第61回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/2(水)大会2日目

[A1]大村工業高等学校0-3FC東京(17-25 16-21 20-25)

→大村工:12山口 10峯 1竹下 4山下 7山添 6浅川 L3渕江
東京:6山内 17橋場 4バトゥ 11ミロ 28前田 26木村 L23山本洋/3福田誉
〈メモらん〉
・東京はレセプションスタートだったので,スタメンがあやしい。ミロと前田は逆かもしれない。
・しかし第2セットも山内→橋場→バトゥ→ミロ→三上→木村っぽいので,やっぱりミロおぽであっていたのかも。
・途中から福田裕三がオポジットに入っていて,三上がOHに入っていたりしていた。
・第3セットの東京のオーダーは山内→土屋→バトゥ→福田裕→三上→木村。
・隣のほうを見ていたので,あまり見ていない。さすがに高校生に対してだと大人の余裕を見せていたようではある。高校生だからと油断してかかるとえらいことになることもしばしばあるけれど,東京さんも油断してかかりはしなかったようで,手堅く2勝。

[B1]富士通カワサキレッドスピリッツ0-3豊田合成トレフェルサ(22-25 14-25 20-25)

富士通:14岩井 9平澤 1中川 4神山 6三芳 13渡辺 L17藤森/18小川
豊田合成:13岡本 6近 8メロ 10井上 14幡司 3重村 L7古賀幸
〈メモらん〉
富士通リベロの小川さんが出ていたのは一瞬かも。
・勝田さんとか廣本(ピンサ?)とか。呉屋さんも出てたかな(昨日の中川→廣本の途中交代と混同しているかもしれない)。
・合成は,重村の後衛3ローテを内山にしてみたり。
・試合前の予想よりもはるかに合成ペースで進んだ。富士通としては,前日といい今日といい,もう一声欲しいところではあったが,チャレンジマッチもなかったチャレンジリーグ3位チームのリーグ終了から黒鷲までの期間などを考えると,時期的に難しい部分もあるだろうか。
・途中から合成は,メロ→5福島,近→15長山,みたいなことをやっていた。白岩さんも出た。
・そして,古賀太一郎も。気がついたら入れ替わっていた。背格好も仕草もよく似ているので,遠目には一瞬それとわからない。背番号の桁が違うのが救い。背中の名前は兄はKOGAのまま,弟がTAICHIRO。

[A2]明治大学3-2JTサンダーズ(25-20 25-18 20-25 24-26 15-9)

