Vチャレンジリーグ東京大会(?@稲城市総合体育館)に行ってきたよ


先週の日曜日の東京体育館新橋演舞場がのーたっちなのですが,微妙な風邪具合で中途半端な体調不良をだましだましやっている間にあっというまに1週間経ってしまいました。月曜火曜は体だるくて早めの帰宅,水曜いよいよ午前休み,昼に起きたら朝より体温が上がっていたのでインフルエンザ疑って病院へ。たぶん陰性とのことで一安心するもカイシャに着いたのが15時過ぎ。おおぅ。木曜はプレ終電,金曜は再び早めの帰宅。土曜は稲城を諦めて1日じゅう爆睡。


爆睡というか,起きてコーディングのエラー箇所探して見つからなくてまた寝て,みたいな。


もうほぼ良くなった,と思っているとまた悪化する,この繰り返し。1日の中でも山谷がある。今朝も37℃超えてた。そのわりにでかけたら平気だったけれど第3試合ごろはしんどかった。なんだろうね,これ。4日分出してもらった薬も飲み尽くしたのに。なんとなくだるいのと微熱が続いているだけで,それ以外のわかりやすい症状もないからどうしようもない。土曜日まる1日寝ても良くならないなんて。


という長い言い訳。


で,稲城


稲城,駅から体育館までのバスの本数があまり多くないのが難点。つい今年もタクシーに乗ってしまった。京王相模原線稲城駅で電車を下りたところで某現地集合チームの某選手に遭遇し,どないしはるんやろと思っていたら彼は迷わずタクシー。えええええ。わたしは一旦バスの時刻表を見に行って,絶望的な気分でタクシー乗り場に引き返す。あれって経費で立て替え払いなのかしら(そうでないなら同乗したかった/笑)。


稲城の体育館は,試合をしているメインアリーナとアップ用のサブアリーナがロビーをはさんで向かい合わせで,選手の出入り口も観客の出入り口もたぶん同じという構造のせいもあって,試合終了後の選手がロビーにわらわらたむろして知り合いでもそうでなくてもゆるゆると自然とファンサービスっぽい雰囲気になるのがなんとなくうれしい。駅からバスorタクシーが億劫で近い割に行かないことが多いけど行くと楽しいかもしれん。アリーナ席(一辺だけパイプ椅子)も近い。しかし今年は半病人なのでスタンド観戦。

警視庁フォートファイターズ0-3ジェイテクトスティングス


かなまるきょうだいたいけつ


ふたりともじゅうぶん長くVでプレーしているし,直接対決自体も何度か見たことがあるはずなのに,兄(警視庁/オポジット)が左利きで弟(ジェイテクト/ミドル)が右利きというのを今日初めて認識した。


いまだにどっちが兄でどっちが弟かわからなくなる。過去を遡れば先に東レに兄が入って「おお,金丸姓」と思った記憶が蘇るはずなのだが。


このふたりが微妙にマッチアップしてて,かならず弟のサーブの次が兄のサーブというローテーション。とうぜん前衛でも重なる。一度ならず兄のアタックに弟がブロックに飛ぶ場面があり,ついには弟がキルブロック。うひゃひゃ。


(たぶん親戚じゃないと思います。とくに身長的な意味で)


帳票をみればわかるのだけれど


→J)石田,金丸,マティアス,安井,小松,高橋,L興梠


K*1)松本,福田,金丸,中道,清水,岩知道,L石川


今季ジェイテクトはこれが初観戦。怪我で昨シーズン全く出場していなかった小松さんがコートにいてなにより。そしてつくばから移籍加入の安井勇誠やちゃれんじではめずらしい(Jは初?)助っ人外国人のマティアスも加わって,最初は雰囲気が違って見えた。Vリーグも今季からフリーリベロなので,セカンドリベロは大矢さん(東海大卒業見込み)。は・ん・そ・で。これからはもうレアじゃない半袖。ちびっこチームから外に出ると小ささが際立つ。さっそく豊田さんや辰巳さんや松原さんにかまってもらっている様子で,おかわゆらしい。


その松原さんはアイシングしつつもいっぺんピンサで出ていたので,まあぼちぼちというところかしら。ピンサはほぼ辰巳さんのお仕事だった。


ジェイテクトはなんというか,V1の貫禄ふうな試合をなさるチームで,どのセットも中盤に7点ぐらいがががががっと連取してずがーんと突き放して大勢を決する凄まじい展開。


第1セットは12-8から石田のサーブ(相手S6)のところで17-8まで。けいさつが若干トスあらぶりぎみでふくだ空振りとかいわちドリ取られるとかもありつつジェイテクトが中道をブロックで仕留めつつ。


