こいとさん


ぱなそにっくぱんさーずのこいとさんがいんたいだそうで。現役引退は誰にでもいつかはやってくることだし,アマチュア(だと思う)の世界で15年続けていたのはむしろかなり長い方。いつもずっといた人だからいなくなることを寂しくは感じるけれど「そっか,ついにかー」と粛々とした気持ちで,心臓が口から飛び出るほど驚いたなんてことはなかった。嘘。驚いた。


Vリーグを細々と見始めてかれこれ10年が経ったけれども,驚くべき事にパナのリベロは今主に出ている永野で概ね2代目だ。物心ついたときには小糸さんだった。そして永野が入るまでずっと小糸さんだった。*1


73年生まれ。このころの世代はちょうど自分が見始めたころに各チームで中堅としてばりばりやっていた人達なので,自分の意識や価値観の根っこになっている。プレミアに限って言えば既に自分と同世代さえ(どころか年下まで)もほとんど残っていないぐらいなので,まして73なんてそりゃ仕方なかろうとわかってはいるのだけれど……最初の年に見た選手が1人もいなくなったときはきっとすごく寂しくなるだろう。ぐるっと一回りしたんだなと寂しく思うのはいつになるか。


小糸さん。ごく最近も公式戦でセッターをしたなどで話題をさらってらっしゃいましたけれども。永野もすくすくと盤石なレギュラーさんになり,山本拓矢も入り(リベロとしてなのかどうかよくわかんないけど)。


日本代表選手が多く代表オンの時期にはすぐに人が激減するチームをずっと支えてきたであろう人。内輪でドラミちゃん呼ばわりしていた黄色いリベロ専用ユニフォームも今となっては懐かしい。このあとどうするのかわかんないけど,いままでありがとう,と,らしくなく思う。

*1:JTも酒井が2代目だったかもしれん。コテツさんも長かった記憶