両レフトちっちゃいんだけど,MB+レフトの2枚でシャット→いえーいの図は何度もあった。


逆に東亜は,ジェイテクトのサーブミスにお付き合いしたり,あんまり合ってないスパイクのときでもキルブロックにはできなかったり,レシーブは上がるんだけどそこからのカウンターがジェイテクトのブロックにかかったり,だった,かな。いかんせん,すぐ近くで某プレミアチーム首脳陣ご一行様がご観戦なさっていたので,落ち着かなかったのです。です。


石田−松原対角はいいなあ。にこにこ。そして小野は元気だよなあ。長友のピンサも良かったなあ。


JのMB背番号8番さんがちょっと記憶になくて,背のネームも読めなくて誰だろうと思っていたのですが,新人さん。


試合が終わった後で,長友がバナナシュートならぬバナナサーブ(猛烈に横に曲がる)の練習をしていたり豊田と誰か(若山かなー,わからん)がコンビ練習(コンビ相談?)をしていたりと,ほのぼのとした自主練が展開されていて大変ほのぼのしていたのだけれど,隣コートで試合が続いているためか途中でNGが出たっぽかった。惜しいことを。

[B4]国際武道大学2ー3仙台大学


武:1吉田,3橋本,14高志保,11佐藤,35王,27奥中,L23古賀


仙:OH24小田切,MB13渡邉,S41山口,OH11細川,MB28丹治,OP15中津,L8高山


となりのコートが終わってから観たので,スタメンじゃないかも。毎度の事ながらこの業界橋本さん多すぎ。


男子1回戦8試合中唯一ストレートで終わらなかった試合,だそうだ。


知り合いの某氏に今年の全カレ前に見所を聞いたときに「仙台大は観たいんですけどねー」と言っていたのをかすかに覚えていたぐらいで事前知識はなく完全に初見の仙台大。対する武大は秋リーグのスタメンとだいたい同じ感じのメンバーだった。


第1セットは終始仙台大がリードしていた様子。第2セットは逆に武大がリードする展開。武大も言うても強豪がしのぎを削る関東1部リーグで秋2位だったわけで,そのまま取るだろうなと思っていたのだが,隣のコートを観ているうちに気づいたら仙台大がこのセットも連取。


とはいそのへんは観ていない。第3セットと第4セットは逆に武大ががしがしと得点を重ねる。吉田のスパイクが決まり,王の高さが活き。ちょうどAコートの試合が終わってBコートをちゃんと見始めたころにはそんな感じで,いよいよ武大お得意のフルセットの香りが濃厚に漂ってくる。


ただ,第4セット終盤,21-15の6点差のところから,かなり仙台大が追い上げた。最終的には最後の最後で仙台大にもミスが出て25-20の5点差で決したが,追い上げムードのまま第5セットへ。


第5セットは,じりりっと仙台大が6-3。いつも武大を評すのに使うようなコートにボールを落とさないチーム。フェイントの対処やつなぎも,仙台大はがんがんつながるし,一方の武大が案外繋がらない。コートチェンジ後も仙台大のりのり(死語)。ピンチサーバで入った17戸田が効いたり,細川のサーブのローテーションでもりもり得点したり。


武大は吉田のサーブとよりによって序盤に投入したピンサの内山のサーブがことごとくネットに突き刺さるなど,15点勝負の第5セットの勝負所での運も悪かった。秋に見てた強い武大の感じはちょっとしなかったかもなあ。それが何か,と言われても,わからないんだけど。


仙台大のセッターって1年生だったのかー。すげえな。ちょうど体育館入ったときにトスが見えて,ボールがすーっとしてていい感じだったですよ。サーブたくさん受けたで賞は小田切。小柄でレセプションの要(?)でちょこまかしてて切れ味勝負のスパイクで楽しかった。あとリベロの高山が好ディグ&好ブロックフォロー連発だった。武大の古賀とリベロ対決たのしかったー。


仙台大は明日はパナソニックと対戦。試合を観ていて,途中から,勝ったら明日パナと公式戦だよ! という気持ちになっていた。選手がどう思ってるかはわからないし,観ているだけのわたしが想像するよりはふだんから大学とぷチームの交流もあるようだけれど,ガチで公式戦で対戦できる機会はかなり限られているから,試合ができること自体がすごく楽しいんじゃないかしらとふと思った。そりゃ敵さんには新人戦みたいなメンバーで来られるかもしれんし,どこまで勝負になるかもわからないけど。結果じゃなくて,試合そのものが楽しいんじゃないかと思ったら,明日の第4試合がかなり気になってきた。

*1:対戦チームのどちらかのホームで適宜行われていたので,これまで観戦機会がなかった

*2:スタメンじゃなく交代出場らしい

*3:もしかしたら成田直行でまだおうちに帰ってないかもしれない