鬼が笑う
来年のスケジュール,というものをぱちぱちと入力していたわけだ。
ぷのファイナル4/13or14はまた関東大学春季リーグの開幕と重なりそうだなあと思い,来年はいないことを再認識する。
何か特別な事態でもおこらなければ,来年の春もわたしは大学リーグ戦を観に行くと思う。今でも現3年(いわゆる91生)が中心になっているチームは多いので,彼らが最上級生となる来年度のほうが気合いが入りそうなぐらいだ。
逆に現4年(90生)の最後のリーグ戦である今年の秋リーグは,現時点で予定がうまっている日が多く,そんなにたくさんは観に行かない。そしてリーグ戦以降の大会は,天皇杯ブロックラウンド,全日本インカレ,天皇杯ファイナル,東西対抗。
天皇杯ブロックラウンドは,現時点で分かっているのは,直行組の春1部上位5大学+日体(東京都),順大(千葉),宇大(栃木)。
全日本インカレは,せめて金曜は休みたいと思っているが,果たして。金曜で16→8→4と仮定すると,土日だけにするのは胃が痛すぎる。
天皇杯ファイナルは,まず,超絶狭き門のブロックラウンドを抜けないと始まらない。今年は2週に分かれたので1週目は金・土・日とすこし月−金サラリーマンに優しくなったが,とはいえ二週連続金曜に休める状況ではない。
東西対抗の週は,おそらく北の大地にウィンタースポーツに出かけるだろう。
そうこうしていると,年が明ける。そこで現4年が引退することだけはたしかだ。
90生のゆきさきについて,ごくごく少数については,正確・正式ではないながら,いくらかの情報が,入ってきていないこともない。自分の視界に勝手に飛び込んできたり話し声が聞こえてきたりというはなはだ信用ならん一次情報や,もう少し信憑性の高い一次ソースに基づく人伝二次情報や。
自分の目で見たものしか信じないと言ったのは去年だったか。今年は,自分の目で見たものをもっとも信じていない(笑)。
結局のところは蓋を開けてみないとわからないというのはこのほんの数年でさえもいくつか事例を見てきたし,先に知ろうが後で知ろうが,結果はかわらない。だから,そのことそのものをぐだぐだ言っている自分はちょっとかっこわるいなあともう1人の自分は思っている。でもきっと冬までぐだぐだ言い続ける。今年はV開幕が早いから内定選手の登録有効も早くなるのかしら。といっても,実際に合流できるのが年明けでなのはかわらないから,発表時期も大差ないかな。
先日そういう話をした際にも,露骨に眉をひそめて「えー。おすすめしないよー」などと言ってしまった。自分から話題にしたがっておきながら。推しメンdisる癖はいいかげんどうにかしたほうがいい。
でもなあ。なんか,まだ,ぴんとこないんだ。「次のステージ」とやらが。そして,そこに出て行くのを想像すると,こわいんだ。
その選手のこれまでの実績と今を見て,どこを評価され判断され,何を求められているのか
先のチームでどういう役割を担えるのか,期待されているのか
具体的に,何を武器にして,誰とどんなポジションを争うのか
今ある(個人としての)課題や今後のばしていくべきところはどこか
どのぐらいの伸びしろ・上積みが期待できるのか(そして実際に伸びていけるのか)
そして,そのさらに,先は。
わたしが見ている界隈の大学生の多くは,きっとこれまでに多くの屍を踏み越えて今に至っている。おそらくは常にエリアトップクラスのカテゴリでトップクラスの選手としてやってきている。もちろんそうでない選手もいるけれど。
競う相手は同世代。内部でも外部でも。それはそれは厳しい世界だろうし,人数だけで言えば,学校の部活のほうが大人のチームの何倍も多い。
しかし,学校というところを出た先には,年齢無差別級の世界が待っている。もともと選りすぐられた人々だけが半ばプロとして研鑽を積んでいる中に入っていく。
その状況が想像つかない。そこの世界で,今どれぐらいの位置にいて近いうちにどんぐらいまでいけそうなのか,考えたこともないし,見当がつかない。
ひらたくいうと,あまり期待してないというかできないんだ。でも,それを直視したくないんだよ。あくまで自分の都合。
わたしはただの傍観者だ。ファンじゃないかもしれない。応援さえしていないかもしれない。
この先もかわらずにずっと応援し続けるなんて言えないし言わないし,応援してる気持ちは目に見える形にはできないし,たとえ目に見える形で応援したからって,本人のあれやそれとは別の話であって。
とかいうことを,この1〜2年ぐずぐずと感じている。そりゃ気にならないといえば嘘になるけれど,年を経る毎に気にかけ度合いが薄れていくというのが,過去の事例をふりかえっての感想。なので,90に対しても過去の事例と同じ程度のスタンスで臨めればいいと思っているのだけれども,90っ子は自分がある程度能動的に大学界隈を見始めた年の1年生なので,これまでと同じ状態で新しい年を迎えられるかわからない。
と,全く同じようなことを89生のときも書いた。そして,今は(まだ行き先の決まっていない89よりも)逃げも隠れもできなくなって腹をくくらざるを得ない90に対するほうが,そのあたりのことをシビアに切実に感じているのもたしかではある。
が。が。。。。
ああああああああああああああああああああああああ
うん。
贅沢な話だと思うよ。何が贅沢って,「これで終わりかもしれない」気持ちよりも「どこに行くんだろう」の気持ち方が強いんだもの。めちゃくちゃ贅沢だ。
だれでもどっかに必ず終わりはあるし,それが早いこともあれば遅いこともある。いつが終わりかわかんないし,わからないままにその時を迎える(迎えることさえできない)可能性は,常に頭の片隅にはある。
だけど,まあ,そういうことです。根拠や確たる証拠はないながらも,去年に比べると圧倒的に切迫感がない。去年の年明けやら春先やらを思えば,どれだけ暢気にかまえて贅沢なことを言っているのかと。言っても詮無き希望を述べられるこの有り難さよ。
なんにしても。
送り出すのか迎え撃つのか。いずれにしてもどうあっても,「今年」と「来年」の間で一つの区切りがつくのだなあと。一つのシーズンとして通しでスケジューリングされているVの日程を書き写しながら。年が明けて1年経って,もうひとつ先のシーズンのスケジュールが出る頃には,腹をくくることができているだろうか。