第2セットは14-15のビハインドから高橋のサーブ(相手S1)のところで一気にひっくり返して19-15まで。このときは石田(よく見えてないけどたぶん)のブロックがばかすか決まっていた。警視庁としては中道が後衛だったのも辛かったふう。


第3セットはそこまでの大量連取にはならなかったものの,12ー12から15-12とし,18-14から21-14と突き放し。後半はこちらもサーブ高橋。


全体的にはけいさつさんが粗削りな感じではあった。おもしろかったけど。中道孤軍奮闘。


しかしジェイテクト富士通にストレート負けしたのが痛いね。入れ替え戦(わたしは行きませんが)行けるかねぇ。

東京ヴェルディ3-1大同特殊鋼レッドスター


ちょうど2か月前の昨年末宮前スポーツセンターで見たのとはずいぶん布陣の違うヴェルディ。選手登録人数の多さではV屈指。


対する大同さんは今季初観戦。ジェイテクトもそうだけど,昨季そこそこ観たチームを今年ぜんぜん観られていない。単純にちゃれんじ観戦回数が少ないという理由が大きい(近所なのに行かなかったの町田週だけなんだけどなー。東京近郊開催数自体に差があるかも)。大同はもともと比較的少数精鋭チームという認識なんだけど,コート内に新人さんふくめ見慣れない顔が多かった。辰巳(兄)は怪我? パンフ持っていかなかったことをちょっと後悔。


→V)間瀬,飯塚,浅野,溝口,奥田,中島,L浅岡


D)山下,小林,赤澤,倉田,平野,山口,L平井


ヴェルディはこれが基本形にしつつも,ピンサやワンブロ含め選手交代枠をフル活用。第4セットのスターターは飯塚にかえてマサ高橋。セカンドリベロは濱口(出場はなし)。


大同のスタメンセッターはパンフに載ってない赤澤(from国士舘)。本日会場の運営お手伝いがご近所の国士舘大のみなさんで,コートの中にも外にも国士舘がたくさん。


1・2セット目は赤澤先発で途中から淡田にスイッチ,第3セットはずっと淡田,第4セットは淡田スタートの途中赤澤。取った第3セットがずっと淡田さんなのはキニシナイ。わたしが観た赤澤さんはリベロユニを着てキャプテンマークを隠していた姿だけなので,セッターをしている姿としては認識できていなかった。


それにつけても,現役学生の多さよ。インターンの浜田(国士舘)を除く卒業を間近に控えた4年生だけでも,浅野(順天堂),松田(法政),横村(中央),赤澤(国士舘)と大盤振る舞い。このあと富士通では岡村(中央)と田中(法政)も出場。つくばはもちろん言うに及ばず。なんか不思議な感じだった。よこちゃんは去年からヴェルディで出てるから内定とか新卒の感じは一切無いんだけど,その分遅れて合流した浅野さんがとってもフレッシュ。「あ,さのー♪ あ,さのー♪」のコールを聞いて,佐野はげんきかなと想いを馳せた。


第1セット開始直後に走ったヴェルディがリードを守る。第2セットは最初のTTOまで大同リード,その後もヴェルディリードしつつ終盤に大同が追いつくなど拮抗したが,最後は浅野のサーブがエースになってヴェルディ


このままあっさりヴェルディが取るかなあと思ったところで第3セット。びっくりするぐらい大同のやりたい放題。大同2-1から9-1まで一挙8得点。ヴェルディが打っても打ってもことごとくディグをあげられる。ヴェルディべんちうごけーと念を送っていたら16-8のタイムアウト明けに飯塚→浜田。なぜいま。その後も大同の勢い止まることなく,山口のサーブポイントとかラリーから小林とか山口サーブがダイレクトでかえってきたのを山下が押し込んだりとか好き放題して25-12と大量点差で大同が取った。


それなのに第4セットは序盤ヴェルディ5-1とかそのあと大同(倉田さんの素敵サーブで)追いついて6-5で逆転とか。第2セット除いてどっちも走りすぎ。しかしここは追いついたあとの大同がその後ふんばりきれず,ヴェルディがサーブになると必ず一度はブレイクするペースでずるずると点差が開いて25-15でヴェルディ


なんだったの。この出入りの激しい疲れる試合。


大同のオポジットの山口さんは,左利きでクロススパイクが豪快で素敵。第4セットは左おぽ対決だった。


倉田サーブどがーん→れせぷしょんとりあえず上へあがれば御の字→レフトオープンぐらいしか選択肢がないっす→フレーム外から突如空中にフレームインしてくる中島ばすーん,が幾度となく繰り返され,倉田さんサーブの回はたいへん楽しかった。


