2013年度関東大学春季リーグ男子1部・5日目


東海大学湘南校舎。昼間は暑かった。陽射しは強かったが,キャンパス内を縦断する大通りの街路樹は若葉が生い茂っていて,木陰は涼しく爽やかかだった。体育会各部の練習を植木の隙間から眺めながら歩く道のりが好き。心なしか空気がおいしく感じられる。


日が落ちたあとは寒かったけれど。入り口近くに座っていたので余計に。

慶應義塾3-0国士舘(25-14 25-23 25-21)


8時に起きたあと余裕かまして三度寝してしている間に寝坊したので,例によって2セット目スターター。


慶應:1岡田 3益田 8稲田 9柳田 12野口 6星谷 L16野瀬


国士舘:27池田 40福島 31奈良岡 15権藤 3佐々木 28伊藤裕 L1峰尾/18古田


国士舘,1セットが遠い。第2セットは中盤で逆転していたのに,20点過ぎてから気がついたらひっくり返されていた。第3セットは24-17から24-21まで追い上げたけれど,25-21でおしまい。


コクシは池田がレセプション外れてる。あと,奈良岡がセンターで福島がレフトにいるローテーションがあったり。


国士舘と学芸とどっちが先にセットを取るか問題はこの次の試合で学芸がセット取っちゃったので,コクシが孤高の存在になってしまった。


一昨年や去年の春のような上位食いしそうな不気味さも,今のところは出していないような。今日は隣コートメインで観ていたのでなんとも言えないけれど,たまに見てても,対戦相手の慶應の今日の様子をうかがいづらい程度には一方的な。

日体大3-1東海大(20-25 25-22 25-22 25-20)


1セット目の終わりごろに到着して,日体23橋本が出ていることを確認。このときは峯村のポジションに入っているのかなあと思っていた(よくわからない)。第2セットはスイッチバック2枚替えでOPで登場(セッターは16田尻)。


ということで,こちらも第2セットのスターター


東海:35椿 1鶴田 22栗山 3池田 31久原 12鈴木頌 L2大西


日体:1渡辺 9田井中 20山田 31峯村 19小宮 2中村 L34山本


日体の本日のもう1人のリベロは32長谷川。出場は,少なくとも第2セット以降は山本のみ。


2セット目以降は,どうやって第1セットを東海大が取ったのか分からない,とまでは言わないけれど。という展開。


日体強いです。たぶん。


きゅん太郎ことリベロの山本。まじむかつく(褒めてます)。ディグとブロックフォローが神がかっていた。まじむかつく(褒めてますよ)。あんだけ拾われるとどうしようもない。まじむかつく(褒めてますってば)。


打ってもブロックしても拾われる感半端なかったす。4セット目東海取れそうだったけど,きゅんちゃん弟のせいで落としたといっても過言ではない。いや,さすがに過言か。


日体強そうだなあと思うのは,なんていうのかなあ。攻撃の手数の多さとか,ラリーの中でするっとコンビネーションな攻撃を使ってくるところ。「とにかく繋いでエース頼みでどーん」じゃないんだよ。そりゃ山田と池田の殴り合いみたいになる場面もあるんだけど,そういうラリーでトドメを指すのはりっちゃんだったり小宮だったり大地のエックスだったりするから,あーこりゃ強いわと。そもそもディフェンスが堅いですしね。


でも,東海も悪くはない,かな。セット率が悪いので3勝2敗組の中では最下位だけど,中位グループでの上位争いに絡むぐらいにはなりそうか。今日は筑波戦に比べると雰囲気も良かった。やや攻撃が単調になりがちなのかコミットブロックにドシャットされることが多かったし,試合が進むにつれてきゅんたろーに拾われるようになっていったけど,トータルで見るとどうにもならない感じではないので,このあとに期待は持てる。セッターが1年生なので春から結果を求めるのも酷だろう。できれば天皇杯ブロックラウンド直行してほしいけれど,5位以内となると,むー。


今年に入って,なんとなく東海を応援している自分がいたり。強いチームも面白いチームも他に魅力的なチームはたくさんあるのに,なぜか,がんばってほしいなあと思っている。なんでだろうねえ。

順天堂3-1東京学芸(25-8 20-25 25-15 25-14)


順大:22堤 2細中 3伏見 5佐野 12廣瀬 1藤井 L20館石


学芸:19樫原 5加藤 9堀込 3柴 15柳澤 14大西 L11齊藤/7白川


どちらサーブか見落としたけれど,リベロが齊藤スタートだから学芸サーブスタートだったのか。


第1セット12分。1桁。ちょうどBコートが試合間だったので,学芸見ようと思って観ていたのだけれど,一方的な展開すぎてなんともかんとも。


それなのに第2セットは学芸が取った。よくわからない。学芸は今リーグ初得セット。


順大の,前衛右からクリス・伏見・佐野翔の並びで,クリスと伏見がポジションチェンジしていなかった。ブロックも伏見がセンターブロックに跳んでクリスがライト側。レセプションのときも,伏見が真ん中のネット際,クリスはライトに開いていて,レセプション体制からはたぶん外れているけれど,短めのサーブは受けていたような。


