全日本インカレ最終日(3位決定戦・決勝戦)
1-4シードそのままのベスト4から,3-4シードでの3決と1-2シードによる決勝戦となった。
結果は,どちらもシード順と逆。でも,秋のリーグの対戦結果とは一緒。
土日の4試合がすべてストレートだったのはわたしが見ている数年では記憶にない。それぞれのセットの中を見ても,一進一退のはらはらどきどきはならず,20点を過ぎた頃にはひっくり返しづらい状況なっていた。
なんか,悔しいんだけどね。でも,押し返す力がなかったと言えばそれまでで。決勝戦には舌を巻きました。早稲田強い。かっこいい。
あっという間に試合が終わって明るい内に行われる閉会式が慣れない感覚。
そして,今年のインカレは,暖かかった。
だから終わってしばらくは,インカレが終わった実感が湧かないでいた。でも,さっきテレビ放送をちょっとだけ見て,ああ,やっぱりあれがインカレだったんだ,と,少しずつ消化されつつある。
3位決定戦 順天堂大学3-0明治大学(25-16 25-22 25-18)
順大:24浅野 2細中 5佐野 22堤 12廣瀬 1藤井 L31松崎/20館石
明治:6飯塚 1大塚 3鎌田 2新 10杉本 5佐藤 L14中村/22瀧野
MIPは順大#1藤井。
この試合はアリーナで見ていたんだけど,アリーナサイドライン側からの観戦がどうも見づらい。ぐらたんのときは世界トッププレーヤーを間近に見られる何年に一度あるかないかのレアオプションが勝って全く気にならなかった(鼻息を荒くしていた)けれど,こちらは年度最後の試合とはいえレアではない。そんなわけで,少し苛々していた。これだけブロックが出る試合でブロックの枚数や決めたブロッカーが誰かが分からない位置で見ているのってもったいない。アリーナはサイド側にしか席がないからというだけでなく自分が座るポジションも間違えた。
なので試合のことはようわからんのですよ。片方に対して力が入りすぎていたのもよくない。順大のいいところをそうと認知できなかった。かたっぽのコートしか見てないし。「わたし,家に帰ったら今日の被ブロック数数えるね☆(乾笑)」みたいな。そんな感じ。
ともあれ。順大のブロックが炸裂し,堤が躍動し,山崎が跳びまくった。山崎がレシーバーとして入っている後ろ3ローテが怖すぎた。
スパイクが通る順大と通らない明治。厳しかったね。
それでも飯塚に打たせたかったんだろうな,とは思ったから,ひたすらシャットアウトされ続けされ続けて,第2セットの終盤にようやくブロックアウトを取った時には,ちょっと涙腺が緩みかけた。
決勝戦 早稲田大学3-0日本体育大学(25-20 25-20 25-17)
日体:2中村 1渡辺 9田井中 20山田 31峯村 19小宮 L34山本/5吉武
早稲田:9専田 7濱松 19山口 1吉村 11福山 3七里 L2本間
MIPは早稲田#3七里。
そんなわけで,この試合はスタンドのエンドライン側から見ていた。早稲田の自在な攻撃とレシーブ力に唸る。圧倒。
本当に優勝待ったなし,だったなあ。筑波との4回戦を制してからどんどん研ぎ澄まされていったのだろうか。見てないけど(え 見たかったね。
個人賞
- ベストスコアラー賞 早稲田#3七里幸洋
- スパイク賞 日体大#19小宮雄一郎
- ブロック賞 順天堂#12廣瀬優希
- サーブ賞 早稲田#3七里幸洋
- セッター賞 早稲田#19山口頌平
- レシーブ賞 日体大#31峯村雄大
- リベロ賞 早稲田#2本間隆太
- 敢闘選手賞 日体大#1渡辺大地
- MVP 早稲田#1吉村康佑
調べずに書きますが。
七里さんは今年度のサーブ賞総ナメじゃないか。
小宮のスパイク賞も「うむ,またか」感だった。
ブロック賞の廣瀬は,今日の3位決定戦でかなり稼いだんじゃないか。
1年生から2人。山口と峯村。
リベロ賞の本間。東西対抗があったなら。きっとまた井手と対戦しただろうに。
個人的な今年度の総括は,項を改めよう。
閉会式は4チームしかいないので,リーグに比べると少し寂しい。百二十数チームの頂点として。閉会式の後ぐるっと一周。新が隣になった伏見と背比べして笑ってた。
4位チームって去年まで閉会式に全員出てたっけ? 男女優勝・準優勝だけだったような。表彰の対象はたいていのものが3位までなので,手持ちぶさたにしている明治メンズがちょっとかわいかった。黒鷲は来年も3位までかなあ。3位決定戦にそういう重みがあることを,実は忘れていた。もっとも明治は出たとしてもがらっと新チームになるわけだけれど。
君が代に続いて学連の歌をきいて,大学カレンダーの今年度が終わった。
天皇杯の水曜日を見たくて困っている。むりなの。