2012年度秋季関東大学バレーボールリーグ戦開幕


したよ。とりあえず男子2部。男子1部は今週土曜から。パンフの表紙の 2012 9.9[SAT]は見なかったことに。せっかく表紙写真(男子)のセレクトが俺得なのにちょっと残念。


春上位5校から1人ずつの個人写真を扇形に並べている。上半分が男子下半分が女子。一見キャプテンは全カレにとっておくのかしらと思いきや,中大は奏吾さん。


そんなパンフレットを貰いがてら,唯一1部と被っていない日程なので2部の様子を覗きがてら,ゆるーく亜大の体育館に行ってきた。JR中央線の武蔵境からバスで5分ぐらい。歩いて15分弱というところか。亜大は昨季3部1位で,入れ替え戦で2部昇格。


所用ありて第2試合ぐらいを目安に向かったら,Aコートはさくさく試合進行で,着く頃には第2試合の第3セットの半ば,というところだった。Bコートは第1セットの終わりごろ。


とにかく暑かった。先々週の国分寺の比じゃない。前日の日吉なんて言うに及ばず。コートのあるフロアはそれほどでもない(選手はしょっちゅう掌の汗をぬぐっていたが)けれど,上の客席に上がったとたんに湿度がむわっっと。温かい空気と水蒸気は上昇するというのを肌で感じましたよ。

A1法政大3-0中央学院(27-25,25-23,25-20)

B1駒澤大3-2日本大(24-26,21-25,25-22,25-18,15-12)

A2国際武道2-0亜細亜(25-20,25-15,25-13)


武大は春1部10位。亜大は春3部1位。着く頃には終わりかけで,サウナに汗を噴きだしてふうふう言っているうちに終わった。


武大は,春と違っていたのは,セッターが奥中じゃなくて#25藤崎。リベロが淵崎じゃなくて#35桝谷。あとは,春の最後2週と同じMBが南弟と王,サイドが櫻庭と三浦,OPが清水という顔ぶれ。


日焼けした面々,逞しくなっていたかも。相手も3部から上がってきたばかりというところはあるのだろうけれど。先に見ていた同行者から「武大はなぜこれを入れ替え戦でやらない」というコメントが。


アジアカップを終えて前日ベトナムから帰国したばかりの徳永監督もちゃんといらっしゃっていた。タイトな日程でよその子の面倒をみていただき,ありがたいことだ。

B2宇都宮3-0青山学院(25-20,25-19,25-23)


第3セット


宇都宮:11栗木,12森崎,6木村,7黒澤,1佐々木,4村上,L5狩野


→青学:15岩橋,19小泉海,6梶原,10杉山,4宮村,16小泉翔


宇は昨秋入れ替え戦ちら見以来だったので,と書くべきところだけれども,事実上先々週の関東国体ぶり。だいたい栃木。一部埼玉。そのとき栃木も埼玉も5セットマッチ×3試合やってくださったので,いちばんたくさん試合を観たチームだった。なので,6が1でねぎの7は7でぎょうざの7が4で12は12で,みたいな。混乱。栃木のセッターは監督さん。余談だけれど,国体のパンフをろくろく真面目に見ていなかったので,村上より黒澤のほうが学年が上だと思っていた。


ラリーが続いたときに決めきれるサイドアタッカーが,宇都宮の方が多いのかな,という印象で,ミスや合わない部分はお互いあるけれどラリーを宇が取る,という感じだった。第3セットはしばらく青学がリードしていたのだけれど,まんなからへんで追いついて逆転した。


宇はまあ,堅実っちゃあ堅実なんだろう。好きな感じのチームだ。1部から下りてきた2チームは強敵だろうけれど,どこまで食い込めるかが楽しみなところ。


青学さんは19さんだったか16さんだったかのコート内での雰囲気の良さにによによしつつ。

A3国士舘2-3大東文化(25-15,25-14,21-15,19-25,12-15)


→大東:13茂木,5田山,3根岸,20林,14石田,17堀川,L2佐藤


国士舘:43伊藤,3井本,10上村,6浜田,4佐藤貴,17佐々木,L32古田(r)/24峰尾(d)


ちょうどこの試合が終わって,おやつなのか早すぎる晩ご飯なのかよくわからないカレーうどんをすすっていたころ,TLにサッカーの天皇杯の1回戦の話題が流れていた。FC東京横河武蔵野FC相手に1回戦敗退した,と。そのほかにも,ジャイアントキリング(というサッカー漫画があるですね。ちらっと読んだことがある)が各地でちらほらあった模様。


じゃあバレーボールにおけるジャイアントキリングってどんなだろうと。大学生がぷれみあを倒すのは,そうしょっちゅうあることではないけれど,ものすごく珍しい話ではない。高校生がぷれみあは,男子は記憶にないけれど女子ならある。


