2013年度関東大学春季リーグ男子1部・6日目


東海大学湘南校舎。成り行きで行き帰りタクシー。行きに関しては自分の判断と行動の遅さを猛省中。かえって足手まといになってしまい申し訳ありませんでした。仕事してる学生さんかっこいいです。


試合後,ちょうど時間の都合が良かったので神宮球場にハシゴしてきたら,めっさ疲れた。寒いし外だし心臓に悪い試合だし。勝ったからいいけど疲れたのは疲れたよ。


そして東海大の体育館は窓全開+日よけカーテン。涼しい。良く言えば。座っているだけの人間にはいささか風が冷たかった。


今日が折り返しの6日目。予想外と言えるような結果も幾つか。上位と下位は差がついてきたけれど,4勝2敗ラインが混線。

中央大3-0東京学芸(25-12 25-18 25-15)


学芸:19樫原 5加藤 9堀込 3柴 15柳澤 14大西 L7白川/11齊藤*1


→中大:21関田 2傳田 17今村 1新井 11手塚 25井上 L28伊賀


第1試合は,AB両コート,奥に紫,手前に白×紺。遠目によく似ている。


中大は,たまに見ると今村無双になっていたり,新井がぶいぶい言わせたりしていた。第3セットの後半は今村にかえて江頭。以前にもその交代パターン見たことある。


2連敗のあと4連勝。あっさり勝ちすぎてろくろく見られていない。しばらく下位との対戦が続いていたので明日の慶應が一つの試金石になるだろう。黒鷲週に休みが入るのも有利になるか。

日体大0-3明治大(19-25 19-25 16-26)


明治:5佐藤 1大塚 6飯塚 17小野寺 2新 10杉本 L22瀧野


→日体:1渡辺 9田井中 20山田 31峯村(2s途中24緒方) 19小宮 2中村 L34山本(3s途中?-32長谷川)


ここまで全勝の日体大,対,初日を最後にセットさえ取れず苦しんでいる明治。


というのが信じられない試合展開。明治は,何やっても全部良かった。どちらかというと他チームに比べて攻撃の決定力が弱いチームだと思うのだけれど,今日は気持ち良いぐらいに決まっていた。特にバックアタック。レフト対角が2人とも右から真ん中から時には左からバックアタックを打つ。ことに飯塚は後衛の方が多かったんじゃなかろうかというぐらい。充分に助走し,気持ち良く高く跳び気持ち良く打つ。レシーバーの手を弾く,前に落ちる。


第1セットの明治13点ぐらいから3回続けて3連続得点をした(その間のサイドアウトはすべて1度で取り)あたりで,もう明治のムードだった。久しぶりにセットを取って,それでも3セット取らないと試合に勝てないと考えるとその道のりは途方もなく長く感じられたものだけれど,最後まで調子を崩すことなく,変な色気を出すこともなく,第1セット後半の好調のまま走り抜けた。


圧巻は第2セットの終盤。19-21で飯塚のサーブ。コートの真ん中辺,レシーバーの合間に落とす技ありのノータッチエースのあと,緒方の目の前に落として2本連続のサーブポイント。そのあと全部緒方狙い。3本目は拾った緒方が打ってスパイクアウト。えーと,その辺から興奮のあまり記憶が飛んでいます。最後はトランジションアタックをキャプテン大塚さんがバックセンターから決めて,うぎゃーーーー(←祭り)


第3セットも,第2セット最後の流れそのままで,序盤から大塚のサーブで攻めて一気にたたみかけた。


サーブもいいしブロックも出るし……なんだったんでしょう。リズムというかテンポというか,うまくいえないんだけど,うまくいってるときの明治は,独特のわくわく感というか弾んでる感じがして楽しい。それは今年に限らず。


1番主将2番副主将セッター,という構成同士の対戦で,地味にツボにはまっていた。しかも1→1はサーブも続くの。

早稲田3-2東海大(25-22 25-21 15-25 15-25 15-13)


→早稲田:11福山 9専田 3七里 7濱松 1吉村 19山口 L2本間


東海:35椿 1鶴田 22栗山 3池田 31久原 12鈴木頌 L2大西


のーこめ。早稲田は7日間3会場6試合組なのに2日続けてのフルセットゲームでお疲れ様でしたとしか。昨日の専修の逆。フルセットにまで持ち込ませずにさくっと勝ちたかったところ。セット率面でも体力面でも。


逆に東海大は,ストレート負けを回避したところで一つ何かを乗り越えたようには見えたけれど,3・4セット目の展開をみると,やはり,試合そのものを取りたかった。第5セットもリードしてコートチェンジしたんだけどね。このあたりも,前日の早稲田−専修と重なる。試合の総得点は東海の方が多い。


3勝2敗同士の対戦だった。3-3の五割になるか6-4にできるかはかなり大きかった。だからどちらのチームにとっても落とせない試合だったと思う。


背番号1番キャプテンマーク付きはセッターに近い方のレフト(BOの東海はいわゆる2でFOの早稲田はいわゆる6なので感覚としては逆位置),2番リベロは裏番もとい裏キャプテン疑惑濃厚。3番がエースでサウスポーのオポジット。この3人が4年生。MBは2年と3年の対角。セッターが1年生。


