2014年度関東大学春季リーグ男子1部・1日目


いよいよ開幕。


偶然ぽえむ帳も新しくなり,切りよく2014年度の始まり。


会場は昨秋の開幕週・最終週と同じ日体大世田谷キャンパス。新しくて綺麗で明るい。


ただし,コート設営は昨秋最終週バージョン(3面分使用,真ん中に背中合わせに客席設置)だった。フロア+ひな壇の砂かぶり環境はリーグ会場の中でも抜きんでておいしい。それなのに両コート同時に観られないという唯一の欠点が大きすぎる。


年度いっぱつめなので,ここでのオーダーの書き方を去年の開幕日のエントリからコピペ。

  • メンバーは断りのない限り第1セットのスターティングオーダー。ポジション1(後衛ライト)から反時計回り。
  • →がついている方がサーブ始まり。(分からないときは記載なし)
  • 途中交代は,原則すっぱり変わったもののみ記載。但し,見落としの方が多いのでその前提で。
  • ワンポイントブロッカーやリリーフサーバーでの出場は記載せず,書きたいときは本文等に。
  • リベロは,ベンチの登録に拘わらず,出場していることを確認した場合のみ記載。

東海大3-1筑波大(25-16 25-19 24-26 25-14)


→東:23松林 4加口 19佐々木博 18久原 10栗山 35龍 L28井上航


筑:8吉川(2s途中-13中根) 12小池 9兒玉 11ロジャーズ(7宮下) 2篠村 10高橋 L1竹澤


星城OBのスタメンなら中根が大本命って言ってたら見事に外れた。セッターは吉川スタート。とわの森三愛の小池がポジション2(久原がいたところかな)。篠村が5。MBは高橋/兒玉の2年生コンビ。OPはロジャーズだったり宮下だったり,半々ぐらいだったのかしら。


竹澤が主将なので,ゲームキャプテンは篠村。


東海のセッターは東福岡の龍。1年生セッターktkr。1年生でセッターで背番号35。ものっそいでじゃぶ感。去年も35だった。その椿はベンチアウト。セッターでは秋庭(主将)がメンバーに入っていたのだけれど,専らピンサで出ていた。セッターをピンサ要員でセット中盤に使い切っちゃうのって冒険じゃないか。いいんだけど。


サイド3人は2年生。OPに佐々木博秋が入り,P2松林/P5翼。この3人が揃ってコートに立っているのって,なんか妙に萌ゆる。MBは加口(4年)と栗山(3年)のお兄さんコンビ。リベロは去年に引き続いてのめんこい井上航。


他,ルーティンでは鈴木匡がワンブロ。あの子がもう3年か(遠い目)


試合は,どちらにも,春の開幕の雰囲気を感じられる場面がありながらも,まあぼちぼち。


東海,悪くはないな,と。かわいいし。でも悪くないだと結局去年と大差なくなり,そうやってだんだん中位定位置になりつつあるのかもしれない。


第3セットでかわいい2年生たちが捕まりだしてからは息切れ感が漂っていて,これは捕まったかなあと思ったものだった。第4セットの後半つきはなせたのが良かった。翼がオールラウンダーぶりを発揮しているのはもちろん,ささきがよく拾いよく粘り,空中戦でもがんばっていた。


東海はロジャーズが嵌ると脅威。第2セットだったか,宮下をロジャーズにかえたら,ロジャーズのサーブで3連続得点ぐらいした。セッター中根でいいんじゃないの,とも思ったり。

順天堂1-3中央大(19-25 22-25 25-21 16-25)


→J:12浅野 5廣瀬 18後藤 10堤 25濱道 11渡邉 L2館石/20松崎


C:13関田 23石川 15渡邊 2江頭 25武智 22大竹 L20伊賀


こちらの試合はほとんど観ていない。順大セッターは渡邉駿。たぶんワンセッター。OPの後藤は左打ちで(レセプションもしていたような,気のせいか),なかなかいい感じに見えた。後藤は1年だけど18番をつけていて,このあたりだけ少し背番号の並びが変則的になっている。


