あるいは東日本インカレ3日目 準々決勝


日体大にて。2コート進行で奥が男子,手前が女子。日体大の体育館は中央空きスペースが広いので,女子は全く見られなかった。


蒸し風呂のような体育館で4試合。白熱した試合ばかりでかなり体力を使ったので,今日のところは,簡単に。


明日は準決勝と決勝。10:00女子準決勝(2コート),12:00男子準決勝(2コート),14:00(?)女子決勝(特設),16:00(?)男子決勝という,これまたハードなスケジュールが予定されている。入場無料上履き要。田園都市線青葉台駅から「日体大」行きバスで終点まで。

東海大学2-3筑波大学


遅刻をやらかして第2セット途中から観戦。↓これは第3セットスタートのもの


→東海:15深津 13星野 2安永 1小澤 23鶴田 12阿部 L25大西


筑波:20前田 3衛藤 2佐々木 17出耒田 11李 19久原 L7白石


筑波大学をちゃんと見る機会はけして多くないなか,背番号の変わらない筑波の面々。有り難い。噂に聞く出耒田は真ん中からでも横からでも前からでも後ろからでも打ててサーブもブロックも良くておそらくメンタルも安定しているすんばらしい選手だった。彼がセッター対角に入ってはいるがいわゆるオポジットとはちょっと違う。コートの中の皆が良い意味で良く動く,色々しかけてくるチームだった。


東海大学は前日不在だった安永が合流。コートの中でものすごく頼もしく見えた。安永も今年最上級生。


東海は第3セットで(先にセットポイントを握ったのだから)試合を終わらせないとあとが厳しいのはわかっていた。それが叶わなくなって第4セットを(言い方が悪いが)凌ぐことを選んだのなら,第5セットでの勝負の賭け方に失敗した。少なくとも今日の試合は昨年までのセットは落としても最後に帳尻を合わせていたチームのようではなかった。呪縛が解けていくチームが今後も続くだろうなあと思わせた。


いろいろと去来するものはあるのだけれども,第4セットで東海が敷いた布陣がそうそうお目にかかれない(かかりたくない)ユニークなものだったことと,肝を冷やされた変則布陣の元凶たる人が第5セットでは戻れていたことを不幸中の幸いにして,この大会は幕。

日本体育大学3-1国際武道大学


NSSU:16渡辺 24田井中 12豊田 14山本 13黒木 1梅野 L19吉武/20大内


→IBU:1佐藤 37南康 5高志保 23三浦 22王 14奥中 L2古賀


武大は前日にくらべると粘っこさやや少なめ。日体大は前日コートが遠くて見ていなかったのだが,OP小林と思いきや12豊田。時折,スイッチバック2枚換えがみられた(セッターは23中村)。梅野固定で3年間やってきて,ここで2枚換えという新しい展開。派手さも大きさもないが堅実なチームに見えた。


それにしても梅野のネット際のボール処理の巧さたるや。

国士舘大学1-3順天堂大学


国士舘:18佐藤 33佐々木 19浜田 17井本 16上村 23長澤 L6矢菅


→順天堂:2伊藤 23細中 14竹浪 24佐野 21伏見 1高橋 L39館石/18渡邊


国士舘は昨秋のリーグ戦2部1位,だったのかな。1部のチーム数増に伴い,今春から1部に上がってくる予定だった。はず。2008年秋に1部リーグにいたけれどもそのときはちゃんと試合を観るに至らず,おそらく中も変わっているはず。応援が聞くに違わぬ元気さだった。


サイドの171819の3人が3人とも,小粋でじつにパワフル。とくに19番さんは超変則ツーセッター的にセット中盤の選手交代時にセッターをするなど,多彩なプレーをする選手で目が釘付け。


第1セットは国士が取り,第2セットも競っていたけれども,試合の中盤から後半,なんでもないところでなんでもないミスをして,それが少しずつ積み重なってセットを失うことになった。一件何でもないプレーをちゃんとこなすことがとんでもなく難しいことは承知のうえだが,それが少しでも減れば,秋のリーグ戦は1部をかき回す可能性は高いのではないかと思ったり思わなかったり。


第4セットの最後は順大がががががっと走り,竹浪無双ブロックをおがみつつ,順天堂大学が準決勝へ駒を進めた。


クリスにかわって入った久保洋平@MBがはまってた。

法政大学2-3慶應義塾大学


→法政:9平良 22池田 17吉田 23村上 1田中 10佐々木 L12早瀬


慶應:26野口 23星谷 19岡田 16間宮 18山本 28柳田 L15前田優


戦前の予想は有り体に言えば,慶應があっさり取りそう,だった。5月に行われた六大学交流戦の印象では,法政大学はセッターが変わり1年生が2人入り,チーム作りはこれからだぞ感が強かった。


1か月ちょっとでここまでまとまってくるんだなあ。ごめんなさい。1年生鎮西コンビも良い具合に溶け込んでいた。


4試合目だったけれどこの試合がいちばん面白かった。たいそう盛り上がった試合は第5セットにサーブやブロックで突っ走った慶應が勝って,今季の慶應強いかもが伊達じゃないことを証明した。


東日本インカレにおいて慶應義塾大学がベスト4に入ったのは史上初,の由。