ポジションそのまんまのレセプション陣形でたいへん分かりやすかった。いまだに,レセプションのときのポジショニングがわからんのよ。

中央大3-0法政大(25-20 25-20 25-11)


中大:21関田 2傳田 17今村 1新井 11手塚 25井上 L28伊賀


→法政:9池田 17小粥 1小川(3s18千住) 15木村 10村上 20長谷川(3s途中-26藤本) L6神谷/13久保田


第1週は上位の筑波日体相手に2日続けてフルセットゲームを展開した法政だけど,その後はなかなか結果がついてこない。本日,MB村上の対角は17小粥(おがい)さん。さあ17が続きますよ(1も続く)。


中大が連続得点で一気に突き放す場面がしばしば。今村パワフル。


法政は,しみじみと小川が素敵なのだが,その小川が第3セットのスタートから外れて,ちょっと気になっている。少なくとも,パフォーマンスが悪いから替えたという風には見えなかったので。


第3セットC5-6Hのあと,中大8連続得点。ずーっと手塚サーブ。伊賀くんベンチでお尻に鳥もちがつきそうな勢い。法政,このときは何をやってもだめだった。前衛レフトの池田の2連続被ブロック,村上拾われてトランジションの傳田。池田拾われて井上。池田拾われて傳田。木村バックアタック拾われて逆に今村のバックアタック。村上が空振り。ここでセッター26藤本に交代しーのツー拾われーの井上のスパイク拾いーの池田,でやっと点(7点目)が入った。今村のディグ(なりワンタッチフォローなり)が随分上がっている。


中大は1本でサイドアウト取ってそれからまた18-7まで行って。伝説の15-2の試合をわたしは見ていないのだけれど,この「どうしてこうなった」感はなんとも。

筑波大3-0明治大(25-22 25-19 25-22)


明治:5佐藤 1大塚 6飯塚 3鎌田(3s途中-17小野寺) 2新 10杉本 L22瀧野


→筑波:1久原 7田城 8出耒田 13山川(2s-14篠村) 18兒玉 2前田 L10竹澤


明治さん,初日に早稲田に勝って以来セット取ってないんだそうだ。うー。先週の状態に比べると,状態自体は悪くなかったかな,という感。今日は相手が強かった。この先,現在上位でない相手との対戦もたくさん残っているので,なんとか後半調子を上げたいところ。


先週土曜日にだめだめだった飯塚が悪くなかったのは明るい材料か。田城のスパイクを顔面レシーブしちゃった鎌田は負傷退場のその後が気がかり。

早稲田2-3専修大(24-26 23-25 27-25 25-23 16-18)


→専修:19冨田 1長友 13高橋 12藤中 8山本 4板宮 L23池田


早稲田:11福山 9専田 3七里 7濱松 1吉村 19山口 L2本間


専修やってくれる。隣のコートを見ていたのだけれど,隣は第3セットに入ってどことなくストレート臭が漂いだして,ついついこちらのコートも。しかしこちらのコートはこちらのコートで。


1・2セット目の様子を見ていたらストレートで決着しかねない勢いだった。専修強いなー,と思っていた。


個々の選手のポテンシャルは高い。そして,実に楽しそうにプレーをする。目の前の1点に貪欲である。ジブンタチノバレーという言葉が良い意味でも悪い意味でも,辞書になさそうなチームである。


相手のミスで自分のコートに返ってきたチャンスボール,たいていのチームはていねいなパスを繋げて3回目で相手コートに返そうとするものだけれど,専修の子達はダイレクトスパイクとかツースパイクとか,ばしばし打つ。攻撃に綺麗な型なんて要らない,相手のコートにボールが落ちれば1点,目指すはそれだけ。という感じ。ときにめちゃくちゃ,ときに個人技。


失敗した時の「あちゃー」感も半端ないけど,あのがつがつ行く感じが楽しい。打ちたがりのセッター*1は当然の如くトスを呼び,打つと大抵拾われるかアウトになるかするんだけど,おもしろいからいい。


いずれにしてもこのチームは藤中様々だろうなーと思っているのは内緒だ。


第3セットは早稲田リードの展開。専修が自滅しはじめ,粗い攻撃が決まりません状態でほんのり漂うフルセットの予感。終盤ぎりぎりで専修が追いつきデュースに。この展開なら専修の逆転ストレート勝ちだろうというところ,でも早稲田がもぎ取った。専ちゃん超かっこいい。終盤の勝負どころでサービスエースが取れる七里も超かっこいい。そしてさらに濃厚に漂うフルセットの予感。


専修はフルセットゲームは苦手そうなイメージだったのだけれど,まして,早稲田リードでコートチェンジをしたのに。なんか最後にやたら強かった。読めない。


昨冬の全日本インカレの3位決定戦の再戦となったこのカード,専修がリベンジ。

おまけ


順位順の勝敗表
20130428010925


日程別勝敗表。明日が中日です。長い長いと思っていてもあっという間。


20130428010926


順位の推移。字が小さいので心の目で読んでください。3週目に入ってやや落ち着いてきたか。3勝2敗で5チームが並ぶ。


20130428012143

*1:ばぼちゃんねっとにセンターって書かれていて,確かに得意技はブロックだそうだけど,セッターです。