試合見ていて,第3セットかな。東海がそれまでの早稲田ペースの流れをひっくり返したときに,この2チームに共通点が多いことに気がついた。


それと同時に,似た構成のチーム同士で対戦して一層,東海の課題というか,足りないものも見えてしまったり。昨日なんとなく応援しているとは書いたけれど,全体的に(自主規制)。


ただ,この試合そのものの勝敗を決したのは,スタメンの構成やらなにやらはおいておいて最強リリーフサーバー北地の存在だと思う。第5セットコートチェンジ後に早稲田がサイドアウトを取って,それでも7-8ビハインドだったところの北地の好サーブからのブレイク。直接的な勝因は13-13で回ってきた山口サーブのローテーションだったわけだけど(このローテーションは必ずと言っていいほどブレイクしていた),北地のサーブで追いついたのが布石にはなっていたし,なによりそれまでの4セットにおいて。


お互い1点取る度にうぉおおおお!ってなってて,この試合にかける意気込みがぶつかり合って,燃えた第5セットだった。


しばらく茫然自失になっていた。

筑波大3-0国士舘(27-25 25-19 26-24)

筑波:1久原 7田城 8出耒田 13山川(2s途中-14篠村) 18兒玉 2前田 L10竹澤


コクシのスタメンがわからない。わからないというか,手元の自信満々に書いているメモが不可思議なオーダーなので,省略。コクシサーブスタートなのになあ。メンバーはいつもと同じで,リベロは峰尾と古田。


第1セットも第3セットも,先にコクシがセットポイントを握った,らしい。第3セットはほんとうに手が届くところまで行っていたように見えた。このセットだいたいコクシが数点リードして進んでいて,たまに筑波が追いつき,コクシが引き離す。20-22と2点差付けたところから22-22に追いつかれてコクシのタイムアウト。次にAコートをみたときは,池田のスパイクを田城がシャットして,筑波のストレート勝利が決まったところだった。


国士舘,1セットが取れそうでなかなか取れない。


勝った筑波は,第1試合で日体大が負けたので,唯一の全勝キープ。

順天堂1-3専修大(26-24 23-25 17-25 22-25)


→順大:22堤 2細中 3伏見 5佐野 12廣瀬 1藤井 L20館石


専修:4板宮 19冨田 1長友 13高橋 12藤中 8山本 L23池田


第3試合は隣コートメインで観ていたのできちんと追えていない。そして,第3試合まで(書く方の)テンション持続できない。第1セットを取った順だったけれど,第2セットでミスが目立ち始める。この時点では,まだ,専修がいい,というよりも「悪くはない専修」に「順大がミスで点をあげている」ように見えた。


そのあとのセットもすべて専修が取ったのだから,専修強いっすね,ということにはなろう。第4セット,20点に載る頃までは競っていたように見えたのに,最後一気にまくった。


これで順大と専修はそろって4勝2敗。中位グループの混戦ぶりに拍車がかかる。

慶應義塾3-2法政大(20-25 26-24 21-25 25-15 15-10)


慶應:1岡田 3益田(4s-17佐藤) 8稲田 9柳田 12野口 6星谷 L16野瀬


法政:9池田 17小粥 1小川 15木村 10村上 20長谷川 L13久保田/14阿部


法政のリベロず,本日はディグリベロを14阿部が。途中からずっと久保田だったかもしれない。神谷の姿はユニフォーム組の中には見えなかった。理由は不明なれど,4年生ともなれば大人の事情もある時期ではある。


で,法政。とっても法政です。第1セットを取った法政。2日目以来のセット取得だったらしい。明治よりは取ってた!(そういう問題ではない)。


第2セットも法政が取らんばかりの勢いで,慶應はなんとかタイにしたぞ,という息も絶え絶え感(わたしが)。法政が2セット連取していたらどうなったでしょうね。それでも慶應が勝ったんじゃないかとも思うけれど。


第3セットも法政で,フルだろうなーって思ったらフルになった。第4セットから慶應突然サーブで攻めだす。そして法政木村が突然お疲れモードになる。木村が決まれば法政が走るし木村が決まらなくなると失速する。実に分かりやすい。


第5セットの慶應は,柳田が王子様だったり,リリーフサーバーの吉田純と池田が仕事したりしていた。やなぎさん,たくましくなってきたなあ。顔付きも体つきも。3年生になるとみんな突然大人の階段上っちゃう。


で,慶應も4勝2敗。

おまけ


星取表。今日で昨季の上位×下位のカードがすべて終了。明日からは昨季の上位同士,下位同士の対戦になります。


20130429012142


順位順の勝敗表


20130429012143


日程別勝敗表


20130429012144


順位の推移。下位4チームが安定飛行しつつある。中大のV字回復ぶりはデジャヴ。もはや恒例行事か。


20130429012141

*1:見てないかも。でもたぶん。