2012年度関東大学秋季リーグ男子1部・7日目(ちょこっと)
やる気さんがお出かけ気味の秋。
筑波大2-3中央大
わりと派手に寝坊をかました。着いたら第2セット30-30。デュースsugeeee。
スタメンはわからないので第4セットのスタートオーダー。
→筑波:13久原 10田城 11出耒田 19篠村 5李 14前田 L2白石
中央:11早坂 17手塚 15江頭 1渡辺 7傳田 13石井 L5山香
筑波は第3セット途中でセッターが1矢野に交代してたけど,第4セットには戻していたらしい。
中大は今日は早坂。新井/早坂も悩ましいし,井澤/手塚も悩ましい。
第3セットは中大がリードしてて18-18で筑波が追いついた。逆転したんだったかな。試合が終わるかとも思ったけれど,やっぱりというかなんというか。終わらなかった。このカードがもつれなかった記憶がない。
筑波は痛い2敗目。後半失速気味の傾向は春も。ただ,まだ来週慶應を直接叩くことができる点でじゅうぶん優勝圏内なので,ここで凹まずに最終週,ですな。
中大は開幕3連敗で先行きが不安視されたもののその後4連勝で白星先行。セット率の関係で自チームの優勝はかなわないようだが,最終日が対慶應戦。
早稲田3-1東京学芸
こちらは着いたときには第3セット半ば。で第4セットのオーダー
学芸:2金丸 7加藤 10大和田 20柳澤 19井上 5横田 L1池田
→早稲田:15福山 11専田 7七里 10濱松 5吉村 4梅澤 L6本間
学芸は,前日の試合を横目で見たときに出ていた19井上が,この日も出ていた。土日ともちらちらとしか見られなかったのだが,なかなか。デンソーに姉がいるとか。
学芸も終盤追い上げたりセット取ったりはするんだけど,第4セットは優勝争い真っ最中の早稲田の本気。
日体大3-0専修大
A1(筑波-中央)が大デュースのうえのフルセットだったので,B2(東海-慶應)が始まったときにはまだA1の試合中だった。それなのにそのB2よりも先にこちらのA2が終わりそうだった。実際どうだったか覚えていないのだが。それぐらい日体ペースで進んでいたように見えた試合。
専修の長友は今週はお休みだった模様。開幕週の3試合は出ておらず,先週のホーム2試合には出場していたが。で,誰がオポジットだったかというのが思い出せないのですが。番号大きめだった。
長友もそういう状況だし,アジアジュニアで藤中,高橋が抜けている。春2部で全勝して入れ替え戦で実にあっさり武大を交わし,東日本インカレで日体大にも勝った専修とは状況が違うといってしまえばそれまでではある。この秋は入れ替え戦も降格もないから順位や結果は拘りどころでもないのかもしれない。
そうは言ってもさあ。というのは押しつけですわな。内容だけ見ていると,全敗の学芸よりも専修のほうが「アチャー」な感じがする。粘れていない度合いが著しい。
日体は,わたしの日体運のなさを尻目に着実に勝ち星を積み上げてきている。
東海大1-3慶應義塾
→慶應:23柳田 22野口 12星谷 8岡田 1間宮 5山本 L25野瀬/6中出
東海:3星野 18鈴木頌 32鈴木匡 8北林 2阿部 1深津 L15大西