それから,MBの濱道。クリスがいなくなったところに入ってきた,どことなくヨーロピアンな掘りの深い顔立ちに,一瞬我が目を疑った。


それだけでなく,いろんな所から打っていて,楽しげな選手だった。


一方の中大は,関田と伊賀ちゃんしか残ってないよ,ぐらいの別チーム。江頭はいるんだけど(去年あまり出ていなかっただけで)。MBの渡邊・大竹はちょっとびっくりした。


そのチームでやたら強かった。


石川の「大学入ってどうするの」って思った気持ちが間違っていなかった気がするんだが。観ている分には楽しいからいいんだけど,一体何本サーブでエース取ったよ。


ストレートで中大が勝ちそうな雰囲気の最初の2セットだった。だから第3セットに順大がどうやって巻き返してセットを取ったのかよくわからない。第4セットも中大がぶいぶいいっていた。


いっせーはけっこういいスパイクを打つと思うんだ。はたけっぽいけど。

日体大3-2駒澤大(25-13 26-28 25-20 22-25 22-20)


日体:1山田 24原 13緒方 20峯村(途中17浜館とか) 9小宮 14大上 L23山本


→駒澤:10富永 25佐々木 7大野 19高子(途中-4柴田) 21西田 9愛甲 L29杉本


本日唯一のフルセットゲーム。第2セットの終盤になるまでは,まさかこんな白熱した試合になるとは予想していなかった。


日体は,山田がWSに。レフト転向はチームのブログか何かで読んでいた。が,レセプションから外れているレフトエース。当然左からの攻撃も多くなるので,なんだか見慣れない感じ。


今日に限っては,大事な場面でのスパイクアウトが目立ち,サーブミスも多く,いまいちだった。試合がもつれちゃったのは山田の調子があんまりよくなかったのも原因の一つだと思う。


OPに入るのが緒方で,攻守両輪での活躍が光った。


MB,小宮の対角には2年の原。


そんなことよりセッターなんだが。田尻がいなかった。公式練習であげていたのが14と,18(うろ覚え)。


楽しみにしていたので残念ではあった。


駒澤は,背番号固定気味のチームなので,こういうわちゃわちゃした状態のときには有り難い。


そんな中7番にかわった,大野。要所でいいクイックが出て,ひとつひとつ盛り上がってしまった。


主将は松下だが,例によってリベロなので,キャプテンマークは富永がつけていた。

慶應義塾1-3専修大(25-20 22-25 24-26 23-25)


慶:12上田 10佐藤*1 8丸谷 6稲田 1柳田 3野口 L16野瀬


→専:12川波 8小林 18小森 6藤中 5柴田 21船倉 L25井上


慶應は,ある意味想像通りというか。MBの星谷のところには上田が入った。去年OPの座をかけて競い合っていた佐藤と丸谷がどちらもレギュラーに。OPは丸谷で,佐藤と柳田のWS対角。


第3セットがどちらに転ぶかわからなかったのを専修が取った。第4セットもわからなくはあったが専修が終始得点先行していた。


専修は思っていた以上にメンバーの異動が大きかった。藤中,川波以外とっかわった感じ。小林なんかはちょいちょい出てはいたけれど。


藤中にはエースの風格が漂う(笑)。そしてほとんどキャプテンの域だった。とくに今日は山本もいなかった(ベンチで試合を見てアップゾーンに行ってアドバイスをする様はさながらコーチ)ので。


元々自分がになっていたものに,長友がになっていたものをのせて一手に引き受けている感じがする。拾うのも打つのも。


ともすれば藤中1人に偏りそうなところを分けられる小森の存在は大きい。なんかやたらすごかった。佐賀商出身の1年生レフト。今季は18番が熱い。順大の後藤と然り,小森然り,この後出てくる小野然り。

明治大0-3東京学芸(23-25 28-30 13-25)


