全日本インカレ4日目(4回戦・準々決勝)


今夜も絶賛ぽえむです。インカレの試合の後のごはんやおしゃべりも楽しみの一つだけれど1日4試合で体力の限界+夫の人も来ているので断念した。帰り際に,今日で終わったチームを応援している人達に「また来年」と別れの挨拶をされて,年度の終わりを感じる。次に会うのは,来年の4月か。大学カレンダーで最長のチーム作り期間に入る。


16→4と一気に減る金曜日。12試合が終わってみれば,残ったのはトーナメント表の四隅,つまり1ー4シード校だった。春・東インカレ・秋の結果を足し込んで出したと思われる4シードの正確さすごい。


しかし,そのベスト4が出揃うまでの12試合は,それぞれに濃いものだった。


今年は大田区総合体育館のみでの開催。狭い体育館ゆえ,メインアリーナに2面,サブアリーナ(地下)に1面。メインとサブの移動も全く苦ではない距離。ハシゴがどうだとか離れすぎているだとかを気にせずに,見たい試合を見られる有り難さ。そして,3コートだったため,各コートで4試合。ベスト4を3コート進行で決めるために複雑なコート割り&試合順になった不便さはあったものの,トーナメントでいちばん面白いと言われるこのあたりの試合を,たくさん見られたのは本当に楽しいことだった。


将来の自分の為に,結果転記。

左上


左下

右上

右下

試合雑感・第1試合


第1試合は日体-東亜,早稲田-筑波,明治-龍谷。3試合全てがフルセットの激戦になった。


サブの明治-龍谷(こちらは項を改めたい)を観戦後しばし呆然としたあと息を整えてメインに上がったら,どちらも最終セットが始まる(始まった)ところだった。


日体-東亜の第5セットは開始早々日体が持っていったが,隣の早稲田-筑波はまさに激闘。ここが4回戦であたってしまったことは巡り合わせの不運としか言いようがなかった。筑波はリリーフサーバー神田のサービスエースなどで先に抜け出す。一時は12-9まで行ったかな。しかし,早稲田がそこからひっくり返した。


4年生の最後だから,わかられているとわかっていてもそこに上がる。分かっている方が3枚ブロックを揃える。


最後はその3枚ブロックにかかって,シャットアウト。きちんと止めた早稲田が,実に早稲田らしかった。


崩れ落ちる筑波メンツ。昨年優勝チームが4回戦で姿を消した。

試合雑感・第2試合


第2試合は,順大-学芸,専修-東海,仙台-法政。


関東1部同士の対戦となったメインの2コートはどちらもあっさり風味で,第1試合で押した時間を巻き戻した。


順大-学芸は,言い方は悪いがある程度予想された展開だった。しかし,専修-東海のあっさり具合は哀しかった。去年の準々決勝の対戦カードでもあり,ひとりでリベンジの気持ちに燃えていたが,去年よりもさらに一方的な展開に見えた。苦手意識があるのだろうか。秋のリーグ戦直接対決では勝っていたし,秋季リーグの順位も東海の方が上なのに。東海はセッター秋庭スタート,途中で椿にチェンジ。専修はMBが11柴田と高橋の対角になっていた。専修の藤中が攻守ともに良かった。東海は,なかなかスパイクが決まらなかった。


一方サブアリの仙台-法政は,4回戦8試合唯一のノーシード同士の対戦となった。仙台2セットリードから法政の逆転勝ち。それも第5セットの終盤で逆転するという事態だった。第4セットの終わりごろから第5セットにかけて見たが,第4セット後半まで仙台がリードしていたが,最後に法政が持っていった。第5セット序盤はサイドアウトの取り合い。8-7でコートチェンジしたとき,ブレイクは仙台が上げた1点だけだった。仙台がリリーフサーバのサービスエースでさらにブレイクをし,先に10点台に乗せたが,そこから法政が逆転した。最後は,ほぼエースの木村にボールが集まっていた。繋いだボールを木村が確実に決める。大味といえば大味だったが,それに応えた木村の「ザ・エース」ぶりが実にかっこよかった。


仙台大も味わい深いところはあり,2セット先取がうかがえる場面も見られたが,最後の最後はラリーになると法政が取る,という展開だった。仙台大はベスト16入りを果たし,相手も関東1部・2部境目の法政と目標としていたベスト8が狙えるところではあったが,残念ながら一歩及ばなかった。

試合雑感・第3試合


第3試合,東海札幌-中大,慶應-甲南,明治-専修。ここは東海札幌しか見ていなかった。これは項を改めるかもしれないし改めないかもしれない。快挙と言っていいだろう。北海道勢史上初のベスト8進出とのことだった。


隣の慶應-甲南では,第2セット,40-38という怒濤のデュースが続いていた。たまに目をやってもずっとセット表示が2のままで,恐ろしかった。アドバンテージも二転三転したが,甲南アドバンテージのときに取り切れず,慶應。第3セットは甲南が取ったので,あの第2セットが取れていたら,と思わなくもなかった。


サブコートでは一足先に準々決勝が行われた。こちらは(東海札幌のおかげで)一秒も見ないままになってしまった。話を聞く限り専修の調子が良くなかったと。関係あるかないかわからないが,メインとサブとでは壁の木の向きが違うため,移動すると感覚が変わってやりづらいとか。コートが狭いし天井も低い。そういう意味では,試合間なしでメインからサブに移動して即試合だった専修はやりづらかったかもしれない。そのあとちらっと映像を確認したが,確かに,明治が良かったというよりも専修がスパイクアウトだったりスパイクアウトだったり,というところではあった。

試合雑感・第4試合


第4試合は日体対東海札幌,早稲田対慶應,順大対法政。こちらも東海札幌オンリー観戦。この2年,2度のインカレを楽しませてくれてありがとう。日体対東海札幌は,点差のついたストレート。東海の面々は第1シードチームと楽しそうに試合をしてはいたが,体力面が限界だったように見えた。いつもと同じ感覚で打つんだけど体がおいついていない。ちょっと跳べないちょっと動けない。


日体対東海の試合が終わってから早慶戦。こちら,セットカウント1-1で第3セットに入っていたころだったか。見はじめてからはもう早稲田のペースになっていて,早稲田の強さをひしひしと感じた。何より,間に2試合分空いたとはいえ,あの筑波とのフルセットの激戦を制した同じ日に,間をおいて戦う準々決勝で,そのパフォーマンスと集中力を維持できていることがすごい。優勝しかないな,という感じは,する。


サブの順大-法政は見ていない。中に入るのが難しいぐらい混んでいたとは聞いた。サブはエンド側の1辺3列ぐらいしか見るところがない。外のロビーが硝子張りになっているのでロビーから硝子越しに見ることもできたが,得点経過がわからない。順大が勝ったらしい,という話だけ。

あした。


今日と同じ大田区立体育館特設コートで午前11時から準決勝2試合が行われる。男子だけなので,2試合だけ。(5-8決定戦もやろうよー)。


シード四隅による準決勝。第1試合が日体対順大,第2試合が早稲田対明治。


昨年のベスト4から,早稲田が残った。すべて関東になってしまったのは,想定外であり少し寂しくはあるのだが,4チームそれぞれ特徴があり,異なる強さがあり,対戦してみないとわからない面白い準決勝になるだろう。


そういえば,この4チームって,東日本インカレの上位4チームと同じじゃないか,そうだろう。準決勝の対戦カードも同じだ。さて。


さて。