平成25年
諸事情ありて,この二日ほど,公立中高一貫適性検査の問題とにらめっこしている。
解けない。解ける気配もない。とくに算数系。
知識ではなくセンスとか思考とか表現とかが求められる。
倍率が6倍とか7倍とか,もっとかな。
こういうのがすらすら解ける子はほんとうに頭がいいんだろうな。
わたしは田舎で井の中の蛙をしていたから今の(とくに都市部の)状況と自分の記憶を比べるのは適当ではないけれど,考える力に関しては,全体的に今の子のほうが要求が高いし,全体的にも力が付いているんじゃないかなあと思う。
小学生は大変だ。
ただし,「わっかんねーよ」と投げだす今と違って,小学校高学年のときなら面白がって取り組んだかもしれない。
自分の学力や知的好奇心は小学校6年ぐらいがピークだったと思う。今より断然娯楽も少なかったし時間もあった。
もちろん,取り組んだ結果として解けるかは別の問題。たぶん無理。
去年の暮れに二児の母である同年代(年下ですが)の知り合いと話をしていた。彼女は,子どもを持つことになんのためらいも不安もなかった。むしろ早く家庭を持ち子どもを産む育てることを望んでいた。
そのあっけらかんとした「なんとかなりますよ」を聞いていると,なんとかなるような気がしてくる。今年年女なので,そろそろ将来についても考えないとならんかなあとか。そういうのも悪くないなあとか。
思っていたけど,年越しを経て自分ちの母子関係に向きあわされ,かわいい姪っ子を堪能してある意味満足し,そして体罰問題でにぎわうTLや頭が痛くなる適性検査を見ているうちに,また,気持ちは揺らいでくる。