今年気になったバレーボール選手
人数無制限,ポジション縛りなしの順不同。原則は心の琴線に触れたのが今年だった選手。但し例外は広く認める。
ひとつ縛りをもうけていて,同じ選手を二度は書かない。しかしこの企画も4年目ともなるといずれ(すでに書いたことを忘れていて)二度目を書く選手が出てこないとも限らない。今年はまだ大丈夫,かな。どきどき。
ということで,2013版。自分の中でピックアップラインが曖昧になってきたので絞り込まずにどーんと。
- 大保亮太朗(MB/トヨタ自動車サンホークス)
昨季新人(1年目)だった自動車の上原がかわいいと聞いていて,どんなもんじゃろと見に行ったらほんとにかわいかった。のだが,その見に行った稲城の試合でわたしのところにサイン入りマスコットボールが飛んできたのが同期の大保さん。勝ったら本人のところに持って行っていろいろ書き足してもらおうと企んだのにあいにくその日に限って(たしかトヨペ相手に)負けてしまい,行けなかった。それだけと言えばそれだけなんだけど,それ以来気になっている。
- 木村築(サイド/法政大学)
春リーグの「良くも悪くも木村次第」ぶりが印象深かった今季の法政。秋の入れ替え戦でも全日本インカレの仙台大戦でも,最後は木村のエースらしいエースぶりで勝利をもぎ取ったように見えた。有無を言わせぬかっこよさがある。木村自身は13/14シーズンのVチャレンジリーグにインターンシップ生としてヴェルディでの参加が発表され,さっそく試合でも活躍しているようすで重畳。
- 喜入将光(サイド?/大塚高校)
2年生の。たしか黒鷲旗で見たときだったと思うのだけれど,前衛ではセンター(ブロックだけではなく),後衛でサイドという役回りに見えて,それが気になったまま謎が解けずに今に至っている。今年春高の準決勝と黒鷲旗のグループ戦とで大塚高校を観て(もう具体的には思い出せないけれど)すごく楽しかった。黒鷲では筑波大にも勝ったしね。
- 林佑樹(サイド/大東文化大,アザレア)
埼玉(アザレア)で出ていた関東ブロック国体での「止まらない」感じがすごかった。結局今年は1度も2部を見に行かなかったけれど,春の大東文化大の躍進の一翼だったのかしらん,などと。
- 松崎真大(リベロ/順天堂大学)
国体のブロック予選から(?*1)リベロで入っている。秋のパンフレットには「セッター」と書いてあった1年生。面差しはちょっぴり渡辺光に似たところもあって,紺色のリベロユニフォームがよく似合う。とにかくかわいい。
- 川波潤也(サイド/専修大学)
今年の専修は,いわゆる「藤中の対角」,つまり去年端場がいたとこをどうするかに腐心していたようにも見受けられたけれど,なんとなく川波で落ち着いた。ちら見えする赤いアンダーウェアとちょっとちゃらい髪型が好きです。全日本インカレでは赤アンダーじゃなかったっぽくて残念だった。
- 佐藤拓真(MB/明治大学)
今年度に入ってから見るようになって,なんだかんだでじんわりと贔屓していた。東日本インカレの決勝戦で山田を止めたあたりで恋に落ちたかもしれない(やや大げさ)。1本のキルブロックで試合を作れる選手だと思っていた。そして,これはあくまで推測だけれど,たぶんチームのTwitter公式アカウントの初代中の人でもあった。全日本インカレ終わって少しして,納会の日に公式アカウントとして最後の挨拶をしたあとで,アカウントの最初のポストが主将だったからという理由で主将にバトンを渡した。その瞬間に,目の前からすっと去っていかれた気がした。終わったんだな,もう会えないんだな,と思った。最後の試合を観たときよりも強く。寂しいけれど,でも,そういうのもあっていいのかな,と,大学バレーに於ける4年生の引退をただ受け身に受け止めながら思う。
- 廣瀬優希(MB/順天堂大学)
今季あほみたいにブロックを量産していたブロック王。春リーグ・東日本インカレ・全日本インカレのブロック3冠*2。眼力&威圧感もすごい。個人成績ではブロックが目立っているけれど,ちょいちょいサイドから打つスパイクも油断できない。92生のMBったら人材豊富すぎて,その1。
- 小宮雄一郎(MB/日本体育大学)
92生の熱すぎるMB争いその2。廣瀬がブロック王なら小宮はスパイク王。東日本インカレ・秋リーグ・全日本インカレと3大会連続でスパイク賞を受賞した。東日本インカレでの「こいつ,打ったらほぼ全部決まってるんじゃねーの」感は半端なかった。長身セッター田尻から小宮の流れが好き。
- 高橋拓也(MB/専修大学)
その小宮が今年ゆいいつスパイク賞を取り損ねた春リーグのスパイク賞が高橋。学年はひとつ下がって93生。一人時間差というのか,空中で待って,微妙にタイミングを遅らせて打つのが楽しい。しかも高い。秋リーグではスパイク決定率ブロック決定本数両部門で次点に入った。身長なんて飾りですよ,がどこまで通用するか,見てみたいと勝手に思っている。
- 濱松啓陽(MB/早稲田大学)
タレント揃いの92生MBの中では目立ちっぷりが弱くなりがちかもしれんのだけれど,今季のmy株上昇率は圧倒的だった。特に後半。身長なんて飾りですよ,というか190cmないことをたいがい忘れている。移動が早くてブロックの完成が早い。中央からでもサイドからでも打つ。囮に見えない常に打ち気100%の全力ジャンプ。一見飄々としているくせにプレーはサボらないそのギャップも好き。天皇杯のサントリー戦ではそんな濱松につられてくれないサントリーは手強いなあと思いました。ええ。
- 鈴木頌卓(MB/東海大学→FC東京)
正直に言って,現時点ではややネガティブな意味を含んだ「気になった」だ。どうなることかと思ったよ,ばかー。どうもならんかったじゃないかよ,ばかー。でも,11月に深川の練習試合で観て,リーグ2週目の金岡で公式戦に出ているのをテレビで観て,いつかポジティブな意味で気になる選手になるといいなあと思っている。そして,しょーたも92なんだよな(白目)。
- 手原紳(セッター/龍谷大学)
全日本インカレの龍谷-明治戦は,今年のインカレの中で5本の指に入る(てきとう)くらい楽しい試合だった。2年生セッターにめろめろで,勢いで「来年は関西リーグに行くぞ」宣言をした。さて,春までこの勢いを保っているかしら。
13人。多すぎたか。
書き出してみるとMB祭りになった。今年(の大学シーン)はわたしにとっていい意味でミドルブロッカーというポジション(やそこに入る選手)に対する色眼鏡を外された1年だった。
12月という時期の都合上Vリーグが忘却の彼方になっており,大学生に偏ってしまうのは例年通り。Vリーグ……ぷれみあ……千々木……でも,千々木さんを取り巻く状況は今年の個人的なトピックの一つではあるものの,千々木さん個人を今年気になった枠に入れるのは違う気がする。黒鷲の山本隆弘もちょっと違うし,黒木も……1年目で開幕スタメンで仕事するとは(=身体絞るとは)思わなかった……って,それもちょっと違うな。と。なので,こんなところで。
もうひとつ,国際大会開催年恒例の番外編。ロシア6エフゲニー Sivozhelez(読めない), ロシア15ドミトリー・イリニフ,イタリア6Ludovico Dolfo。どるふぉたんかわいいよどるふぉたん。