週末の振り返りさらっと

4/5(土):花見


飛鳥山公園で花見。なんでも吉宗が庶民の花見スポットとしてソメイヨシノを植えたとかいう,由緒正しき歴史と伝統のお花見スポット。


晴天ながら少し肌寒かったのと,それまでの雨でずいぶん散っていたらしいのとで,幸い構えていたほどの人出ではなかった。もちろんあちらもこちらも人でいっぱいの盛況ではあったけれど,ビニルシートを持っていったら3人分くらいなら敷ける場所もある程度。


大塚駅から都電荒川線飛鳥山まで。初めて都電に乗った。一両編成でがたごとと。


桜もまだ充分に見頃だった。土曜の正午になろうかという頃合いで,家族連れやら友達連れやらが中心の和やかなムードだった。


昨秋生まれた友人の子どもと初顔合わせ。かわいい。だっこさせてもらったら,すごくあたたかかった。むぎゅぅ。


面差しが父親に似ている気がする。気がするだけで,実のところまだ顔立ちがはっきりわかるような歳ではなく,要はどこからどうみても「赤ちゃん」でしかないのだけれど。


本人(父親の方)には考えてみればもう随分長いこと会っていない。なにやら忙しそうにしている様子。


今は初対面の見知らぬ小母さんに黙って抱かれているこの子も,いずれ大きくなって,歩いたり喋ったり自我が芽生えて性格が出てきて,そして友人達も彼の両親として時を重ねていく。人の営みだとか歳月だとかに思いを馳せる。穏やかな四月はじめの,桜舞う公園で。


自分は止まっていて,どこにも行けないような気がしている。そこに行きたいというのとは,また少し違う。羨ましいというのとも,また少し違う。そりゃ,羨ましい気持ちもあるけど,そうじゃなくて。


「人んちの子はかわいいよね」という,ミモフタモナイ結論。


会えて良かった。また会おう。


と,しんみしりつつ,実のところ不義理を極めて,わずか小一時間の滞在でひとり離脱。王子から京浜東北線でさいたまへ向かった。

4/5(土)→チャレンジマッチ


会場のさいたま市記念総合体育館は桜区役所隣接。桜区ってどこ。浦和駅からバスで20〜30分の立地だった。バスが体育館前に横付けされるのは有り難いし本数も少なくはないけれど。


第3試合開始に間に合うかどうかというところだったけれど,第2試合がフルセットになったので,ちょうど第2試合終了後の到着となった。どっと外に流れてくる観客。


女子は2試合ともチャレンジチームが勝った。第1試合のパイオニア-デンソーはストレート。第2試合のJT-上尾はフルセット,接戦で上尾。


それを受けての男子,だったのだけれど。

ジェイテクト(ぷ8)-警視庁(ちゃ1)。3-0でジェイテクト


ピーポくんさんが来ていた。東京の会場には現れないのに(笑)。


ジェイテクトは例によって,さいたまにもかかわらずけっこうな動員。


対する警視庁もがっつり応援団が来ていて,シンセが入っていたのにはびっくり。刑事ドラマの曲を大盤振る舞いするものだから,気になって仕方ない。これがぷれみあに上がったらさぞかし楽しいことだろうと思ったけれど,現実は厳しかった。


警視庁がかたかったなあ。らしくないつーか。レセプションも悪かったしセットも安定していなかった。つまり警視庁のいいところが悪かった。もともと少ないMBの打数はとんでもなく少ないし,エース(だと思う)金丸とも全くあわない。


となると厳しい。


ジェイテクトはサーブでがつんがつん。


和人むかつく(褒めてます)。

FC東京(ぷ7)-大分三好(ちゃ2)。3-0でFC東京


どちらも今季あまり見ていないながら,FC東京の4レグの勝率に納得できる「ああ,これは強いわ」の感覚があった。


どこがどうとは言えんけど。ミロのOP起用がはまってるのかしら。


将平がいいんだよなあ。


しょうたが仕事してる。


手塚が試合に出てる。


アベアツシがキャプテンマークをつけてユニフォームを着ていて,加賀さんがベンチにいる。


ムードが良いつーかポジティブつーか。ベタな言い方しかできないんだけど,良い感じじゃん。


三好は乱れてくると,ばたばたしちゃうね。どこもそうだろうけど。とくにFC東京はサーブ強いチームだし,三好はどちらかというとレセプションはあまり重視していないようにみえる布陣でもって,なのでその時点で苦しい。細川はええ感じだったけれど,そうは言っても。ほその対角がなー。がっきーと井口と結局安定運用できないままという感じはレギュラーラウンドの数少ない観戦でも受けた。あと,途中で一回セッターを代えてもいいんじゃないかと思ったりはした。


