東日本大学選手権@札幌大会4日目男女準決勝

女子と男子との間に行われた小学生のエキシビションマッチもかわいかった。今まで,公開バレー教室のようなものは見たことがあったけれど,試合前のアップを見たのは初めてだった。大人と同じような対人やレシーブ練習や三角のやつを一生懸命やっているのを見ると,ふだん見ている界隈の技術がどれだけ高いかがよくわかる。いつもけなしているのが突然心苦しくなる。
と言いながら昼食に外出してしまったのだが。戻って来たら男子対女子の試合が行われていた。小学生ぐらいだと体格にもそれほど差はないし高学年は女子のほうが大きいぐらいだからそういう対戦もアリなんだなあと目から鱗
そのあと北海道の小学生のみなさんは男子準決勝戦を見ていた。ちょうど自分が見ていた後ろに一チームいて,パンフレットの身長を見ながらわいわいしたり,気になる選手を探したりしていた。一緒にいたコーチ(たぶん)が時折見所を伝えたりしていて,なんとはなしに微笑ましい雰囲気だった。かわええなあ。
二コート進行だったので,両方同時に見ることは難しく,東海大湘南校舎対慶應をメインに合間合間にちらっと筑波対中央。
両コート少し似た展開で,試合開始直後に調子のよかった慶應と筑波が第1セットを取りきれず,第2第3セットは第1セットを取った東海と中央がそれぞれ調子をあげ,結局どちらもストレートで決着した。
明日の決勝戦は東海対中央。インカレ決勝戦での対戦となるといつかの全カレ以来か。春の関東優勝・準優勝の争い,だっけ?

慶應義塾大学0-3東海大学湘南校舎(21-25 16-25 25-27)


慶應:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L9前田/25野瀬


東海:3星野 18鈴木頌 7池田 13鶴田 2阿部 1深津 L15大西


第1セット,14-13から慶應4連続得点で最大5点差。しかしその後19-14から東海が巻き返す。20-18で星野にサーブが回ると,サーブで崩し返ってきたボールを鶴田が決める理想的なかたちで20-21と東海が逆転。鶴田大明神さまの活躍に加えてピンサで入った北林も奏功し,そのまま21-25と一気に走り抜けた。


第2セット,序盤の競り合いから先に東海が抜け出す。東海のサーブが絶妙。このセットだけで4本(推定)のサーブポイントを奪った。逆に慶應はブレイクチャンスとなるサーバーでサーブミスが出るなど勿体ない部分もあり,スパイクは柳田孤軍奮闘状態になりと,流れをつかめないままだった感じ。


第2セット,慶應はミドルの対角を入れ替えていた(山本前衛星谷後衛始まり)。ねらいはなんだったんだろう。


で第3セット。星谷前衛始まりで,後衛は山本→稲田。東海が先行気味。12-16から(稲田サーブであり東海S1)池田の連続スパイクアウト→鈴木のクイックを星谷がシャットで1点差。いちど東海がサイドアウトを取り,野口のブロックや柳田のサーブポイントなどなどで18-17と慶應が逆転。20点過ぎから東海が本領を発揮して,こんどは池田のサーブで慶應を崩してぶいぶい言わせる。


21-24と東海がマッチポイントを握り,そのあと間宮のサーブが火を噴いてデュースに持ち込んだが,最後はこの局面でトスが集まる柳田のスパイクがアンテナにあたり,東海のストレート勝ちとなった。


春のリーグ戦では4/28に壮絶なフルセットゲームを繰り広げたこのカード。東海大の(スタッフの)リベンジめらめらが目に見えるようだった。サーブで勝負をしかけていた。前後左右緩急。


東海は春季リーグでは常にどこかに故障者を抱えていたので,この布陣を以て2012仕様となるのだろうか。個人的には思うところあるのだけれども,まあ……いいのかな。うん。


以上,記憶もなくなった日曜の夜に書きました,まる。慶應スポーツさんの記事で記者さんから選手コメントまで星野が星野がって言っていたのが,しみじみと,どう読んだらいいものやら。中学時代の同級生やら高校時代の同級生やら。試合を観ていたときにはあまり気にならなかったけれど,あとでメモだけ見るとかなり柳田の肩にかかっていた試合だったのだなあと思う。