ふだんのカテゴリが違うと,一概には比較できない。オンシーズンが違っていたり,大会に臨むスタンスの違いがあったり。Vぷれみあはトップリーグであれかしとは思うけれど,練習環境でいえば関東1部の一部の大学はおそらくぷれみあチームに引けを取らないかそれ以上だと思う。スポーツ推薦で入って競技スポーツを専らにしている学生は,その競技で飯を食っているに等しい。一チームが抱える人数も大学の方が多く,選手層もけして薄くない。もちろん,それでも,何より大きな差であるところの経験の差や,その大学リーグで揉まれた中の一部の人だけが進み,さらに自動卒業がない中で競争して揉まれて絞り込まれて残った極一部の人だけがコートに立つことができるぷれみあのほうが,というところは,言わずもがなではある。


ぷれみあでそのくらいなのだから,ちゃれんじとの対戦で大学が勝つことはさして珍しくない。先の天皇杯東海ブロックラウンドでは,3セットマッチながら,聖隷クリストファー高校がVちゃのトヨタ自動車に勝つという試合も見られた。ちゃは社業優先で充分に練習にあてられないチームがいくらでもある。


なので,Vリーグチームとの比較よりも,高校→大学というおなじ「学校部活」枠内で学年が違うパターンや,大学リーグでの「部」違いのほうが,「もともとのランクの違い」が明確な状態だと考えられる。


というながーい前振り。国士舘は春1部9位。大東文化大は春3部2位。コクシが入れ替え戦で負けたのは,上村が故障離脱していたあたりもあるかなと思っていた。


「3部が1部に勝ったー。わーい。」「ちょっと待て,ここは2部だしどちらも今は2部だ」というのが今日の試合。


コクシは,長澤は終始ベンチで,セッターは基本的に伊藤。取った2セットは,20点以降に伊藤→池田/河西をしてその間セッター浜田,だった。セッターが伊藤だったから余計に,ほぼ国体埼玉状態。井本後衛時に29権藤をレシーバで入れたり,リリーフサーバに19細井を起用したりのオプションもあり。


最初の2セットのような展開が,予想していた範囲ではあったし,実際そのように2セット進んだので,そのままストレートで終わるんだろうなあとぼんやり考えていた。3時半までに終わるならそのあとどこに行こうか,などと。


第3セット,コクシ側のミスが目立ち始めた。余裕で2セット取ったから雑になったのか,ただ単に亜大の体育館の暑さにへろへろになっていたのか。特にメンバーを落とすようなこともしていなかったんだけれど,何か切れたんだろうなあ。第3セット序盤に大東がとととんと連続得点をして,数点ビハインドになった時に,コクシに焦りが見えた。そしてその焦りで自縄自縛していったような。良くも悪くも粗いチームなのが悪い方に出た。スパイクがネットにかかったり,ラインを割ったり。繋ぎもいまひとつよろしくなく,走り回るゆえかラリー中のブロックがきれいに揃わない。


大東は1・2セット目を大差で落としはしたが,悪くない感じだった。MBの2人のスパイクが良い具合に決まるし,サイドも3人それぞれ威力のあるサーブやスパイクを打つ。1年生が多く,コートに活気がある。コクシがパスが乱れてわかりやすーいトスが上がるときにきっちりブロックにもつけていた。すっごくねちっこく繋ぐという感じではなかったんだけど。


第5セットも大東が出だしに少しリードした。コクシがブレイクして7ー7に追いつく。しばらくサイドアウトが続きコクシ11-12大東の大東のサーブで,大東がブレイクした。ここで。11-13となりコクシタイムアウト。それから1点ずつ取り合って,12-14でコクシ2度目のタイムアウト。のあと,最後の得点は覚えていない。


勝った大東は初日で白星出して大喜びだし,負けた国士舘は呆然としているし。外のロータリーで涼んでいる(?)大東の面々の絵が面白かった。台風の目になるのか,勢いと波に乗ったのか,ビギナーズラックだったのか。


こういうことが起きるから,試合はやってみないとわからないんだよなあとしみじみと蒸し暑い体育館を後にした。亜大の体育館は比較的行きやすいので亜大が2部にいてくれると有り難い(秋は入れ替え戦がないんだった)が,12チームになると収容できないんじゃないかという危惧もある。2部は初日のみ亜大であとはずっと駒大二子玉。ワタクシ今季のリーグ戦は行かない日も多いので行く日は1部優先の予定。なので,2部は今日だけになるかもしれない。しかし,宇大や法政も交えた自動昇格2枠争いは気になるし,2部にいらっさる方々でキニナル向きもあるので,29日なら2部→1部のハシゴができるんじゃないかしらと目論んでいるところ。