ぷれぱんぱし


アジア太平洋カップ福岡国際男子バレーボール大会,という長い名前の大会。


大会自体は今年で24回目と長い歴史をもつ。わたしが大会の存在を知ったのが3年前なので,そもそもの位置づけや内容の推移は把握していない。


今年は6/15(金)〜17(日)の日程で,福岡市民体育館で開かれる。USA(学生選抜),タイ(ナショナルチーム),中国(ジュニアナショナルチーム),日本(2013ユニバーシアード代表候補チーム)の4チームによる1回戦総当たり。


昨年・一昨年は韓国のユニバ候補チームが来ていたのだが,今年は韓国に替わってUSというかたちになった。韓国ユニバっ子は2010年も2011年もかわえかったので今年観られないのはたいへん残念なのだけれども,USの若いのに期待したい。


例によって手作り感溢れる公式サイトもオープンした。


http://mitsports2.p1.bindsite.jp/apc.2012.html


あちこちに溢れる手作り感はともかくとして,今週の金曜日には試合が始まるというのに,まだ代表選手の公式発表がないのは遺憾である。


わたくしは先月の時点で「誰が出ようが観に行く」と悲愴な覚悟でもって腹をくくって航空券や宿泊の手配をしたから良いのだが,去年のように「メンバー次第かなー」などとのんびり構えているとどうにもならん。つまり去年それで難儀したので今年は覚悟を決めたのだが。待ってみたところで特割7にさえも間に合わないまで引っ張りまくるわけで諦めるしかないという。


いま,ちょうど直前合宿を広島で行っているので,合宿終了(→福岡移動後?)の発表なのかしらんとは思うけれども,もう少し早くてもいいと思うのよね。


所謂ベンチ入りの最終12人の発表は直前になるのもやむを得まいが,パンフに名前載せる範囲(去年のパンフには最終的にはいなかった名前が3人ぐらいあった)は早い段階で絞れているでしょうに。


と文句を言ったところで,誰がどこで公表するかを考えると,現実的でないのだけれど。JVAは今週日曜までオリンピック予選で手一杯で,大会結果は出せても大会前のアナウンスをする余裕はないだろう。主管の福岡県協会にしても,まあ,ねえ。


幸いにして,広島の合宿を観に行った方から合宿参加メンバーはうかがった。そのメンバーが12人なので,おそらくそのまま週末の本番にスライドすると思われる。


今年のメンバーは来年のユニバの候補という位置づけなので,今年大学を卒業した人が上限。下限は,来年の世界ジュニア(今年のアジアジュニア)に該当する世代は外れているのかな。であれば大学3年生から新卒までの3年分。


2010は監督が東亜大の佐幸監督だったことも影響してか東亜大ゆかりの選手が多く選出されており,初めて観る選手が多く楽しかった。その時観て気になった東亜の選手達が冬の全日本インカレでベスト4に入り,今Vリーグの各チームでそれぞれ若手として台頭しつつある。そういう楽しみがあって6月の福岡行きを楽しく感じたものだが,去年は監督が武大の徳永氏で,選手もほとんど関東1部選抜状態だった。ユニバ本戦に至っては思わず「積山さんが監督すればいいのに」といいたくなるメンバーだった。2010パンパシメンバーとの連続性に欠けた部分がみられたのもやや残念だった。


徳さん個人に対してどうこうではない。2011パンパシでは比較的ポジション固定気味で戦ったように見えた徳永さんが,ユニバ本戦では,日替わり目玉に交代枠もフルで使って行ったみんなで戦ってきたのは記憶に新しい。


今年も監督は徳永さんの由。そして,合宿メンツを伺う限り,福岡まで関東1部とそのOB選抜を観に行くことになるような気配が濃厚に漂っている。昨年以上に。2011シンセンユニバから引き続きという選手も多い模様。もちろん引き続き組がメインになるのか,現3年を中心とする新戦力がメインになるかは,蓋が開いてみないと分からない。


そらあ,今年は出ないだろうと思っていたどこぞの誰かさんが合宿にいてると聞いて色めき立っている自分を否定できないし(試合に出るかは別だがね),馴染みがなくはない関東1部メンツかわいいのも確かだし,えとえと……


たしか先月だかの月バレに名前が載っていたので書いてしまうが,去年の世界ジュニアのメンバだったできたんといっせーとやまとが入っているらしく,アジアジュニアで優勝し世界ジュニアでもブラジルでがんばってらっしゃった91生はばれー界のぷち黄金世代だと思っているので楽しみではある(もっとたくさん91から入るかと思ってた)。


あとは89のおにーさんたちが引っ張ってくのかなあ,という感じ。89大好きなので週末が待ち遠しい。


そんでいきなり話ぶっとばしますけど,OQTを見ていたりその前後に勃発した阿部ゆーたの東レ退団→(てっきり海外に行くか茨城に帰るかと思っていたところに衝撃の)サントリー移籍に遭遇したりしてしみじみ思うのだけれど,次世代のセッター,どうなるん,だろう,ね。「次世代」って8年後ぐらいね(JOC見ろとかインハイ見ろとかはるこう見ろとか言わないで)。


わたしは選手の善し悪しはぜんぜんわかんないし,とくにセッターは求められる要素が多岐にわたっているので,選手個々の特性もばらばらしている(と思っている)。団体競技のそれも司令塔に喩えられるセッターというポジションについて,個々の選手を独立に取り出して比較して云々することにはあまり意味がないとも思っている。代表には時の代表に見合った選手が選ばれればそれで良い。


とはいえ,関東1部の学生からシャカイジン2・3年目あたりの自分がプレーを見たことがあるセッターの顔を思い浮かべても,代表チームでセットアップしている姿が想像しづらい。単に今代表いないから想像しづらいだけで,誰であれそこにおさまればおさまって見えるのだろうとは思うのだが,それだけ宇佐美と阿部(意外とOQTには縁がないが)が長い印象。


もちろん過去に思いを馳せれば,真鍋成田のあとしばらく大会毎にセッターがころころ替わっていたような印象もあるので,あんまり気にしなくてもなるようになるんだろうけれども。


あくまで個人の好みだけで言えば(セッターだけ抜き出すのはナンセンスと前述したうえで敢えて書くが),背が高いセッターが好きなのだけれど,全体的に身長が低くなりつつある昨今,高身長セッターはむしろ減っていきそうだ。


求めているのは高い位置でボールがさばけることとブロックが良いことなので必ずしも身長そのものではないが,一つのめやすとして。


というか,単純に,自分が身長が低いから背が高い選手に憧れるだけなんだけど。


実際には,国際大会においては日本のセッターでそこそこ背が高くてそこそこブロックがいいぐらいじゃお話しにならないという点で大差がなさそうなので,身長よりも他の要素重視したほうが得策かもしれず,そのあたりを考え出すときりがないので,あくまで好みの問題。


ふだん見ている界隈だと,朝飯前の俺ツーとか三度の飯よりツーが好きとか1セット最低1ツーとかは当然,ツーに飽きたらずオープンに開いてトス呼ぶぐらいの攻撃大好きセッターが大好きだけれど(ほぼ固有名詞ですけど),セッターのお仕事としてはメインではないね(笑)。


185以上とは言わないが180だともう一声ほしい感じがするなあ,などと,大学界隈を見て思う。贅沢ですね。