2013夏季ユニバーシアード競技大会@カザン(ロシア連邦,タタールスタン共和国)
バレーボール男子,銅メダル。おめでとうございます。
今年はパンパシもなかったから,このチームを見ることができたのは,準決勝の対ロシア戦(ストリーミング)だけだった。
でも,去年のパンパシで観たメンバーがベースになっていたし,比較的長いこと見ている選手が多いから,自分で試合を観られなくても遠くからほんのりと良い結果を祈るぐらいの愛着はあった。
男子バレーのメダル獲得は2005年のイズミル大会以来だそうだ。その時は銀メダル。その前の2003年大邱大会も銀メダル。
調べてみると比較的コンスタントにメダルを取っていた時期があるのだけれど,ここ8年は遠のいていた。前回のシェンチェンは9位。
今回は,運にも恵まれていたとは思う。
グループ戦,他は1グループ6チームのところ,日本が入ったグループBは4チームになった(オマーンとアルジェリアが棄権)。
1回戦総当たりの結果は1勝2敗。JPN3-0LAT,JPN2-3UKR,JPN2-3THA。
ウクライナが全勝し,あとはじゃんけんの3すくみ。勝ち点差で日本がグループ2位に滑り込み,1-8位決定戦に進むことになった。
快勝したラトビア戦と,次のウクライナ戦はほとんど状況を追っていなかった。ウクライナ戦は第5セットは先にマッチポイントを握りながらも18-20で敗戦。
タイは,パンパシで毎年観ていたメンバーがそっくりそのまんま出ていて,かなり盛り上がった。去年よりも一昨年のメンバーに近い。空軍(?)のチームときいていたしいわゆるA代表だと思っていたので,ユニバに同じメンバーで出ていたのは意外だった。日本は2010年のパンパシで敗れていた。あまり上背がないサイドがうまいし,とても楽しそうで好きなチーム。セットカウント1-2のビハインドから第4セットを取ってフルセットに持ち込んだことで,日本が負けても勝ち点で2位以上になることが決まった。タイは8-16決定戦でチリに敗れ,13位で大会を終えたようだ。
準々決勝JPN3-1CZE。準決勝JPN1-3RUS。このへん,日本の深夜1時・2時からという厳しい時間帯だった。チェコ戦は寝ている間に始まって終わっていた。
準決勝のロシア戦は最初2セットはようよう2桁にのせる程度の大きな点差を付けられて落としていた。スパイクはシャットされるか拾われるかのどちらか,こちらのブロックはザル以前となると,話にならない。しかし,第3セット,ロシアがおそらくほんのり気を緩めたところをついて日本が調子をあげていき,第3セットは日本が取った。
たかが1セット。されど1セット。ロシアから観れば「ぷれみあの上位チームが高校生に胸を貸している」ぐらいの位置づけかもしれぬ。点差が詰まるのはいいけど,セットやる気はねえよ,と。でも,それを取った。そして,第4セットも,無理ゲーの気配は常につきまとっていたが,最初の2セットとは違い,試合になっていた。折れなかった。
全体的には力の差が如実に表れた試合ではあったけれど,後半になるにつれ,ブロックの外の狭いストレートを抜いたりと,いいプレーが観られるようになった。途中出場のそうごさんがいい仕事した。みんな表情がはりついていたけど,そうごさんが笑ってるから,ほわっとなった。
そして3位決定戦は,ウクライナとの再戦となった。
帰宅したらもう第2セットも終盤だったし,じりじりと独特の書かれ方をしているスコアを追うことしかできなかったけれど,ストレートで勝ち,銅メダルを手にした。
おめでとうございます。このメンバーには(試合観てないけど)愛着あるから,スコアからいろいろ想像をたくましくしたくなるし,ふしぎなスコアについても書きたい気持ちもあるけれど,取り急ぎ。