中国大学春季バレーボールリーグ男子1部・3日目


岡山大学清水記念体育館


お招きいただいた? 誘われた? 呼び寄せられた? ので,来ています。


パンフレット(800円也)は買ったものの,1年生(1回生?)は間に合っていないところが多いし,メモも取っていない。なので,初めて道場破りもとい関東の外に打って出た所感をば。


中国男子1部は6チーム。春リーグは2回戦総当たりを3週6日間で行う。1日1コートで5試合。つまり6チーム中4チームはダブルヘッダになる。めっさハード。


同一コートでの5セットマッチ5試合は,1日の観戦試合数自己最多記録を更新した。さすがに全試合前のめりで観るのは無理。だらだらと流し観しつつ,まったりと過ごしつつ,それでも朝9時半の第1試合開始から6時過ぎの第5試合終了まで体育館に9時間近くいたことになる。うーむ。見学は上の通路から,立ち見またはコンクリに直座り。お尻が痛かった。

広島国際大学3-1岡山大学


少なくとも岡大は昨年秋は2部である。パンフに載っているのは3年生3人だけ(スタッフ欄を含めても,である)。メンバーは7人ぎりぎり。広島国際は人数はもうちょっといるが*1,両チームコート上の選手のみだったので,試合は静かに進行していった。


第1セットを岡大が取るも,その後は広島国際が。第4セットは岡大がいいところまで行ったんだが。あとになって思うにこの試合は7水田の調子がまだ上がっていなかったんじゃないかと。あとから思うに。キャプテン一人がめまぐるしく立ち働いているように見えたものだった。

福山平成大学3-0島根大学


ふくへい*2もメンバーが大きくかわっていて,よくわからず。前に観たのは,2012の全カレらしい。そりゃメンバーも変わるわ。キャプテン森崎。


しまだい,試合前のアップからみんなで歌っている。試合中もアップゾーンがたいへん元気。歌詞付き振り付き。何か書いたメモをみながらパフォーマンスをしていた。すごいな。ふくへいも(人数も多いから)賑やかなので,とりあえずうるさかった。抱腹絶倒。


試合に於いては,中国リーグはずいぶん長いこと東亜・福平>>(越えられない壁)>>その他,の図になっているんだろうな,というのはなんとなく。


ふくへいの26冨田(1年・川崎橘)がぱわふる系で効いている。

広島大学3-0広島国際大学


第2試合に引き続き,点差もある形で広大がさくさくっと。

島根大学3-2岡山大学


岡大2セット先取から島大が3セット取って逆転。


こんなにもつれると思わなかった。肝が冷えましたよ(ぇ)


岡大7水田(3年・姫路)がすごくてな。


第3セットも,島大が2〜3リードはしていたけれど18点ぐらいで岡大が追いつきそうになっていた。ところが,そこで岡大のキャプテン4勝野が足をいためる。これが大きな痛手だった。かわりはいない。ものすごく痛そうなんだけど,それでもレシーブうまいし。


そのまま第3セットを島大が取り,第4セットも島大があっさり。


結果的に競った試合となったのはおもしろかったのだけれど,最初の2セットはとくに「そこのボール処理があとちょっと丁寧なら」と感じるプレーが多かったのが残念。

東亜大学1-3福山平成大学


本日1試合の中国の雄東亜大。第5試合に満を持して登場。


もちろん結果は終わるまではわからないのだけれど,ゲームは終始福平が優位に進めていた。東亜も1セット取ったけれど,全体的に福平の流れ。


福平は第2試合に続き,冨田が前衛・後衛ともにぱわふるなスパイクをたたき込む。それに比べると東亜は全体的に線が細めに見えてしまった。


しかし,園田と高野が並んでいるところの目の保養感はすさまじい。園田さんの指が(とくにブロックの構えの時)たいへん美しかったので,「わし史上ベストおぶ手だ」などと意味のわからないことを言っていた。5試合目の観ている側の疲労が見て取れる。


東亜は去年の4年生率が高いチームで,久保山や井手は下級生のころからずっと出ていた。だから,チームが今年大きく変わり,春先の今はまだ形として定まっていないのだろうなあと。


関東もそうなんだよね。91が全国的に充実した代だったことの証左ではあるのだけれど,チーム作りとして厳しい部分がある。

*1:試合開始の整列でものすごく違和感があり,あとあと判明したところによると,中国リーグはベンチ入り15人で行われている。たった1人の違いだけど,感覚としてわかるものなのな。アップゾーンも犇めいている。

*2:地元では「へいだい」の由