→明治:17杉本 8鎌田 13大塚 19有田 1澤田 12新 L29瀧野
JT:10小澤 1安永 11ゴメス 4小川 18石橋 17深津 L21大上
〈メモらん〉
・ご覧の通り,明治が勝った。わたしはそりゃもう大騒ぎだったが,それだけでなく,選手名簿か組み合わせ表か何かが載ったカラーのA4ペラのチラシ片手に来ている(ふだん明治大学を見ているわけではなさそうな)方々も,勝利を目前にした第5セットは明治大学の得点毎に拍手を送っていた。試合後は大きな拍手につつまれた。黒鷲旗の大きな魅力の一つだ。
明治大学は,大会前にわたしが一方的に活躍を期待していたものの,前日の対東レ戦では手も足も出せずにこてんぱんにやられた。歯がゆかったしつまんなかった。
・しかし今日は,大学リーグ戦で見られる明治らしい戦い方ができていた。JT側もどことなくTOKAIサンダーズみたいなスタメンであったが,それをおいておいても。
・試合が進むにつれ「らしさ」を出せた明治と,なかなか調子があがっていかないJT。明治が2セットを先取する。
JTは第1セットから随時選手を入れ替えて状況の打開を図るが,奏功しない。セット終盤には明治20-18から大塚サーブ(JTS4れせぷローテ)で突き放した。
・第2セットのJTのスタメンは國近→安永→神田→甲斐→石橋→井上。中盤まではお互いまとまったブレイクをしあう展開だった。明治15-14から澤田のサーブのところで,相手スパイクをディグ→トランジションで有田のパターンがうまくはまって,20-14に。
・第3セット,JTはスタメンを入れ替え,小川→安永→小澤→甲斐→石橋→井上。
・おざわおぽきたー。ようやく,と言うのもあれだけど,ようやく,小澤さんの高さが見られるようになった。
・第3セットは序盤からJTのサイド3人ががんばり,明治にミスも出るなどして,JTが良い形で取る。
・第5セットは,おまけみたいなものだ。明治は第4セットで終わりにできる(しなければならない)ところを,24-22からの4失点で落とした。
JT側から言えば土俵際で残ったのだが。
JTサーブで始まった第5セット。序盤で得点先行していた明治がちまっとブレイクポイントを取る。3-2から國近スパイクを拾って→有田,大塚サーブのレセプションボールがネットを越えて,澤田が押し込む。
・サイドアウト取り合って明治8-5でコートチェンジし,11-9からふたたびサーバー大塚。JTとしてはS4レセプション。小澤スパイクを拾って→杉本,甲斐スパイクを拾って→新(ちがうかも),レセプションボールがネット越えて澤田,小澤のスパイクを澤田がブロック。
・で,15-9。大塚サーブ+明治ディフェンスの神髄。
MSN産経ニュースにさっそく澤田主将のインタビュー付きで記事が出ている。「金星」って言われるよね。そうだよね。その見出しや結果を見た人が「JTだいじょうぶ? どうしたの?」とも言う。それもそうだ。
・そういう試合を現地で見られたのは幸せだ。見たからって勝敗分析ができるわけじゃないんだけど「何が起こったの?」の答えは自分の見たものの中にあるはずだから。
・明日対戦するチームのえらい人が,たいへん真剣な様子でスタンドから試合の行方を見ていた。
・2敗となったJTは,このあとの第4試合でジェイテクト東レに負けたため,グループ戦での敗退が決まった。
・主力選手を何人も欠くなど厳しい面もあったように思う。今日は八子ベンチアウトで,そのかわり(というのはポジションが異なるのでおかしいのだが)安永がベンチ入りしスタメンで試合出場した。
JTにとって今年の黒鷲旗はそういう位置付けだったのだろうとわたしは考えている。
・それでも,仮にもぷれみあのチームが大学生に負けるとはなんたることか,という見解もあろう。実際東レは完勝したのだし。
・しかし今回のJTのようなチームは明治が得意とするところで,昨日の東レのようなチームは明治が苦手とするところ,おまけに昨日は通算2度目の出場という慣れない大会での初戦であり,東レJTとの力関係の単純比較を意味するものではない。
・もっとも,東レはつよい。明日の東レJTの直接対決が楽しみである。

[B2]中央大学0-3大分三好ヴァイセアドラー(19-25 22-25 23-25)

