東日本インカレ3日目・準々決勝,準決勝(のうちの準々決勝)
ここで8チーム→2チームに絞られる。@墨田区総合体育館。
墨田区総合体育館は駅から近くて明るくて,空調が効いていて,座席の傾斜も大きくて(=前の人の頭が邪魔にならなくて)背もたれもあって,おおむね良い会場。よく土日取れたなあ。
ただ,難点は席数が多くないこと。出場チームの荷物でかなりの割合を占められる。座る場所がないほどではなかったものの。
コート割は入り口を入って向かって左から,D(サブアリ):A:B:Cの並び。男子がA・B,女子がC・D。そりゃあないでしょう。女子は別コートの進行をちょいちょい窺うことさえままならないじゃないか。アナウンスも入らないし。
[A1]準々決勝:慶應義塾大学3-1宇都宮大学(25-20 19-25 25-17 25-20)
慶應義塾:12上田 8丸谷 28黒田 6稲田 1柳田 3野口 L16野瀬
→宇都宮:1栗木 15秋山 8アハンガル 10勝本 3森崎 16尾高 L6関根
関東1部でないチームでゆいいつベスト8入りした宇都宮大学。
柳田と栗木,それぞれのビッグサーバーによるサーブ殴り合い対決が楽しい試合だった。主に隣コートを観ていたのでこちらの試合はほとんど追っていなかったが,横目でちらちら展開を窺い,彼らにサーブが回ってくると顔をAコートに向ける。
というか,タイムを取っているのを確認したらタイムアウトあけのサーバーが栗木というパターンが多かった。
たとえば第2セット。15-15か15-16あたりで栗木にサーブが回っていた。15-17で慶應がタイムを取るも栗木のサーブの威力は増すばかり。3連続サービスエース(の間に慶應2度目のTO)を含んで15-22まで続いた。セットの終わりは18-24から柳田のサービスエースで19-24とし,2本目をミスって19-25で宇大がセットを取った。
試合の最後は,柳田のサーブがレセプションを大きく崩し,宇大がボールを返せなかった。つまり,ほぼ柳田のサービスエースで締めた。
そんな試合。
[B1]準々決勝:明治大学1-3専修大学(33-35 15-25 25-21 19-25)
明治:12與崎 10野村 11原 19政井 4杉本 9小野寺 L14瀧野
→専修:6藤中 7高橋 1山本 13冨田*1 8小林 12川波 L22平原
有田の不在(ベンチにはいたしリリーフサーバでは出ていた)が大きかったか。野村はがんばっていたけれど,どうしても計算できる得点パターンは減っていた。與崎の替え時も,なあ。ライトからのクロスがことごとくサイドラインを割っていたが,ならば誰かと交代すれば済むのかというと,それも難しい。
瀧野のディグが冴えていて拾って繋いで拾って繋いで。1点を取るのがしんどい。でもそれは明治の戦い方ではあろう。
わたしがスパイクサーブ原理主義者(フローターのコントロールサーブでも良い。つまりサーブのプライオリティ高すぎ者)であり,折しも隣コートではがすがすスパイクサーブが飛び交っていたので,よけいに,この試合の分かれ目をサーブに置いてしまう。実際にはサーブ以外の要素もたくさんあったのだろうけれど。
専修は春の後半にちらっと出場していた冨田が本格的にコートに戻っていた。冨田のサーブがぐいぐい来ていた。それから藤中も。高橋も(両方使う選手だが)この試合ではスパイクサーブを積極的に使っており,明治はサーブで随分押されていた。リリーフサーバの熊倉の斜め上から来る回転するボールにも手こずっていた。
杉本は技巧派のスパイカーで悪球でもうまく打てる選手だけれど,杉本1人では勝てない。MBを使いづらい,與崎とはセットがあいづらい,野村も杉本に比べると確実性では劣る。
対する明治は,一発でエースを取って場の雰囲気を変えられるような攻め方ではなかった。コントロールサーブでレセプションを乱したりサービスエースを取ったりはしていたけれど(たとえば頼金が出てくるとほぼ確実にブレイクしていた),専修と比べるとやや弱かったのかなあ,と。杉本がスタンディングで打っていたのはどこか悪かったのかしら。
昨年度の東日本インカレも有田がいない中で専修と準々決勝で当たって勝って優勝したので,などと考えてはいたが,二匹目の泥鰌はいなかった(たとえがおかしいか)。
[A2]準々決勝:日本体育大学3-1早稲田大学(32-34 25-12 25-23 25-22)
→日体大:2田尻 19伊澤 31矢貫 13緒方 12橋本 24原 L23山本/15西村*2
早稲田:18喜入 6福山 2三宅 1専田 3濱松 13山口 L14後藤(→19土屋)
第2試合が始まる前に席を移動して両コートの真ん中あたりに陣取ったため,かえって同時進行ができなくなった。コート区切るための白い網も視界を塞ぐし。以上言い訳終了。