FC東京もどろんぱが来ていた。セット間のパフォーマンス,試合中はスタンドで愛想をふりまきながら応援。試合後には選手と一緒にクールダウン,の,のち,なぜか折りたたみ椅子を広げて坂本監督を呼びよせ,2人で話し込む。


あの子は,あざとい。自分がかわいく見える振る舞い方を心得ている。


試合後にどろんぱが階下のフロアで客の見送りしつつ絡んでくる客をあしらっていた。どさくさに紛れてわたしも握手をしてもらった。明日も来るのかと訊ねたら,手を振って,ボールを蹴る真似をしてくれた。

4/6(日):チャレンジマッチ2日目


朝。起きられぬ。


イオニア-デンソーは2日目もデンソーのストレート勝ち。


JT-上尾の第3セットが始まるころに着いた。前日の接戦から今日も長くなるだろうと見ていた。第1セットは上尾が取り,第2セットは最後にJTが追い上げてデュースになるも上尾が交わしていた。2セット先取した上尾が有利と思いきや,得点率ではもともと上尾が悪かったとか。


そして第3セット,10点過ぎぐらいからするするJTペースになり,気がついたら25-15でJTが取っていた。


ちゃんと計算しなかったけど,上尾はたぶん負けると昇格はないだろうという得失点差。このカードは双方残留だろうかという第3セットの様子だった。


体育館の長辺を埋める上尾大応援団。なんか,よくわからん(これしか書けない)んだけど。女子の試合をみるのがほんとうに久しぶりすぎて。去年の東日本インカレ以来か。Vリーグとなるといつだ。皇后杯はきっと男子しか見ていない。


見ているとやきもきしたりじれったくなったり。前のめりになってしまう。なかなか点が入らない。それでも,第4セットは,上尾が着実に,淡々と,じわじわと,要所でブレイクをして,しっかり掴んだ。


2年連続の入れ替え,しかも2試合とも入れ替え。


JTとパイオニアがチャレンジってピンと来ない。復帰のデンソーはともかく上尾は決まれば初めてのプレミア。


こうやって頻繁に入れ替わること自体は,活気も生まれるしレベルも上がってファンも(はらはらするけど)楽しめて,よいと思うの。よ。


そして男子。去年のジェイテクトは1日目0-3ストレート負けからの逆転昇格を決めたものだったが。

ジェイテクト3-0警視庁


前日とは異なり,この日の警視庁は,すごく良い状態ではないけれどすごく悪い状態でもない,ふつうに戦って地力の差で負けました,という感じで,それがよけいに切ないというね。


蜂ファンクラブなので,蜂残留希望でしたよ。でも第1セットをジェイテクトが取って残留が決定してほっとしてからは,警視庁が勝つかそうでなくても1セットぐらいは取ってほしかった。どっちやねん。リーグ中どちらを多く見ていたか,とか,判官贔屓とか,要因はいろいろ。移り気。

FC東京3-0大分三好


こちらも土日ともストレート。


選手(主将)兼通訳の小川さんがコートに入ると何かが起こる。かならずブレイクするあの不思議を,これまで何度となく目にしてきた。第3セットの終盤,小川さんが出るか出るかと身構えていたけれどなかなかその機会が訪れず,機会が訪れないということはそういうことなのだろうか,などと考えていた。


徳丸は3月末付け退団が発表されていた。改めて考えてみればこの大会に出ていたのもアディショナルだったのか。試合後東京サポから徳丸コール,そしてコート内で三好選手たちによる徳丸の胴上げ。


チームを去る選手の最後の試合と胴上げは,その場に立ち会えてよかったと思うけれど,寂しい。


6日前の警視庁の優勝を決めたそれとは違って。


三好がぷれみあに上がったばかりのころにちょうど1年目か2年目ぐらいで試合に出るようになっていた選手で,それからずっとMBの一画を張っていた。長かったような短かったような。


小川さんは,ずっと送り出してばかりだなあ,と。ふと。


寂しい。