2部
男子2部も同日開幕。今年は日程が重ならないのは最終日だけ。かつ,ハシゴができそうなのも開幕週ぐらい。ということで,2部に寄って第1試合だけ見てきた。日大文理学部は比較的ご近所だし。
日体大までは同じ世田谷区だけれど1時間弱かかる。松沢とか駒沢とか深沢とか,名前がややこしいな。1部の第1試合開始は死守したかったので,12時40分がタイムリミットだった。
下高井戸から世田谷線に乗って三軒茶屋まで行ってそこからバス。世田谷線デビュー。特殊軌道ではないはずだけれど,低床車の二両編成は路面電車みたい。下高井戸と三茶を結ぶ,全部で13分ぐらいの短い路線。大きな窓から春の陽射しがたっぷり入り,住宅地の中をすり抜けていく。実にのどかな移動だった。
そして初めて降り立つ三軒茶屋。土地勘皆無。田園都市線沿線には馴染みがない。バス乗り場がどうも分かりづらく(GoogleMapはバス乗り場がピンポイントで表示されない),ファミマの前にあるそこそこちゃんとしたバス停で待っていたら,目当ての等々力行きが近づいて,通り過ぎた。
何故停まらぬ。
呆然としていたら停車していた別のバスの運転手さんに親切にも「案内しましょうか?」と問われ,バスのお尻を指しながら「あれに乗りたいんです」と訴える。「その道を道なりに行くと左手に乗り場があります」と教えてくださったので,お礼もそこそこに本気でダッシュした。待ってくれてたのかなー。ぎりぎり乗車。逃したら全部がぶっとぶところでしたわ。でんとたんに乗っても挽回できたか。
という危ない橋を渡りました,というお話しでした。
今日は大人しくしていよう(翌日書いています)。
試合のはなし。
日大文理は以前にも1度,2部を観にきたことがある。専修が2部落ちしたときだ。3年前? 今回は,その時の体育館とは道を挟んで反対側,百周年記念館が会場だった。前回は女子の2部をやっていた記憶。新しい建物なので綺麗だけど,けっこう暗い。会場設営は,フロアの真ん中に背中合わせにパイプ椅子方式。上の通路に上がる勇気はなかったので,Bコートの宇都宮-国士舘だけ観ていた。背中側では日大-亜細亜。
宇都宮3-2国士舘(25-20 16-25 26-24 17-25 15-13)
う:7宮田(5篠村) 3森崎 16尾高 2栗木 15秋山 8アハンガル L6関根
こくし:48工藤 16奈良岡 50石井 17小河原(かな,途中12池田出てたような) 28小島 13伊藤 L1権藤
パンフレットのコクシのページは幅広タイプのフォーマットパーツ。どうせ1ページにおさまらないから諦めて幅広だったのか。例によって50番スタメン。パンフには63まで載っている。
主将権藤,ゲームキャプテン(腹棒)伊藤。ゆーのすけ氏は2年のときから腹棒マンなので,慣れた物である。それにしても権藤リベロか……コクシの鶴田が,九州男児が。
宇を,もっといえば栗木を,観に行って,コクシに絡め取られてしまった。
よくわからないけれど面白い。1年生サイドアタッカーの,最初石井(川崎橘)が(比較的小柄な割に)ぶいぶい言わせてると思っていたけれど,途中からは同じ1年の工藤(五所川原工)ががつがつ飛ばしてきた。観てて楽しい。
MBの小島はブロード多用派で,男子ブロード好きとしては大変おいしい。対角の奈良岡は体格派。
そして,何より権藤。古田がアップゾーンにいるのは,凄まじくもったいないんですけど。でも,権藤,まじ神。すげえ。位置取り,ブロックフォロー,パス,セットのやさしさ。あのキャプテンシー。
リベロでした。はい。でも古田(未練)。残念なのは,リベロだとスタンドからの名前入りコールの機会がないこと。今日のコクシはおとなしめだったから余計に。
宇大は栗木が主将。だけど,なぜか,腹棒は1番の勝野についていた。よくわからぬ。
セッターは1年生。習志野の秋山。MBの尾高も習志野っ子っぽい。ツー多めで,ツー好きとしては以下同文。第4セット,秋山がツーを決めた直後に,コクシアップゾーンが「ゆーのすけやり返せ!」ってゆーのすけ氏を煽ったら,ほんとにゆーのすけ氏がツー決めて,笑った。秋山前衛のたびに「ツーあるよ」みたいな。
第1セットは終盤に宇大のブロックが続いて抜ける。
第2セットは序盤からコクシが走りさくさく。
第3セットはコクシがリードしていたけれど,終盤に宇大が追いついた。小島へのトスが低いよ近いよ短いよが続いて2回立て続けにブロックに捕まるというね。
そっから栗木サービスエースで逆転して,デュースになって,宇大が取った。
ここでちょうど12時。そろそろ時計がキニナル。セットカウントのわりに進行が早いからなんとか最後まで観られるかしら,というところ。
でも,第4セットはコクシだった。うがーーー。楽しいのはいいが,長びかないでー。12時20分頃,そしてフルセットへ。
コクシリードでコートチェンジ,コクシリードしてたけど宇が追いついて10-10でコクシのタイムアウト。
このパターン,このままサイドアウトが続くとデュースやん?
森崎のスパイクアウトとかゆーのすけのスパイクミスとか栗木(?)のオーバーネットとか,得点つーか失点で試合が進む。コクシアドバンテージ。
わたしは荷物をまとめ始める。時計とにらめっこ。お尻が半分椅子から浮く。
アハンガル決めて13-13。
コクシは小島のレセプションアタックがなかなか決まらない。で,森崎のバックアタックで宇大ブレイク14-13。
サーバー栗木。
13/14Vチャレンジリーグサーブ賞。
コクシレシーバーの手を大きく弾く,サービスエースだった。試合終了たぶん12:39。間に合った!!!!!!!! 完璧! 栗木ありがとうマジありがとう,すげえありがとう!!!!!!!
ちょうどそのころAコートの日大−亜大も第5セットに入るところだった。それを横目に,ごきぶりのような早足で脱出,一路下高井戸駅へと向かったのでしたよ。
栗木素敵!
全体的に観ると,宇大は落とすセットの落とし方がばっさりだったので,コクシのほうが良さそうに見えたし,最後は惜しかったなあと思ったんですが。
我が儘勝手極まりないが(わたしの設定した)時間内に試合を終わらせた栗木がものすごくえらかったので,宇が勝ってよかったと思います。
すげー理屈だな,おい。
いや,でも,楽しかったです。どちらのチームも。今季はこれきりかなあと思うと寂しい。