第62回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/4(土)大会4日目・準々決勝

例年準々決勝からは公式帳票が出る。なので一切メモも取らず,ちょいちょいごはんなど食べつつまったりと見ていた。
自分がまったり観戦モードになると,大会が終わりに近づいていくことを感じる。
トーナメントの準々決勝は面白い。少しだけコートが近くなり時間と気持ちにも余裕が出てくるので,時折隣コートの女子の試合もチラ見しつつ。

第1試合 サントリー3-0FC東京(25-20 25-20 25-14)

サントリー:21松崎 1山村 9阿部 7越川 12塩田 18ウォレス L15佐別當
FC東京:10山岡 11グラディナロフ 18山本雄 28前田 17橋場 4巴 L2三上
〈メモらん〉
・松崎のサーブのとき,東京のレセプション4枚入ってた。
・阿部ごきげん,松崎好調,塩田も好調。サントリーワンサイド,とまでは言わないが。

第2試合 JT0-3東レ(16-25 21-25 23-25)

JT:17深津 7八子 20筧本 10小澤 16塚崎 2町野 L21大上/3酒井
東レ:16角田 7相澤 12ボヨビッチ 5米山 1富松 4近藤 L2田辺
〈メモらん〉
・地力の差を感じないでもない。
JTは,3セットでアウトサイドの対角を順繰りに。第2セットは安井と八子,第3セットは安井と塚崎。それぞれの位置は未確認。
・また,すべてのローテーションがそうであったかは未確認だが,基本的にアウトサイド対角のどちらかがレセプションから外れていた。
・第3セットの最後に神田が入っていたけれど,それも(たしか)塚崎のところ。
・本日OPに入った小澤は3枚レセプションには参加。
・試合前の合同公式ウォームアップでも,サーブ&レシーブ練習の時間帯に小澤さんはサーブではなくレシーブの方に入っている。ほんとうに地道に練習しているのだなあと思う。
・安井は前日に引き続きなかなか好調。
・1・2セット目は完全に東レペース。富松ブロック無双。さながら富松さんのブロックお披露目会の体。
・第3セットはJTがリードして進行していたが。わたしの気持ちが既に切れていた。
・小澤さんひとりでがんばってる状態。でも,壁3枚つかれると苦しい。ブロックリバウンドブロックリバウンドブロックリバウンドブロックシャットアウト。ぜーはー。
・よねさん出ない出ない詐欺(謎)

第3試合 大分三好0-3パナソニック(20-25 17-25 20-25)

三好:2徳丸 10山田 4高橋和 13中島 20チェモス 7細川 L12橘
→パナ:8川村 3山添 1清水 15福澤 6白澤 10深津 L17永野
〈メモらん〉
・スタメン自信なし。とくに三好。S2スタートなのは確実なのだが。
・開始から4-0と三好リード。山田のサーブで崩し,中島がブロックで仕留める。すごくいいムードだった。
・25点目までもたない。
・第2セットも同様の展開。

第4試合 堺3-2豊田合成(21-25 23- 25 25-17 25-21 15-8)

堺:10千々木 1松本 6ペピチ 3石島 12横田 19今村 L2井上
→合成:9白岩 11山近 8メロ 1盛重 6近 4内山 L7古賀幸
〈メモらん〉
・前3試合がストレートだった中,大変盛り上がったフルセットゲーム。試合開始直後から,パワープレーで面白かった。
・合成のスタメンは不思議ーな感じだった。白岩や山近という若手な感じに,今大会が最後となる盛重。
・白岩も山近も良かった。久しぶりにがっつり試合に出ている白岩を見た。ちょうど千々木とマッチアップするポジションで,お互いサーブで拾わせあっている姿ににやり。長時間ネットを挟んで対峙したのは初めてではないかしら。
・山近を見るのは東西対抗以来か。近畿大スーパーエース。MBへのコンバートとなるが,センターからの攻撃やブロックもぼちぼちこなしていた。サーブも魅力。
・2セット先取からの逆転負け。何かが悪かったわけではなかった。だから手も打ちづらかったのかもしれないが,第4セットなどは選手交代での局面打派など考えられないものかとも思っていた。
・もっとも,セッターはベンチ入り1人だったわけだが。
・一方の堺。4日間ほとんど同じメンバーで戦っている。最初の2セットは空回り。アジアクラブ選手権の遠征がえりとはいえその後数日お休みがあった豊田合成の方が肩の力が抜けた感じでいなしていた。
・流れがかわったきっかけは,堺応援団長のなおき氏がスタンドに現れたことかもしれない。応援団席があるわけではないのでスタンドの一画からだが,なおきさんのリードで会場が堺のホームのようになった。
・ペッパー無双。ことにサーブ。真ん中で受ける白岩さんを滅多打ち。
・そして,内藤さんのサーブが職人すぎる。
・合成も応援団長さんがいらして,チアスティックや太鼓を使って応援していた。
・試合が進むにつれてアリーナスタンド各地に分散する観客(両チームのファン)を巻き込んだ応援のボルテージも上がって行く。
・試合後,両応援団長によるエール交換。わやっとした(それが魅力の)大会だけれど,これはまぎれもなく真剣勝負の準々決勝だった。