三好:21高橋和 13中島 10オンテレ 7細川 20高橋貴 18山田 L14橘
→中大:8新井 17手塚 23今村 1渡辺 7伝田 13石井 L5山香
〈メモらん〉
・両チーム前日からスターターをいじってきた。三好は高橋貴広。
・驚いたのは中央大学。セッターは石井先発(関田が途中出場)。MBの片方を手塚。オポジットに今村(日向学院)。今村がスターターで出たのはリーグ戦から通じて初めてじゃないだろうか。また,ローテーションもいじり,セッターに対する対角の位置やらあれこれが変わっていた。
・しかし試合そのものは隣のA2が大変なことになっていたため,きちんと見られていない。「ああ,長江さん出てる。。でも」みたいな。
・三好2セット先取で,第3セットは中大が中盤で追いついて逆転し,終盤に向けてリードして試合が進んでいた。このままセットを取る勢いであったのだが,中大24-20のところで,なにがしかの確認が入って試合が中断した。どうやら中大が何かやらかしたらしく,そこで中大がチャージドタイムアウトを取る。
・スコアが24-21にかわり,またすぐに23-21に修正されて試合再開。中大が得点を重ねて25-21。中大がセットを取ったはずだった。
・しかし,得点を示す笛は鳴り両チームの選手がエンドライン側に整列したが,ここでもやはりなにか異議申立があったようで,セットが完了しない。記録席のところで審判その他の人たちが集まってそうとうぐじゃぐじゃやり,10分以上中断したと思う。
・結局,23-22ぐらい(このへんメモ取ってない)から,再々回となった。そして今度は三好が連続得点を重ねて,中大が一点も取れないままセット終了=試合終了となった。
・どうしてそのようなことになったのかは全くわからない。得点が遡って修正される,しかも減点を伴っていることから,中大がローテーションを誤ったまま試合を進めていたのではないかと推測はされるが,4コート進行でもあり,アナウンスはない。
・もとはといえば(おそらくは)中大のミスであろうからして,失点や敗戦もやむなし,ではあるのだが,やり直し後に得点を重ねて25点に乗せたプレーが全て取り消しとなったため,後味の悪さが残った。

[A3]堺ブレイザーズ3-1日本体育大学(25-20 25-22 24-26 26-24)

堺Bz:19今村 18大道 13松岡 7エンダキ 12横田 4北島 L2井上
日体大:9渡辺 5上西 28山田 1山本 2黒木 16中村 L12吉武
〈メモらん〉
・第2試合でもえつきたので第3試合はまったり観戦。
・今日も松岡がアウトサイドで出場。
・まあ,堺,だろうな,と思ってのんびり構えて主にとなりを見ていたら,第3セット日体大が取った。
日体大はコンスタントにセットを取る。1セット取るのもじつは難しい。

[B3]東海大学1-3サントリーサンバーズ(26-24 18-25 22-25 29-31)

(第2セットスタート)
サントリー:20米山 10冨士田 9アンドレ 7越川 12塩田 6岡本 L15佐別當/13高橋賢
東海大:13鶴田 18鈴木頌 7池田 2阿部 29栗山 1深津 L15大西
〈メモらん〉
・A2が長引いた影響で,出だしは落ち着いて見られなかった。
・第1セットのサントリーの最初のサーバは越川だったので,第2セットでは対角が入れ替わっている。
・もちろんサントリーなので,金子やら柴小屋やら二木やらもごろごろ出ていた。
・第1セットは大差の付かぬ中進行した。23-23からサントリーが越川のサーブポイントで23-24としセットカウントを奪ったが,タイムアウトあけに逆に東海大が3連続得点(池田のスパイクでサイドアウト,アンドレをブロック×2)し,このセットを奪った。
・第2セットは,アンドレや越川のサーブなどでサントリーが大量得点を重ねた。
・第3セットも比較的僅差から21点以降にサントリー
・第3セット東海大13-17からとことこと得点を重ねて17-17に追いついた。次のプレーでサントリーがサイドアウトを取り17-18になったところで東海大タイムアウト
・リードされたといっても,ふつうはタイムをとることの少ない場面。
・首をかしげはした。そして,タイムアウトがあけて数プレーの後,気がついたら東海大の13が3に変わっていた。
・タイムの間はたいていほかのコートを見ているので状況はつまびらかでないのだが,いなくなった13の人はその後姿が見えなかった。試合後にたずねることもかなわなかったので,すさまじく気がかりなままである。
・かわって入った星野が素人目に一見恙なくプレーをしていたのは不幸中の幸いと考えてよいのだろうか。
・第4セットの展開も第3セットと似たような様子だったが,21-23から東海大がブレイクして24-23と先にセットポイント。このときの阿部のサーブが良かった。
・しかしサントリーがサイドアウトを取って(東海大トランジションの攻撃に持っていっているのだが星野のスパイクがブロックされた)デュースになる。その後アドバンテージも何度か交替しつつ進んだが,最後のへんはよく分からない。
・その第4セットデュースの攻防のさなか,某選手のアレさ加減にとうとう堪忍袋のなんちゃらがなんちゃらして,瞬間沸騰した勢いでメモ帳をぶんなげた。回収に行ったが筆記用具が見当たらなかった(後に親切な方があり無事帰ってきた)。
・泣き面に蜂状態で,記憶媒体の容量がいつのまにかあっぷあっぷしていた。
・というふたつのできごとによりたいへん動揺した。
・によって,猛烈にもつれたデュースの攻防が一切頭にはいっていない。
・という自分の短気がいちばんの反省点。物にあたってはいけない。まして紙とペンにぶつけるなどもってのほか。
・彼の名誉のために。彼本人に非はない。もーれつにdisりたくなるときがまれに訪れるのだが,複雑な気分である。
・ひいき筋の某選手のことではありませぬ。念のため。
・それはさておき,久しぶりに越川のプレーを見た(前日も出ていたけれど)。やっぱりすごいわ。なんつーか,ぜんぜん違う。こんなのばっかりごろごろいるのがトッププロの世界なんだなあと改めて思った。
・越川は,わたしがまだ大学リーグのだの字も知らない(「知らない」と表現するのがふさわしいレベルに知らない)ころ,大学に進まずにVリーグデビューした選手だった。他の多くの男子選手が大学を経る中,年齢のわりにVリーグの経験が長い。
・今の若手の選手たちが本格的にプレーを始めた頃には既にあこがれのトップ選手として君臨していたのではないかしら。算数は苦手なのでよくわからないけれど,わたしがはるか昔に感動を覚えた選手と,さいきんお世話になっている筋とが,同じコートでネットを挟んで試合をし,サーブをぶつけられたりぶつけたり,ブロックをしたりされたりしていることに,しみじみしてしまった。
・それもまた黒鷲の楽しみの一つか。

