動画について,自分用メモ

経緯


2度ほどここにもクリップを載せたが,去る6月12日にハンディカムを買った。形の上では(そして財布の上でも)わたしの誕生日プレゼントとして夫が買ってくれたということになっている。誕生日プレゼントの一言で片付けるにはあまりに高額だったのだが,彼がこの前買ったスーツケースの代金がわたしの口座から引き落とされていたので相殺ということになった(差分をとってもまだかなりアレなのだがそれを言い出すとキリがない)。


去年の終わりか今年の初め頃から,ビデオ買おうかなとちらほら思ってはいたが,本当に買うだろうとは自分でも思っていなかった。電子機器類は心の底から苦手で,ハードウェアもソフトウェアもデータそのものも,なんもわかっていない。とくにハンディカムは今までの人生でほっとんど縁がなく,触ったこともなかった。


静止画ですでに技術とセンスがないのがわかっているのに動画,推して知るべし。ついでにいえば,わたしはもともと動画にはあまり興味がなくて,仮に自分に子ができても絶対にハンディカムは買わないし撮りもしない,それよりは写真のほうが良いなどと豪語していた。先のイタリア旅行に夫がハンディカムを持参したことにもぶーぶー文句を言っていた(その分静止画の枚数が減るんだもん)。


心境の変化というよりもほとんど勢いなのだけれど,そこを語り出すと長くなるので,略。1文で終わるけど略。

機材


初期投資で買ったのはハンディカム本体,純正ロングバッテリ,三脚(軽さ最優先でわりと安め),ケース(サードパーティの安いの)。その週末にはこれら一式を持って福岡へ飛んだ。ほとんど練習もせずに。むしろ福岡が練習。今も練習。


案の定内蔵HD32GBは一瞬で埋め尽くされた。そしてパソコンに取り込んでごそごそしていたら,こんどはパソコンのHDが埋め尽くされかけた。いちばん酷いときには残量1GBを切った。1GBという少し前までは聞いたこともない単位だった容量がまるで1円玉の如き勢いで消費されていく経験はなかなかにシュール。他の何かのデータを削除してどうにかなる問題じゃない。文字通り桁違い。


その対策には頭を悩ませたものだけれども,結局先週の金曜日と日曜日にばっふぁろさんの2TBHDDをそれぞれ1台ずつ計2台買った。1台はハンディカム本体から生データのまま保存する用,もう1台はMacの外付けHDとして,取り込んだり編集したりした動画の保存用。さすがに2TBあれば飽きるまでもつだろう。


同時に外部モニタ出力用のHDMIケーブルも買った。HDMIケーブルをテレビ(と呼んでいる三菱のマルチディスプレイ)に突っ込んでビデオ本体から再生したら,びっくりするぐらい映像綺麗だった。ひょっとするとテレビ放送よりも。

設定など


録画の画質も機種(メーカ)によって呼び方が異なっていてよくわからないのだけれど,HQと書かれている下から2番目ぐらいのモードでとっている。これで32GB7時間ちょい。あまりに高画質すぎても容量を食うばかりで,BDに焼く術をもっていない今は意味もない,らしい。それでも生データはじゅうぶん綺麗。


実際には,MaciMovie)に取り込むときに960×なんとかになり,それを切り出してつべにあげるときは480×なんとかまで落として上げている。うちはマシンのCPU&メモリもさほど良くはないし,なにより回線が脆弱なのでこれでもひーこら。オンラインでみると,画像粗くなってるなーと思う。


DVDに焼くことにも挑戦してみたけれど,どこかで何かを間違っているらしく,2度エンコードされてるっぽいコマ送り状態でどうにもならん。iMovieのガイド本を買ってその通りにやったので原因がさっぱりわからないので,こんどかなまるが来たら見てもらおうと思っている。いずれにしてもこういう細かいしごとは得意じゃない。どうも,Macさんだとお手軽に焼ける付属ソフトが対応してないとかそういう理由でiDVDと戦ったりしないといけないみたい。むぅ。

目的


映像を編集する目的は今のところ一切無い。撮影許可申請には記念と書いてみたが,記念になりそうな画は期待していない。日曜の決勝戦などサイドから録る貴重な機会だとわかっていながら結局全部おさまるエンドビューを選択してしまうぐらいには,単なる記録に寄っている。そして,たぶんそんなには見ない。


そりゃ,PVみたいな洒落た映像を作れたらかっこいいだろうなあとは思うけれども,それはもうビデオ1台では無理な領域だ。2台でも無理でしょう。


最大の目的は自分の記憶や手元のメモがあやふやだったときの確認用。それから,せっかく場ができているので,何かしら場面を切り出しておうかがいを立てることもできるかなと,これはあわよくば。


あとは,これはもう10年来の悪い癖で,ただのコレクション。テレビ放送だってちっとも見ないのに躍起になって録画し続けている(今は録画失敗しても諦めはつくようになってきた。そのかわりますます見なくなってきた)。これに自分が見た試合の映像が加わるという恐ろしい事態。

場所とか


最初におそるおそる撮影したのがパンパシ土曜の韓国戦。そこでの映像を踏まえて日曜は場所をかえて,かなり改善された。東日本は複数コートのときはまあまあだったけど,決勝戦は範囲の取り方をあやまった。


今は画面に占めるコートの割合を決めかねている状態。


ついコートサイドのサーバーの位置やらまでカバーしようと考えがちだけど,それだと広角になりすぎるので,ある程度端の方は見切ってラインの外は狭めに取っておいた方が,あとでよく見えるっぽい。


あとは高さ。できれば距離(高さ)のあるところからズームを使った方が全体はよく見えるが,これはなかなか好きにできにくいところ。


実は,とった動画のうちいくつかは,ビデオ係さんの声が入っている。近くで録ってらっしゃってその音声を拾ってると,個人的にはラッキィ。得点掲示板を入れて録ることも難しいので,あとで見直すときには手元の記録と首っ引きにならんとどこのなんだかわかりゃしない。その点音声があると得点経過がわかる。


しかし,わたしなどあくまで傍観者にすぎず,本気でデータをとっているビデオ係の方の邪魔はしちゃならん,この辺は都度様子を見ながらやるしかなさそう。チキンハートがどきどきしてますん。