エイプリルフールじゃないよ(書き始めたのは滑り込み31日だから)


いわゆる単語帳を買った。書籍じゃなくて文房具店のメモ売り場で買える方。小さな紙片の束をリングで留めているアレ。


現役時代にも買ったことがない,いや,当時自室には転がっていたからひょっとして1度ぐらいは買ったことがあるかもしれないが使った記憶が全くない。所持していた単語帳(使ってない)も,おそらくもっと幼い頃に家にあったのを私物化していただけのような気がする。


高校時代はルーズリーフがうなるほどあったので,覚えたい事項はただひたすら書き殴っていた。遠い目。電車の中ではおしゃべりや漫画を読むのに忙しかったし,お風呂の中には用語集を直接持ち込んでいた。今もFAX用A4用紙やあまったメモ用紙はうなるほどあるが,机&椅子もないし,筆記用具も心許ない。


現役高校生だった前世紀とはちがい,21世紀の世の中には便利なツールが色々ある。去年の夏に一瞬気の迷いで英語学習をこころみた際にはsmart.fmを使っていた。その後旅行計画が白紙になったために一気にモチベーションが低下し,おまけにうちのネットワーク(モデム?)の調子もそのころから悪くなりはじめてオンライン学習に支障が出るようになったのでそのままずるずると離脱してしまったのだが,あれはほんとに語彙を増やすにはよくできたソフト(アプリ?)だった。英単語に限らないシステムだったので引き続き使えるのであれば今回も使いたかったのだが,残念ながらこの春でサービスが終了してしまったらしい(厳密に言うとアプリが進化して有料化した,のかな)。


それでも英語であればほかにも探せばいくらでもありそうだ。NHK教育の語学サイト(ゴガクル)でも英語はオリジナルのリストが作れたり簡易テストがあったりするようだ。しかしひとたびややマイナ言語に足を踏み入れると,そういうわけにもいかなくなる。どういう手法でどういう手順で取りかかればいいのか皆目見当もつかない。そこでその道のプロかもしれない夫にたずねてみたところ,なんだかんだ言っても単語帳方式は効果的ではあるとのことで,うっかり血迷って手を出してしまった。そういう流れ。


今時の単語帳の世界は奥深く,大学ノートブランド(表紙のカラバリ豊富)の1束85円で100枚以上綴じられたお買い得なポピュラーな単語帳サイズから,同シリーズの2幅分のもの,メモ帳サイズに近いもの,お風呂で使える水に強い(水で濡らして窓に貼れる)タイプ(250円ぐらい),動植物の形を模したポップでファンシーなもの(210円),売り場にはいろいろ並んでいた。「単語張」といっても扱えるのは語学の単語だけでなく,イディオムや短文,はては他の教科の暗記事項のまとめにも使えるんだろう。


この歳になって単語帳を買うので多少リッチにぶたさん型のを買った。買ったのだがくくられているゴムをほぐして単語帳に1語ずつ記入していく根性がやはりわたしには欠けているように思えてならない。つまり鞄の中に入れっぱなしである。


外国語には興味があるが単語を覚えるのが苦痛でならない。英語も中学校3年生までは好きだったけれど高校に入って一気に苦手になった。ようするに語彙を増やせなかった。


こつこつやるしかないんですかね。どうなのかしら。