ジャッジに不満がないといえば嘘になる。まず,スパイクボールに対するワンタッチの判定が,なんとも微妙。わたし,自分じゃジャッジできませんよ。あんまり見てないし,高速移動している状況の認識能力低いし。でも,アリーナかぶりつき状態の日吉のスタンドがしょっちゅうざわざわしていたので,判定に納得しづらい人が多い場面が何度かあったんだろう。判定の基準がぶれているように見えてね。「どうしてさっきアレでワンタッチ取ったのに今それで取らない」とかその逆とか。どちらか一方が有利になるといったことはなくある意味公平にぶれぶれだったんだけど,試合のハンドリング(?)がうまくない感じはした。
相次ぐ不納得なジャッジで頭に血が上っていたのかどうかはしらないが,東海さんも,あれはちょっとない。第2セットの最後。
東海21-18慶應で鈴木頌がサーブに下がる場面で,リリーフサーバーの家近と交代した。家近のサーブがダイレクトで東海コートに戻ったがダイレクトで押し込もうとした東海側とのネット際の攻防に勝ったのは星谷。そこで慶應が間宮にかえてワンポイントブロッカーに1年生の28上田を起用(初出場だったみたいで),と書いていくと長くなるので途中は省略するが,22-20から星谷のサーブで慶應がブレイクして22-21となり東海がタイムアウト。タイムアウト明けも慶應のブレイクが続き22-23と慶應が逆転して東海2度目のタイムアウト。それだけ拾われても拾われても同じ人に上げ続ける深津もたいがいだが気持ちはわかる(が,たいがいだ)。2度目のタイムアウトあけでもまだ同じ人に上げた。一発じゃ決まらなかったけど慶應のディグが直接東海コートに返り,それを深津がダイレクトにぶったたいてようやく東海がサイドアウトを取った。これで23-23。
話をわき道に敢えて逸らすが,その4連続星谷サーブの前に東海がサイドアウトを取ったレセプションスパイクもやはり同じ人が打っていて,それはかなり無茶だったけれども得点にはなった。都合5回連続でレセプションからのファーストスパイクを同じ人間にあげたのは,ある種じゃんけんのよう。「そろそろぐーじゃなくてちょきじゃないのと思わせといてぐー」の如し。誤解のないように申し添えたいのだが,そのこと自体を云々するつもりはない。これで「いい加減決めろ」と思うのが人情だとしたらわたしには人情がないのかもしれない。多少はある。
そんなこんなで話を戻して,23-23から北林サーブ→岡田スパイク(23-24),岡田サーブ→ミス(24-24),阿部サーブ→ミス(24-25),慶應選手交代(野口→稲田),間宮サーブ→ミス(25-25),深津がサーブに下がり,慶應が野口をコートに戻そうとしていたところで(或いは野口が戻った後だったか),東海側のメンバーチェンジゾーンでなにやらごそごそ動きが見られた。
いつのころからか選手交代の手続きが少し簡略化され,♪ぴんぽん不要で番号札だけで副審立ち会いのもとで交代できるようになった。2コート進行の大学リーグ戦では当然アナウンスも入らない。そういう状況なので「気づいたらかわっていた」ことはしょっちゅうある。とくにタイムアウトをきっかけに交代していると見逃す。また,ワンポイント起用が明らかな交代の場合は,どうせ戻すと思い込んで油断しているので,戻す方の交代を見損ねることが多い。
たとえば上記の場面では,上田→間宮の交代をわたしはメモしていない。稲田→野口もしていない。
じゃあ,東海の家近→鈴木は?
