春高4日目(準決勝)見てきたよ


昼過ぎまで惰眠を貪っていたので男子だけ。女子第2試合がフルセットになったため,これだけゆっくり起きてゆっくり支度してゆっくり向かったにも拘わらず,ちょうど男子準決勝第1試合のプロトコールが始まるかどうか,というところだった。


今日は再入場禁止。席取り防止のためだろうか,わからないけど,過酷。そして中に入って驚いたのは,北3階が封鎖されていたこと。


北3階封鎖もあってかなり混雑していたようだったが,基本的に試合が終わる毎に人が減っていく仕様なので,自分が着いたときには1人で(2つ以上の並びではなく)3階の上の方ならちらほら空席もあるかな,というところだった。その後時間が経つにつれて少しずつ人が減っていった。


男子第2試合のころには南3階はほぼがらんとしていて,男子は春高「でも」女子ほどには人気がないのかしらなどと寂しくも感じたものだけれど,客席の帰宅行動を見ていると,どうやら試合の展開とは関係なく,何時頃を目安にセットが終わったタイミングで,という動きも多い。


5セットマッチ4試合。試合ごとに3位表彰があり,試合間30分以上。第4試合(男子第2試合)の試合開始は17時半。最初から一歩も外に出ずにずっと館内にいたら,そりゃ疲れるわ。


第4試合を自分の後ろで見ていた(高校生っぽい)人達は,第2セットが始まったときにはこのセットが終わったら帰ろうなどと言っていたのに結局最後までいたけれど。第2セットが終わってタイスコアになったためか,せっかくだから最後まで見たいと。中にはそういうお客さんもいただろうと思うけれど。

星城3-0東福岡(25-18 25-21 34-32)


星城:3中根 1石川 5佐藤 6山崎 4武智 2神谷 L12川口


東福岡:3菰方 2龍 1頼金 9金子 5永露 7谷口 L10井上


第3セットは34-32。東福岡がセット序盤に1-7まで点差を広げて,その間に星城は2度のチャージドタイムアウトを使い切った。今日はテクニカルタイムアウトがあったが,そうは言っても思い切ったことをした。


その点差を追いついてしまうのが星城なんだろうなあ。1セットぐらい落とすんじゃないかと思ったんだけど,10点にのったころに3点差ぐらいまで詰め,20点にのって追いついた。たしか。


このセットの東福岡は頼金のサーブ(S6)のローテーションがやたら強くて,1-7になったときもそうだったし,中盤に並ばれかけたところで突き放したときも同じローテーションだった。23-23で回ってきた3回目もブレイクして,23-24。このラリーの最後谷口のスパイクが床に刺さったとほぼ同時に笛がなり,東福岡のフォルトでデュースになった。


個人的には,その1点で,ストレートで決するな,と思った。東が取るならそこしかないと思っていたから。


しかし,東福岡のアドバンテージでデュースに入ったあと,星城はしばらくサーブミスが続いた。ローテーションが回る。双方1度ずつブレイクして,30-31。東リードで頼金にサーブが回ってきた。


この試合でいちばん「固唾を呑んで見守った」場面。これまでこのローテで前衛レフトから何度も攻撃しながらもなかなか決めきれなかった武智のスパイクがこの局面で決まった。初めて1本で切った。そして,直後にブレイク。石川のレフト後方からのトスをライトの山崎が打った。


最後決めたのも武智だった。


川口の拾いぷりと果敢なライン前でのセットの華やかさ。中根のアタッカーのチョイスの仕方も好きだ。


まあ,強いわ。ほんとに。強いの分かってるけど,強くても強くなくても明日がこのチームの最後の試合と思うと,それは見ておかなきゃいけない気がする。


対する東福岡。第2セットに入って目が覚めてからの菰方さんはほんとうに素敵だった。パイプのかっこいいことと言ったら。進路がキニナル。

鹿児島商3-1雄物川(25-20 31-33 25-14 25-23)


鹿商:6松島 10楠見 7津田 3黒瀬 4迫田 2片ノ坂 L8大浦坂


雄物川:2沼下 10鈴木祐 7山田 1川村 6鈴木教 3佐藤慎 L8佐藤勇


これが「こんびばれー」か。


春高のテレビ放送1試合も見てないんです。たぶんこのまま見ないと思います。今年は。CSフジのNEXTも申し込まなかったし,闇雲に長時間録画するだけのHD空き容量もなかったし。


なので,ここまできた4チームがどういう特徴をもったチームでどのように評されどこに注目すべきなのか,ぜんぜんわからんのですよね。頼りは月バレ附録のコンプリートブックのみ。つまり背番号と名前と身長と最高到達点と出身中学なら調べられるぞ,ぐらい。


鹿商って大きいイメージあったんですが(たぶん兒玉くんのせい),そうでもないのね。両チームともMBが183cmと身長自体はさほどでもない。(小さくもないけど。こんなもんかしら。なんとなく星城対東福岡の方が高そうだった)。鹿商は松島・黒瀬(左打ち)の両センターのやたら早い速攻に象徴される,はやい攻撃。


雄物川はむしろセッターは身長高め。それから,攻撃がゆったりしている。攻撃に1人しか入らないのかと思ったら,そうじゃなくてまったり時間差だった,とか。のんびり呼んでるので「そりゃねえべ」とおもったら,ほんとに上がるとか。新鮮でした。


かなりだらっと見ていた。こういう,知らないチーム同士の初見試合を見るときにトライしようと思っていることを心がけてはみたのだけれど,なかなかうまくいかない。


鹿商の迫田のフローターサーブが取りづらそうで,そこのローテーションでじゃじゃっと点を重ねて,というのが多かった,かな。


津田のテイクバックのフォームが好み。180cm。小柄で跳べるサイド素敵。まだ2年生。


雄物川は,もう,キャプテンがねえ。すごいねえ。ただ,攻撃面で目立っていたのが川村と山田に偏っていた感じもあったので(なんとなくですよ),試合としてはなかなか厳しい展開ではあった。