まだ入れ替え戦は残っているが,とりあえず,春リーグが終わった。11日のうち8日と少し会場に足を運んだ。


終わった今だから言うが,期間も長く自分もそこそこ通ったにもかかわらず,なんとなくぼーっと過ぎ去ってしまった。


それはリーグ折り返しごろ(GW前半の3連戦)にすでに感じていた。


いくつかその理由を考えてはいた。たとえば,今までよく会場で一緒になっていた人がいないとか。だもので,試合後のごはんやお茶の回数が少なかったとか。1年の春から観ていた最初の代が卒業してしまったとか。


黒鷲旗休みがあけてからはあっという間だった。いよいよ大詰めというGW明けの2週をどちらも日曜日しか見なかったことも,手応えに欠ける一つの理由かもしれない。


なんにしても,落ち着かないのも忙しないのも(同じ意味か)「春だから」だと思っていた。各チーム多かれ少なかれメンバーに異動があるし,レギュラー固定もしていない。そこが春のおもしろさではあるが,なかなか腰が据わらない。どこのチームに誰が出ているということばかりが気になって,肝心のチームやゲームがおざなりになる。


その仮定じたいは,あながち間違ってはいないだろう。でも,去年の春のリーグ戦の自分のようすを思い返すと「春だから」だけが理由にはならない。一昨年に春がなかった分去年気合いが入っていたという面はあるにせよ。


つらつら考えていて,気がついた。今リーグは,観戦の軸になるチームがなかった。おそらく,初めてに近い。


2008年の秋リーグをちょこっと(3日ぐらい)とインカレ1試合ぐらい観に行ったのは,面白そうだからくちばしをつついてみた段階。翌2009年から,それなりに大学界隈を見始めた。ということにしている。実際には2009年は秋に1日も観ておらず,要するにまだ青葉台や湘南校舎の遠さがじゅうぶん行かない(行きそびれる)理由になっていたのだが,意識の向け方としては2009年から今の年間観戦カレンダーに近くなった。


そのきっかけとなったのが2009年春の順天堂大だった。それから2年間は,他のチームも見つつも,順大に軸をおいていた。


2011年と2012年は東海大


軸といっても,無意識無自覚なのでゆるゆるでぐらぐら。けして「○○のファンです」「○○を応援してます」と断言するほど深くも熱くもないし,そういうつもりもない。そのくせ傍目にはあからさまに執拗だったりするのが我ながら気持ち悪いんだけど,


今季,そういうの,なかったよなあ。見た試合数や気にかけている度合いに軽重はついているのだけれど,メインが1個に落ち着くことがないままふらふらしていた。


それで起きるデメリットは,2コート進行の往生際が悪くなり過ぎること。そしてその結果,どっちのコートの試合も見ていない細切れになっていること。


4/29に2会場に分かれたのは,わたしはやっぱり嫌だと思ったし,今後もできるかぎり1会場でやってほしい。


だけど,嫌だと思ったけれど,ちゃんと試合を観たのは29日だけかもしれない,とも思う。


本当は1コートでやってほしいぐらいだ。もっというと,1回戦総当たりのあと上位/下位リーグをやってほしいぐらいだ。話しが違ってきた。


今までも,次の試合どっち観ようとかどっちもキニナルとか,結局どっちもちゃんと見られなかった,といったことは常にあった。けれど,1日のうち1試合は,反対側のコートを観ないで1つのコートに集中する試合があった。また,どのチームもリーグ中最低1度は腰を据えて見る試合があった。


今季はそれがないままリーグが始まりリーグが終わったから,12兎を追って1兎も追えなかった心残り感が強いのかもしれない。


2011年の秋(たしか1部12チームだった)のリーグが終わったあとで,全部のチームについて,どんくらい試合を見たかの振り帰りをした。今年も,全体の印象ではなく日程毎に振り返ってみれば見えてくるものもあるかもしれない。


そして秋の身の振り方を考えよう。今までと同じ頻度で観に行くかどうかも含めて。


もうちょっと自分の感覚や感情に正直に,節操なしに行きたい。感情をキャッチアップするのが難しいんだけど。