阿部がサーブに下がる場面で,鈴木がさらっと前衛に入ったが,家近→鈴木の交代手続きを踏んでいなかったらしい。MBにリリーフサーバーを起用したら,サーブが終わってリベロと交代する前に戻すチームと,そのままリベロと交代して半周して前衛に上がるタイミングで戻すチームとがある。東海は後者だった。
東海の得点が阿部のサーブの前まで巻き戻され(慶應の得点は生きてて24-25),そのすったもんだが東海の遅延行為とみなされ,ペナルティで慶應に点が入り24-26で第2セットが終わった。なお,東海の減点までは現地で見ていてわかったが,慶應に1点入ったペナルティの理由はそのときはわからなかった。遅延行為に相当したことは慶應スポーツさんの記事の慶應監督の談話で知った。
こういうときにルールに疎いと何が起きているのかわからないので辛い。あの場面,交代しそこねていることを自チームで気づいた場合はどうなる(どうすればいい)んだろう。東海側,誰も気づかなかったのか,気づいた人もいたけれど,やってしまった以上こっそり交代もできないし,セットの終わりも近かったから黙ってやり過ごそうとしたのか。
これはストレートあるでと思った第3セットは早い段階で東海が少しリードを広げた。慶應のスパイクがアウトになったり,岡田もそれまで手がつけられなかった柳田も,ぼちぼち拾われるようになったり。15-10と最大5点差ついたがそこから慶應がじわじわと追い上げていって20点過ぎてから,悠登&稲田の連続ブロックなどで逆転。そしてデュースに突入してあーだこーだで,東海が取った。
第4セットも以下同文。第4セットは先に慶應が24点目を取り(22-24)東海が相手マッチポイントを凌いでデュース。慶應は柳田・岡田のアウトサイド2人の決定力でばかすか。東海は前衛の星野,阿部,鈴木匡でやりくり。途中岡田と柳田が2人が続けてスパイクアウトになり東海が先行したが,直後星谷がキルブロックして慶應アドバンテージに戻る。最後は,これも宗雲監督談話だが,29-30から星谷のサーブ,阿部のスパイクを慶應が拾って間宮,東海が拾って阿部,もっかい慶應が拾って岡田,でおしまい。29-31。
フルセットボーイズ魂を受け継いだ今秋の東海大,開幕2戦目以来2度目の「フルセットじゃない」ゲームだったが,4セット中3セットがデュースという,たいへんフルセット魂に溢れた試合だった。第1セットのスコア13-25が何かの間違いに見える。
その後関東地方が台風の暴風雨でぴゅーぴゅーしている中で「とーかいはなんでこんなに勝てないのか」に始まる大反省会が某SNSで繰り広げられたわけだ。大幅に戦力を欠いていても首位のチームとすったもんだできるぐらいの力はあるとしても,過去すったもんだだけでなく実際に勝ち続けていたころと比べると,弱くなったと言えるだろう。おとといも書いたような気もするけど,なにがらしくないって,とにかくばたばたしている。足が動いてないし,地に足が着いてない。矛盾してるけど矛盾してない。だから繋ぎが悪い。その上で交代ミス。誰にもうっかりはあるけれど,これは当該選手個人の問題というよりチーム全体の足の着いてなさのあらわれにも見えたり。
東海のバレー好きに付き合わされた(?)慶應。慶應のセット率ならここで1セット落としてもさほど痛手ではないが,第1セットの圧倒的な差からここまでややこしい試合になるとは予想できなかった。前述のようにけして東海がすごく良かったとは言えないなかで,優勝を狙うチームとしては,勝つには勝ったがすっきりしない勝ちだったし,詰めきれなかったかなあとも。もちろん,前日早稲田とフルセットやって負けちゃってたので,1敗にとどめられた意義は大きい。
でも来週は筑波と中央だからなあ。セットポイント握ってから肩に力入ってスパイクミスしてると,確実に逆襲される。この試合も,最初笑っちゃうほど決まってた悠登のクイックも終盤は少し減っていたし(のは対応されて使いづらかったからなのか,よくあるトスワークの序盤真ん中→終盤サイドの組み立てのゆえかはわからない),やなぎや岡田がどんだけすごくても,スタミナ的なものなのか,コース分析されちゃうのか,これも最後の方は少しずつ拾われるようになっていた。取れるところで確実に取り,早めに勝負を仕掛けたい。2連勝すればもちろん優勝。1勝1敗の場合,早稲田次第。早稲田が最後明治なので。明治「なので」というと明治に失礼だしそこで何かがおきちゃうかもしれないから怖いんだけど。
明治大0-3順天堂
明治:12新 19有田 4水野 13大塚 11飯塚 1澤田 L21中村
順:34浅野 21廣瀬 4竹浪 12佐野 2久保 24柳田 L29館石/36小芝
思わず明治「なので」と書いてしまうぐらいには。
明治なあ。何が悪いとかじゃなくて勝てないというのはよけいに悪い。
台風接近の中この試合の途中でいよいよ雨の匂いがしてきて,早く帰りたいという気持ちが頭をよぎりはじめる客に,よもや両チームが配慮してくれたわけではあるまいが。