[A4]ジェイテクトスティングス0-3東レアローズ(18-25 20-25 19-25)

ジェイテクト:10松原 2金丸 15若山 11安井 8松崎 6高橋 L12興梠
東レ:19梅野 16角田 3古田 12ボヨビッチ 8瀬戸口 11王 L15勝野
〈メモらん〉
東レは前日のオーダーからMBの対角を入れ替えた。
東レ側の意図は不明なれど,角田・古田とたたみかける強サーバーはジェイテクトにとって驚異だった。この2ローテでずるずる失点を重ねて(ほんとうに,もう,ずるずるとしか言いようがないぐらいずるずるだった),立て直せない点差になってしまうというパターン。
・それを6人の中で2回出現させるのがセオリーだろうけど,敢えて連続させていた。サーブで滅多打ち。それだけで試合が決まったと言っても過言でないぐらい滅多打ちだった。
・この結果,東レ2勝。1勝1敗同士の明治大学ジェイテクトが明日直接対決するので,東レの準々決勝進出は(順位はともかく)明日の結果をまたずに確定。もう1つの椅子は明治対ジェイテクトの勝った方ということになる。
・勝った方だけなんて,どっちを応援すればいいんですか状態じゃないか。

[B4]パナソニックパンサーズ3-1つくばユナイテッドサンガイア(25-25 25-20 25-21 32-30)

(第2セットスタート)
→つくば:20椿山 19久原 18加藤 5李 8できた 12*1前田 L22吉野
パナ:11チアーゴ 6白澤 16大竹 8川村 13まつた 4伊東 L7山本
〈メモらん〉
・ちからつきました。いつのまにか始まっていた。
・第1セットをつくばが取って沸いていた。
・第4セットあたりで隣の試合が終わり,試合をしているのがこのコートのみとなった。
・サンガイアが取れそうでほんとうにいいところまで行ってて,夜7時だけどフルセットくるー? というところだったのだが,最後の最後はチアーゴだった。とおもう。

*1:パンフ見ずに書いてる