M:12與崎 2有田(途中-22川村) 11原 24辰巳(途中-19政井) 4杉本 9小野寺 L14瀧野/1中村


→G:1白川 18小野 5井上 19中村 3堀込 16樫原 L12園田


のーこめんとーーーーーーーーー


ここもリベロ中村が主将。ゲームキャプテンは杉本だった。副将の有田ではなく。


鹿児島の星與崎がいよいよレギュラーに。OPですげーがんばってた。そして原・小野寺の3年生俺得MBコンビ。原は終始たこ踊り,小野寺はめちゃめちゃ空気。


……ぐぬぬぬぬぬ。


お察しくださいという第3セットの得点である。いやー。すごかったねー。あんなに悪いのもそうそうお目にかかれないよねー。


そんな中で出てきた川村くんはがんばった(大勢はかわらなかったけれど)。


学芸は,別府のなんちゃらマッチの結果(や行った人の話)からすると,かなりよさそうだった。リーグを通してどこまで行けるのか。たまたまなのか相手の問題なのかそれとも本当に強くて,油断していたらするする勝っていくのか(2010の武大とか数シーズンごとにランダムに現れる専修とか)。


中村さん,ナニモノ? すごかった。MBの小野もやらしかった。白川も,ちびっこレフトらしく,巧い交わし方をしていた。


それから井上のサーブの強さ。


余談だが,樫原のパンフに載ってる写真が超かわいい。

早稲田1-3法政大(22-25 21-25 25-23 16-25)


W:13山口 18喜入 3濱松 15山崎*2 1専田 6福山(途中-8加藤) L19土屋*3/5太田


→H:12長谷川 22榎本 1村上 7木村 10千住 11田中 L27小林/6阿部


こっちの試合の方が面白そうだったんだけど,隣メインで見ていたのでこちらは観ていない。


なので,早稲田あわやストレート負けまでいっているのも,そのあと第3セットを取れた理由も,キニナルところ。


法政は村上キャプテンなのだが,1年の春のあのぽやーっとしたほっそりした姿とは別人である。なんかしらんけどめちゃかっこいい。最上級生って感じがする。大人びた。1番が似合う。


しばしば木村無双になっていた。木村に限らず個人のパワーでねじ伏せているような感じはうける。


早稲田はOPに星城の山崎。喜入がP2で専田がP5。

1年生出場まとめ(おもにスタメン)


早稲田:喜入(大塚),山崎(星城)


明治:辰巳(清風),川村(雄物川*4,頼金(東福岡)*5


日体大:−


順天堂:後藤(相馬),濱道(日本航空


東海:龍(東福岡)


筑波:小池(とわの森三愛),


中央:石川(星城),武智(星城),大竹(東亜学園


専修:小森(佐賀商),船倉(清風),井上(東福岡)


駒澤:−


学芸:小野(御殿場南),中村(春日部共栄


法政:榎本(藻岩),小林(習志野

その他


今年からボールが男子がミカサの黄×青すいか柄になった。2年ぶりのこととて,慣れぬ。1日過ごしたがまだ慣れぬ。


ミカサになってサーブ戦術に違いが出てくるかしら,と思っていたけれど,スパイクサーブも健在でなにより。しかしフローター系のレセプションが乱れがちではあるような気は,ほんのりする。


サーブでは,石川がやはり抜群なのだが,学芸の井上がよかった。個人成績も楽しみだ。個人技術成績は2週に1回のプリント配布じゃなくて,学連サイトで観られるようにしてもらえると嬉しいのだけれど。


せっかくリニューアルしたんだからさ。


学連サイトといえば,リニューアル後,ニュース(トピックス)以外がの場所が初見では分かりづらくなっている。右上のプルダウンメニューから,日程・結果や星取表を観られる。

*1:どうやら目玉を書き間違えたようで,目玉上は9吉田がスタメン。試合開始と同時に佐藤に交代した

*2:崎の字は立のほう

*3:メモにはスターティング19に印をつけているのだが,実際には太田しかみていないような気もしたりしなかったり。

*4:スタメンじゃないけど

*5:ぴんさだけど