宵山と京都オフ
日曜に中総に行く旨を公言していたら,たまたま前夜に開催されることになっていた京都オフにお誘いいただいた。岐阜羽島駅最寄りで朝10時試合開始に東京から当日行くにはかなり朝が厳しい。渡りに舟とばかりに乗らせていただき,さらにご主人もご一緒にとお気遣いいただいたので,かなまる同伴となった。新風館で待ち合わせをして,お店は三条近辺。
ちょうど16日は祇園祭の宵山の日で,夕刻地下鉄御池駅から外に出ると烏丸通りは既に半分歩行者天国になっており,道路脇には屋台が軒を連ねていた。行き交う人々の浴衣率の高さに眼福至福。男女問わず。
宵山に行ってたのはもうはるか昔のことだけれど,御池付近までこんなに人が多かったのかとびっくりした。今年は宵山も山鉾巡航も休日だから,人出も多かったろうし浴衣率も高かったろう。
新風館には初めて入りましたが,びーむすとかびれっじばんがーどとかじょーじずとか。
オフは,関西クラスタの方々の排球楽会in京都。思い起こせば新宿でのそれにお誘いいただいて初めてオフなる場に出かけTwitterに集う方々に初めてお目にかかったのも去年の今頃。夏は出会いの季節(学会の季節ともいう)。100tweetは1生会話に如かず。具体的な材料があったわけでもなかったのでそれほど込み入った話はできず,酒の肴に先生の体験談をうかがっていたのだけれど,文字で見るより会って話すほうが何倍も早い。たいへん有意義な時間だった。
わたしに同伴された夫はジャンル上完全アウェーだったけれど,とても楽しかったと言っていた。翌日少し話したところによると,バレーボールの新しい知見を得たと。たとえばブロックシフトひとつ取っても,知らなければ知らないままだけど,そういう見方・考え方があると知れば,見るポイントが増える。「25点目を如何に取るか」の試合運びにしても,相手との試合中の駆け引きにしても。それまで選手個人のスキル(ドリブルとかシュートとか)が注目の中心になりがちだったサッカーが二十数年を経た今,チーム・選手ひいては一般ファンにまで戦術やフォーメーションが浸透していったように,バレーボールも「ほほぅ」と食いつける餌があると知れば,そしてそれを楽しめるゲームなどが出れば,もっと広く人気になれる土壌はあるんじゃないかしら,と大幅に意訳してますが。そのかわりしたり顔のニワカも増えるけどね,と。
そんなかんじ。
見る人達の外野のあれこれって,しょせん外野で言いたいことを言っているだけだからキリはないけれど,広い目で見れば競技全体にフィードバックされていくんじゃないかな。競技人口の増加ファンの増加土壌の醸成といった意味で。
長時間たっぷりお酒とノドグロ他お料理と会話を楽しんで外に出たら,屋台が撤収作業,宵山のお客さん達も三々五々帰路につくところだった。明日に備えて灯りの外された蟷螂山で風情を楽しみつつ,我々も帰路についた。