2014年度関東大学春季リーグ男子1部・3日目


東海大学湘南校舎


AB両コートとも,第1試合フルセット→第2試合ストレート→第3試合3-1,セットカウントが綺麗に揃った。


運悪く4月中旬にしては気温が低い一日,ある程度予測していたものの,館内はほんとうに寒かった。

順天堂3-2法政大(25-23 25-23 30-32 21-25 15-12)


順:12浅野 5廣瀬 1柳田(18後藤) 10堤 25濱道 11渡邉 L2館石/20松崎


→法:12長谷川 22榎本 1村上 7木村 10千住(2s途中-5久保田) 11田中 L27小林


たまにちらちら得点経過を追う程度。法政はリードしていても終盤には追いつかれる。第3セット終盤も同じ展開になるかと思ったが,もつれこんだデュースのどたばたの末法政が取った。したら,フルセットにまでなるし。隣コートに影響を受けた?


木村の滞空時間長いなー(ぼーっ)という法政。空中で水平移動しているように見える木村は素敵だし高さもあるが,いかんせん木村の個人技頼みになってしまい,順大の3枚ブロックにつかれるのは必至。


よくフルセットになったな,と思った。


ファイナルセット13-12で長谷川がセンターのクイックに上げたトスがへなへなに短かった。ブロックにかかり14-12。次は改善されたんだけどやはりブロックにかかった。ラリー継続したのかな。


そこで決した感はあった。異論は認める。

早稲田2-3駒澤大(20-25 25-18 18-25 25-20 12-15)


早:4大木 1専田 6福山 15山崎(3s途中*1-2三宅) 18喜入 3濱松 L5太田


→駒:25佐々木 7大野 4柴田 21西田 9愛甲 10富永 L29藤岡


勝敗はおいといて。


早稲田は途中山崎→三宅。セッターが大木だったこともあって,コートに4年生の1〜5が全員揃うこととなった。


山崎のサーブは捨てがたいのだろう。今日もエースを取っていた。しかし今のところ,エースもあるけどミスも多く,安定しない。


あとで話していたんだけど,みんなが2年ぶりのMIKASAボールに慣れていないのか,それともボールの特性なのか,ボールコントロールをミスっているシーンが多い。サーブミス,スパイクミス,レシーブミス。ばたばたしている場面も多かった。なので山崎だけじゃないんだけど,もう少し精度を上げていきたいところ。


駒澤は3日目で,リーグ初白星。


去年から推されている大野。ブロードもできる,まいなすてんぽなクイックも打てる。空中で溜めて,コミットで跳んでいるブロッカーをあざ笑うように,ブロックの横のコースにきっちりと(しかもしっかりと)たたき込むこともできる。サーブもいい。大野がコートにいる時間帯が楽しい。

明治大3-0専修大(25-13 25-19 25-19)


明:12與崎 2有田 11原 19政井 4杉本 9小野寺 L14瀧野*2


→専:12川波(2s途中-9古賀) 7高橋 18小森 6藤中 8小林 21船倉(3s途中-1山本) L25井上


リーグ緒戦の明治があんまりにもあんまりで,その後のMすぽたんの記事もまたあまりにもあまりすぎて,どうしようかと思っていたんだが。


今日の明治はよかった。専修が悪かったこともおおいに関係しているが。


第1セットにはブロック量産。小野寺・與崎が並んでいるところ。たぶん藤中とマッチアップ。なんだかんだでチーム全体で7つぐらいブロック得点があったんじゃないだろうか。


試合が進むにつれ,第3セットに入る頃には明治にとっては嫌な流れになりかけていた。攻撃が決まらなくてラリーが長くなって,ここぞというところは杉本にあげるんだけど杉本でも切れなくて,というパターン。


なので,相手の調子が悪くなければこうあっさりは勝たせてもらえなかっただろうとは思うけれど,政井がラリーが長くなってもていねいにボールを配っていたのと,チーム全員で拾って繋ぐ動きができていた(けして安定はしていなくてばたついてはいたけれども)のとで,長いラリー対決に粘り勝てていた。それを見て,代替わりしても,寂しさや喪失感を全く感じないぐらいに新しいチームになっても,明治は明治だよ,と思った。ので,がんばってください。


杉本1人になっちゃうと辛い。むしろ杉本を干せるぐらいに有田や與崎や,MBのふたりやで点を取れると,良いのだな。もちろんそれが大変ではあるんだが。


與崎のバックアタックのときの空中でのテイクバックのフォームはやばいね。


逆に今日は専修のほうが藤中に集まりすぎていた。藤中に偏る中で藤中を止められて,さて次の手をどうする。


第3セットの後半に御大登場。さっそく前衛で打ちまくるがなかなか決まらない。セッティングにしても状況を打破するには及ばず,ずるずるとした流れに棹を差せなかった。


それにしても,やまもとさんの背番号1主将って,実際にその姿を観てもあまりぴんとこないんだ。

日体大0-3中央大(22-25 15-25 17-25)


N:2田尻 1山田 31矢貫 13緒方 20峯村 9小宮 L23山本


→C:23石川 15渡邊 2江頭 25武智 22大竹 13関田 L20伊賀


見てない。今季はあまり熱心に通う予定ではないので,全然見ないままになるチームがたくさんありそうだ。


開幕日にちら見しただけなのに,既に中大を止めるのはどこだ,という意識で見ている。試合前には日体大大本命だったので,よもやここまであっさりと決着するとは予想外だった。日体大はセッター田尻だったのだが,果たして。


中大はサーブがえぐい。MIKASAに苦しむ他チームを尻目に涼しい顔でサービスエースを量産している。あと,コートを見たら大抵石川がサーブかスパイクで得点していて,たまに武智がサービスエースを取っている。そんな感じ。関田くんもそりゃあ楽しいだろうなあという話だ。

東海大3-1東京学芸(30-28 25-20 23-25 25-19)


→東海:23松林 4加口 19佐々木博 18久原 10栗山 35龍 L28井上航


学芸:1白川 18小野 5井上 19中村 3堀込 16樫原 L12園田


学芸は第1セット(たしか)SR2枚替えで4金成・9柳澤


各セット終盤の東海の追い上げを見て,学芸の詰めの甘さなり,東海の終盤での力の入れどころのうまさなりを感じていた。


学芸は確かに良い感じではある。アップゾーンも楽しそうだし。樫原も色白美人系だし。個人的にはリベロの園田が気になっている。存在感は薄いのだが,彼が手堅く攻撃の起点になっているのではないかと思えて。


東海は松林がすごい。まつばサーブで始まるの正解。


栗山は波があるが,全体的には高いパフォーマンス。最後,2本連続のノータッチエースで試合を占めたのがしびれた。

慶應義塾3-1筑波大(25-17 25-20 18-25 25-20)


→慶:12上田 10佐藤 8丸谷 6稲田 3野口 1柳田 L16野瀬


筑:10高橋 13中根 12小池 9兒玉 7宮下 2篠村 L1竹澤


こちらは本当に見ていない。筑波は,途中から14秦が出ていた。ちら見しかしていなかったけれど,篠村にかわって,だったかな。ストレートかなと思われる試合ながら第3セットはビハインド側が取り,しかし仕切り直せばやっぱり,というのは第3試合の両コートに共通する展開だった。

*1:3s24-18のサーブ時交代

*2:1中村が出ていたかどうか,記憶が定かでない