おまけ ヒーローインタビューはWあきらさん。11奥田晃(39)と33浅野晶(22)


20120226東京ヴェルディヒーローインタビュー

富士通カワサキレッドスピリッツ1-3つくばユナイテッドサンガイア


ここまで上位リーグ2連勝同士の直接対決。入れ替え戦行きの2つの枠を争うなかではこの試合がだいじ。


F)北沢,岩井,平澤,中川,勝田,三芳,L藤森


→T)椿山,加藤,柴田,李,できた,前田,L芳賀(ディグ)/吉野(レセプション)


椿山はでかいしみんなスピーディーだししばきょんはいきいきしてるし加藤さんのキレが超人的だし,芳賀が恨めしいぐらいにスパイク拾うし,吉野は吉野だし(意味不明),こりゃまあ今季はつくばじゃねーの,という。学生組(李博も入れて)の皆さんもいいかんじ。できたくんはほんとに若人とは思えない技巧派。


富士通も勝田さんが最初っから出場なさるという本気度を見せたけど,完成度が。完成度? メンバー固定具合でいえば……はて……


サーブとディグとブロックと攻撃のばりえーしょんがさんまいぐらいさんがいあのほうが上手(うわて)な気がする,と思いつつ観ていたのだけれど,どうやらそうではなくて(それもそうなんだけどそれだけではなくて),ふじつうは3つめをあっさり返しすぎることが多いんだよなー。攻撃にできそうなら多少むりでも攻撃にしたほうがいいと思うんだよなー。ちゃんぼ返してどうにかなる相手じゃないと思うんだよなー。みたいなところがちょっと残念だった。もちろん,無理矢理打ってネット中段に体ごと引っかかってもどうしようもないわけですが,そういう意味ではなく。


ボールが矢のように飛び交う激しいラリーなどもしばしばみられつつ。つくばの鬼サーブをどうにか手に当てるふじもりさんが繰り出す超高速レセプションボールを何食わぬ顔してセットする北沢さんの付き合いの長さつーかあうんの呼吸っぷりはすばらしい。


この編成のつくばも初めて観たけれど,つくばの良さばかりが出た試合だったようには思う。第3セットは接戦を富士通が取ったけれど,まあ,でも,ね。富士通は中川岩井次第みたいなところがあるのが,波が大きく見える一因かもしれん。


チャレンジ上位は2勝同士の直接対決を制したつくばが3勝無敗でトップ。2勝1敗で富士通ジェイテクト,1勝2敗で警視庁とヴェルディ,3敗が大同。富士通は当面のライバルと思われるつくば・ジェイテクトとの対戦はどちらもおしまい。来週最終週につくば・ジェイテクトの直接対決が残っている。


ぷれみあは,本日大分三好入れ替え戦出場が確定。順位はまだ決まっていないが,勝利数の差を考えると8位の可能性が高い。もう1つの椅子は未定。もつれそうだったけれど,今週JTが2連勝(したら7勝10敗の3チームの中でセット率でトップになり,なんと4位に急浮上とな)したことで,豊田合成の線が濃厚になってきた感はある。


入れ替え戦になれていてめっぽう強い(入れ替え戦に向けてチーム作っているんじゃないかとうがった見方をしてしまうぐらい)けれど,これから4試合じゅうぶん研究ができる三好とあたるのと,なかなか決まらないもう1つのチームと当たるのと,どっちが,というのは,単純には決められないところ。案外ちゃれんじ2位抜けしてぷ7位チームと当たる方が,ギャンブル要素は強くはなるけど一発勝負に賭けられるかもとかとか。精神的には挑戦者の側の方が有利な気がする。


ちゃれんじ側は,意外にもつくばは入れ替え戦に出たことがないらしい。ジェイテクト富士通も入れ替わりません経験者。ジェイテクトはマティアス取ったりゆーせい取ったりと本腰入れて上がる気が見えるだけに,来週のジェイテクト対つくばが山場(ジェイテクト富士通にストレート負けが以下同文なのでなりふり構ってると切符自体手に入らないという)。富士通は明るく楽しくそして強くのチームゆえに,何を考えているのかよくわからない。ああ,富士通と当たったなあ(遠い目)。ただ,今日一日しか観ていないけれど,この3チームの中ではつくばが頭一つ抜けている気がした。


ぷれみが視点での不気味さでいけば,つくば・ふじつう・じぇいてくと,かもしんない。じぇいてくとはぷれみあのチームにとってはやりやすそうな気がする。根拠はないよ。去年の黒鷲のサントリー戦みたいなことになると面白いけど。


そして警視庁とヴェルディにもまだ可能性が残っているので,あと2試合戦ってみないことにはどうにも。

*1:MPOだからM?