Vリーグファイナル雑感(のつもりが話が逸れた)とこぴぺ。


TwitterのポストはTwitterのポストのままにしておこう,大事なことはついろぐが教えてくれる,というハナシもありつつ。ぽえまーとしては,自分のぽえましい文に自画自賛して浸っていたいのでこぴぺっておく。


べつに名文じゃないよ。いんだよ,そんなの。でもリライトはする。主にひらがなを漢字に。


こぴぺ以外のぽえむも垂れ流す。


昨日,決勝戦のテレビ放送をかいつまんで見た。日曜日に,お気持ち実況キライって書いたけど,お気持ち系絶叫がなかった点はありがたかった。NHKだしね。実況さんがたまに噛みそうになっていたり,選手プロフィールがちまちま怪しかったり,うっかりベンチ入りしちゃった清水について言及しすぎていたりと気になる点はあったけれど。宇佐美と山本が最後ってぐらい,実際そうなんだからいいのよ連呼しても。たとえばこれが,


ながのが! ひっしにぼーるをおいかけます! うさみにつなぐために! あきらめません!


どうきのかわむらが! きょうはいんたいするふたりのために! いっしょにぷれーするのはこれがさいごです! おれがいるぞとこんしんのあたっくぅぅぅぅ!


とか,


べんちでくやしいおもいをあじわったいとう!


あっぷぞーんのぜんいんがかたをくんでないとうのさーぶをみまもります! はいれ!


とか……ごめん,むり,思いつかない。文才が欲しい。


ともあれ,そういう系だったら,せっかくのラストゲームも,せっかくの優勝も,味噌がついちゃっただろうと思いますん。


なんでそんなことを思ったかというと。土曜に大学男子1部開幕戦を観に行ったら,学芸のリベロが白川だった。


2010年度の高校カテゴリは冬に移動した春高の決勝戦だけ見た。東京体育館に観に行って,そのあとでテレビも観た。高校はチームも選手も全然知らなくて,下知識なにもなしで会場で鎮西対東亜学園の試合を見た。三階席の一番上だけど,楽しかった。


ところが家に帰ってテレビを観たら,カメラも実況も大会中(?)に怪我で離脱した「エースの」白川(ベンチには入ってる)ばっかりだった。そりゃあね,春高だし。都予選からテレビ放送してるし。全試合放送してるし,月バレに出場選手一覧もついてくる。それだけお膳立てが整っているのに不勉強なわたしが悪いのは分かっていても,「もういいよ」って思ったんだよ。彼がどれぐらい大黒柱で離脱がピンチなのかは分からないけれど,最後の春高に出られないことがどれだけ辛くて悔しいかは分からないけれど,今まさに試合は進行しているんだよ。コートで戦っている選手達を映そうよ。って腹立たしくさえあった。


白川を見るたびに,もう2年以上経つのに,あのとき抜かれまくっていたことを思い出す。本人何一つ悪くないのに,あんまりいい印象じゃない。だから,今季リベロでコンスタントに試合に出るなら,ようやく,彼をプレーヤーとして見られるときがやってきたんだなあとも思った。あの代が,大学3年になった。


人間がやってることだからさ。勝手に気持ちを想像しちゃったり,もらい泣きしちゃったり,しますよ。青春の汗と涙と,そこから得られる感情のカタストロフィ大好きですよ。でも,それは画面から自分が受けて自分の中で妄想を逞しくして自分の中で解釈して処理したい種類のことがら(楽しみ,とも)であって,自分ではない(もちろん本人でもない)誰かの解釈を煩わしく感じることもあるのですよ。その解釈がたとえ同じだったとしても。


ですが,自分は書きます。酷い。

千々木と伊藤。(以下リライトコピペ)


勝戦の第3セット開始後しばらくして,千々木に代わって伊藤が入った。今季(も)そんなに見てたわけじゃないけど,だいたい千々木がスタメンで伊藤がバックアッパーだった。ちーさんが崩れると伊藤が入る。次第に伊藤の出番が少なくなり,セミファイナルの2試合目はそうとうサーブで狙われたけれど最後まで替えなかった。


今年ブレはかなり我慢して千々木を育てようとしていたんだと思う。それに応えた千々木の最優秀新人賞は,終わってみれば半ば既定路線にも見えるけれど,既定路線通りにできたことが,充分に新人賞に値することだと思う。育成しながら優勝したブレの力も。


その一方で同期の伊藤は少なからず割をくっていたところはあると思うのね。今日彼が入って,ボールに触る機会は少なかったけれど,コートとチームを仕切り直す仕事はしていたように見えた。彼も新人だったんだよ。日頃から仲良しでしんどいところも全部見てて,ちーさんもきっと思うところあって。


そんな一年があって今日の試合出場。優勝の瞬間にコートに立っていたのは伊藤だった。いつかのインカレ決勝戦でネットを挟んでいた時以来の東京体育館で。二人の抱擁が,一年間を象徴していたと思った。来年も再来年もずっと大変だけど,君らが選んだ道だよ。おめでとう。がんばれ。


以上。晩ご飯を食べながら,自己陶酔の極みでフリック入力していた。たいがい恥ずかしいけど,思っていることは今も変わらない。


ニワカですよ。そんなに強く思い入れるほど学生時代に彼らに気持ちをのせていたとは言えない。事実として。


だけど,あの抱擁は胸に迫るものがあった。二人のプレーと試合後の涙で心のアンテナが折られた。


後日談。


その抱き合って泣いていた新人2人を撮った写真がそれぞれの元に送られた。同期っていいなあという撮影者さんの言葉に対する千々木の返信に,またも胸が震えた。


3人だよね。2人だけじゃなくてね。


千々木と伊藤と,松岡と。

ジングル


パナのジングルの耳に残り率の高さは異常。既存曲からだけど,キャッチーでかわいくて楽しくて大好きだ。


今季新作とおぼしき「♪走り出せー」と「走れ,走れ,走れー♪」のジングルが耳について離れない。今季のパナは,つまり,宇佐美の最後のシーズン。山本もリーグは最後。わたし自身,ほぼセミファイナルとファイナルしか見ていない。いよいよラストとなったところからだったからよけいに,ジングルが脳内再生されると同時に引退の二文字がついてくる。


明るくてかわいい曲なのに,最後なんだとしんみりしてしまう。


走り抜けた。これからも走り続ける。分かってるけど,寂しい。


スポーツナビに,宇佐美のインタビューが掲載されている。34歳になった。まだ二十代だったころ,彼はどんなことを話していただろう。ふと,そのころのインタビューを読み返したくなった。


一方のブレの得点時のジングルは,調子がいい。1人ずつ違うのかなあ。どれもリズムがよく,ハリセンや手拍子を叩きながらかけ声をのせる。


個人のヒッティングマーチ,もとい,得点の曲があるのは羨ましい。選手交代も個人個人で違う曲を使っているのかな?


応援が楽しいって,わりと重要でして。


ベスト6賞の発表のとき,ブレの選手が呼ばれるとブレの応援団がその選手の得点時の曲を流していた。粋なことをなさる。


入場前,受付で,ハリセンと祝勝会の案内を頂いた。祝勝会のご案内。それを,ファンに配るんだ,と。


羨んでいた光景がそこにある。