「いいな」のキッカケ・50

所属は,自分が認識したチームがスタート。
ポジションは,独断と偏見。

千葉進也(堺)WS

同い年だから,というのはわたしにとってかなり強力な誘因で,いわゆる77生の選手は大概贔屓してきた。
その中でも一二を争う結果を残した。おそらく77生で唯一Vリーグ(現Vプレミア)MVPを取った選手だろう。
先に書いた北川祐介松下電器豊田合成)のほかにも,前田悟(NTT西日本JT)や舩越健太郎旭化成)など入団後すぐに主力として試合で活躍した選手も少なくないが,華やかな75,76,78に挟まれて,どちらかというと渋い選手が多い代。
千葉進也も,渋い,そして,代表歴で言えば遅咲きのクチに入るのだろう。
身長も高くない。何か一芸に秀でているタイプでもない。新日鐵でレギュラーで出るようになったのがいつかもよく覚えていない。
いつの間にかなくてはならない存在になっていた。うまくいえないけどかっこいい。なんでもできてなんでも巧いのが順大OB,というのは千葉さんと越谷さんでついたイメージ。
2005/06の12Vで彼がMVPを取ったときにも,たしかにキャプテンではあったが,助っ人外国人でもなく,日本人サイドアタッカーとしてはおそらくチーム一のポイントゲッターだった石島でもなく。しかしいい人選だと思った。
ベテランになってさらに磨きがかかることを期待していただけに,大きな故障をきっかけに2009/10シーズン開幕直前に引退となったことは惜しまれてならない。言っても詮無きではあるが,彼がいたなら77現役引退はもっとずっと後になっていただろうなあ,と折に触れ思う。
以上。明日は軽く振り返りを。