2012年度関東大学秋季リーグ男子1部・9日目(最終日)
お留守番日記は書かないよ,なので,8日目のエントリはありません。
優勝展望,順位決定展望の観点からは時系列に並べた方がわかりよいのだけれど,もう決まったことなのでそれにはあまり意味がない。Aコート第3試合の第2セット終了時点で優勝決定となった。
順天堂3-0専修大(25-20 25-18 26-24)
→専修:3端場(途中1杉本龍) 11長友 19高橋 18藤中 14山本(3s-2上村) 8孫 L5國弘/16米澤
順天堂:23西尾 21廣瀬(3s-9伏見) 4竹浪 12佐野 2久保 24柳田 L29館石/36小芝
専修は,アジアジュニアで抜けていた2人が復活。
両チーム,いろいろと選手を入れ替えていた。佐野の後ろ3ローテ34浅野,あたりはルーティンかしら。
日体大3-1東京学芸(25-17 25-13 18-25 25-18)
→日体:28山田 27小宮(途中から17田井中) 9渡辺 1山本 2黒木 16中村 L12吉武
学芸:7加藤 14堀込 20柳澤 19井上 5横田 2金丸 L1池田
第1セットはこちらを見ていたのだけれど,かなり日体ペースで進んだので,隣が気になって隣に移動。そしたら第3セットは学芸が追いついてひっくり返してと面白そうなことになっていた。
そして,その学芸が取った1セットというのが,この日の優勝の行方を最終試合までわからなくさせることになる。
中央大3-1慶應義塾(25-18 25-22 23-25 25-21)
→中大:11早坂 17手塚 15江頭 1渡辺 7傳田 13石井(3s途中-28関田) L5山香/10森
慶應:12星谷 8岡田 1間宮 5山本 23柳田 22野口(2s途中ぐらいから9前田優)L25野瀬/6中出
試合開始の笛が鳴り,中大早坂がサーブを放つ。レセプションボールはそのままネットを越え渡辺奏吾がダイレクトスパイクを決める。こうして始まった試合は,途中2本のサーブポイントを含みいきなり7-0まで進行した。
中大は早坂と江頭のサーブをカギに攻める。慶應が,サーブで崩されてばたばたする場面が少し多かった。
しかしほんの少しの差であっただろう。前日筑波大に2敗目を喫した慶應は,これが勝てば優勝が決まり負ければ2位以下が決まる試合だったが,堅さがどうとかそういうことはわからない。慶應が特にどこか悪いということでもなかったように思う。岡田のスパイクも決まっていた。比較論でいけば柳田のスパイク決定率は良いときの彼ほどじゃなかったかもしれないけれども。
勝敗に影響があったかどうかはわからないが,慶應は前週までほぼ柳田サーブスタートだったのを半周回して岡田のサーブから始めていた。また,オプションとして用意していたであろうセッター前田優もここで起用してきた。その辺りの意図は聞きたいところではある。
前田がセッターやると前田のリベロがいなくなるんだよなあ。というのが個人的な悩み。
アジアジュニア選手権大会出場のため不在だった中大の関田(アジアジュニアMVP様ですよ)は最後の方に出た。入ってすぐはトスが合わない場面も見られたがすぐに修正がなされ,春は不安だったMBとのコンビネーションも,良くなっているように見えた。
中大が強かった。最初の3連敗はなんだったのか。その後6連勝。早坂を隠していたのはいったいどこの誰だ。でんでんがどんどんお兄さんになっていく。
敗れた慶應は最終週の連敗で6勝3敗。初日から8日目までずっと首位にいて,セット率も良くて,最後の最後に逆転された。優勝とはかくも難しい。これをバネに全カレを。そして来年以降のリーグ戦を。
明治大3-1早稲田大(17-25 29-27 25-22 25-19)
→明治:19有田 24小野寺 13大塚 17杉本 1澤田 12新 L21中村
早稲田:15福山 11専田 7七里 10濱松 8北地(途中から9吉村) 4梅澤 L6本間
明治は1年?の小野寺が澤田の対角に入っていた。
こちらの試合は,スタメンをメモした程度で追えていない。
早稲田は第1試合で日体大が勝った時点でセット率の関係で優勝はなくなっていた。だから,というわけではないが,ここまで2勝とどんぞこだった明治が,最終日に白星をあげた。
明治は学芸に勝ったあとで「もう勝てないんじゃないか」などというネガティブな見解も見られたけれど,3勝となり,順位を一つあげた。怪我人も多くけして良いシーズンとは言えなかっただろうけれど,最後はいい形で終われた,かな。この試合ではなかったけれど,原が出てる場面もあったし,飯塚も良かったし。最終週は小野寺も出ている。それらが次に繋がるといい。
早稲田は前半飛ばしすぎた。最終的には6位だが,序盤から春の上位校を次々と破ったのは見事。強くて楽しいチームだった。
東海大2-3筑波大(33-35 25-18 19-25 25-20 13-15)
→筑波:14前田 13久原 5李 11出耒田 19篠村 10田城 L2白石
東海:3星野 29栗山 32鈴木匡 2阿部 18鈴木頌 1深津 L15大西
筑波はストレート勝ちなら得点率勝負の優勝争いになる,という場面。ここまで3勝の東海大は,相手が強豪とはいえ,もう一つぐらい勝ちたいところ。この週から,アジアジュニアで不在だった栗山が戻ってきてMBの対角に入り,MBで出ていた阿部がサイドに回っている。いつも思うのだが(そして,阿部だけで一エントリ起こせるのだが,いろいろ飲み込んで),……がんばれ。
第2セットを東海大が取って,優勝は日体大に決まった。しかし試合は続く。筑波は第3セット(かなー)にMBの前後を入れ替えている。東海大は鈴木匡のサーブが効果的だった。
最終セットは,筑波の得点はほとんどできちゃん。コートチェンジは8-7で東海リード。そのまま一時10-7まで東海がリードを広げた。12-12で筑波が追いつき,竹澤のサーブなど。東海は誰に上がるか分かりやすいし。ブロックの差が出たところは感じられた。
最終順位
個人賞
*1:スコア聞きそびれた。言われたかしら